「児童文学」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Nymphea4210 (会話 | 投稿記録) m レーベルの追加 |
→レーベル: 項目追加 タグ: モバイル編集 モバイルアプリ編集 Androidアプリ編集 App section source |
||
(14人の利用者による、間の19版が非表示) | |||
1行目:
<!-- 2022.6「児童書」「児童書籍」がここに飛んでいるけど不正確なのでは?
{{pathnav|frame=1|児童書}}-->[[Image:Children reading The Grinch.jpg|thumb|155x155px|right|[[ドクター・スース]]の本<!--
[[Image:Aprettylittlepocketbook.jpg|thumb|200px|『[[小さなかわいいポケットブック]]』(1744)。男の子にはボール、女の子には針刺し付きで販売された]]
<!-- 日本の児童文学の画像を募集しています -->
5 ⟶ 6行目:
{{読み仮名|'''児童文学'''|じどうぶんがく}}は、0歳から10代、概ね12歳頃までの[[プレティーン]]の読み手や聞き手を対象にした[[文学]]作品およびジャンルであるが、[[ティーンエイジャー]]までを範疇に含む場合もある。[[イラストレーション]]が添えられている場合が多い。
この語は娯楽性に重きを置いている[[エンターテイメント]]作品群である[[ヤングアダルト]]小説([[ライトノベル]]や[[少女小説]]){{sfn|大橋|2014|p=18}}や[[漫画]]などの他のジャンルと区別する形で使われる場合もある。明確に子ども向けに作られた書物は17世紀までには既に存在していた。児童文学の研究のための職業団体、専門の出版物、大学の専攻課程なども存在する。<!--児童書の市場規模は大きくはないが、:億部単位のシリーズが多数あるので…-->国や世代を超えて読み
日本においては、子どもを対象としたフィクションの文学ジャンルについては、'''[[童話]]'''という用語が使われていることが多い。
== 児童文学の定義 ==
13 ⟶ 14行目:
=== 子どものために書かれた本 ===
おそらく、もっとも一般的な児童文学の定義は、意図的に[[児童]]([[子
子どもを主人公、または子ども社会とその文化をテーマとしつつ、子どもを必ずしも読者対象としていない作品もあるが、そうしたものはこの観点からは児童文学ではなく一般の[[文学]]と見なされる。
41 ⟶ 42行目:
ジャンルは技法、口調、内容、長さなどによって決定される。
ナンシー・アンダーソンは児童文学を6つの大きなカテゴリと、いくつかの重要なサブジャンルに分類している<ref name="Anderson">Anderson 2006</ref>――
# [[絵本]]。<!-- [[ボードブック]]、--><!-- [[五十音|あいうえお]] -->[[アルファベット]][[文字]]や[[数字]]を教える教本、{{訳語疑問点範囲|パターンブック|date=2010年3月|pattern books|cand_prefix=原文}}、文字のない本などを含む。
# 伝承[[文学]]。これには10の特徴がある<ref>Anderson 2006, pp. 84–85.</ref>――(1) 作者不明、(2) 紋切り型の出だしと終わり(「むかしむかしあるところに……」)、(3) 漠然とした設定、(4) ステレオタイプの人物、(5) [[擬人観]]、(6) 原因と結果、(7) 主人公のハッピーエンド、(8) 魔法が普通に受け入れられている、(9) 単純で直接的なプロットを持つ簡潔な話、(10) 行動と言葉のパターンの反復。伝承文学の大部分は[[民話]]からなっており、昔の人々の伝説、習慣、迷信、信仰などを伝えている。この大ジャンルはさらにサブジャンルに分けることができる――[[神話]]、[[寓話]]、[[バラッド]]、[[フォークソング|フォークミュージック]]、[[伝説]]、[[童話]]<ref>Anderson 2006, p. 89.</ref>。
# [[フィクション]]。[[ファンタジー]]と現実的なフィクション(現代的・歴史的の双方を含む)からなる。<!--このジャンルにはまた{{仮リンク|スクール・ストーリー|en|school story}}(学園もの)と呼ばれる全寮制の学校を舞台とする児童文学特有のジャンルも含まれる。:学園ものは日本にもありますが色々ズレてそうなのでコメントアウト-->
114 ⟶ 115行目:
<!--1800–1825-->
19世紀初頭に、ヤコブとウィルヘルムの[[グリム兄弟]]が『[[白雪姫]]』『[[ラプンツェル]]』『[[ヘンゼルとグレーテル]]』などのドイツの口承を記録し保存に努めた。[[E.T.A.ホフマン|E. T. A.ホフマン]]の物語『[[くるみ割り人形とねずみの王様]]』1816年にドイツの子供向け物語集に掲載されました。これは、児童文学に奇妙でグロテスクな要素を導入した最初の現代短編小説でした。
<!--1825–1850-->
209 ⟶ 210行目:
近年では児童文学研究の地位が高まりつつある。{{仮リンク|児童文学批評|en|children's literature criticism}}の分野での[[文芸評論]]分析が増加しているほか、{{仮リンク|児童文学協会|en|Children's Literature Association}}(ChLA)、{{仮リンク|児童書作家・画家協会|en|Society of Children's Book Writers and Illustrators}}(SCBWI)、[[国際児童図書評議会]](IBBY)、{{仮リンク|カナダ国際児童図書評議会|en|IBBY Canada}}などの児童文学の学術協会も数多く存在している。
[[国際児童図書評議会]](IBBY)が機関誌として1963年から発行する世界の児童文学誌[[『Bookbird』]]は、初の多言語版として2010年から邦訳[http://www.bookbird.jp/ 『ブックバード日本版』]がマイティブックから発売されている。
<!-- enwpにも記事がない以下のものは割愛
[[International Research Society for Children's Literature]]
218行目:
-->
児童文学における
=== 日本での研究・団体 ===
日本における児童文学の[[学問]]的研究は体系的に整備されているとは言い難いが、[[白百合女子大学]]・[[玉川大学]]・[[
児童文学など児童書関連が公開されている資料センターとして[[国際子ども図書館]](東京・上野公園内)と[[大阪府立国際児童文学館]]([[大阪府立中央図書館]]内)がある。国際子ども図書館は[[国立国会図書館]]の児童書関連を移管して2000年に開館した(全面開館は2002年)。大阪国際児童文学館は1984年に[[鳥越信]]
[[児童文学者]]の団体としては、1946年に児童文学者協会(後の[[日本児童文学者協会]])が設立され、1955年に[[日本児童文芸家協会]]が成立した。それぞれ機関誌として「日本児童文学」、「児童文芸」を刊行している。他に児童書のイラストレーターの団体として[[日本児童出版美術家連盟]](童美連)があり、この三者に[[日本書籍出版協会]]の児童書部門を含めた通称“四者懇”があり、児童書をめぐる著作権等の諸問題について協調して行動している。
249行目:
* [[岩崎書店]]
* [[偕成社]]
* [[Gakken|学研]]
* [[金の星社]]
* [[国土社]]
261行目:
* [[岩波少年文庫]]
* [[角川つばさ文庫]]
* カドカワ 銀のさじ
* [[青い鳥文庫]]
* [[講談社KK文庫]]
* [[YA!ENTERTAINMENT]]
* [[BOOK WITH YOU]]
* [[ジャンプ ジェイ ブックス]]
* [[集英社みらい文庫]]
* [[小学館ジュニア文庫]]
* [[双葉社ジュニア文庫]]
* [[PHPジュニアノベル]]
* [[実業之日本社ジュニア文庫]]
* [[フォア文庫]]
* [[ポプラカラフル文庫]]
* [[ポプラポケット文庫]]
* [[ポケット・ショコラ]]
* [[野いちごジュニア文庫]]
* [[マイクロマガジン社|かなで文庫]]
*[
== 脚注 ==
303 ⟶ 304行目:
*[[ミリオンセラーの児童文学一覧]]
*[[児童文学作家一覧]]
*[[日本の児童文学研究者の一覧]]
*[[こどもの文化]]
*[[漫画]] / [[学習漫画]]
*[[紙芝居]]
*[[童謡]] / [[童話]] / [[童画]]
*[[宮沢賢治]]
*[[ジュブナイル]] / [[ヤングアダルト]]
*[[ライトノベル]]
|