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歴代の打撃記録
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== 概要 ==
{{Main2|シーズン成績の詳細については[[トロント・ブルージェイズの年度別成績一覧|年度別成績一覧]]を}}
1977年の{{仮リンク|1977年メジャーリーグベースボール・エクスパンション|en|1977 Major League Baseball expansion|label=エクスパンション}}で創設された新興球団。低迷期とされるも強豪の[[ニューヨーク・ヤンキース]]、黄金期の[[ボルチモア・オリオールズ]]、上昇期の[[ミルウォーキー・ブルワーズ]]、古豪の[[ボストン・レッドソックス]]、[[クリーブランド・ガーディアンズ|クリーブランド・インディアンス]]、[[デトロイト・タイガース]]という当時の[[アメリカンリーグ東地区|東地区]]の他6球団を前に、創設当初のブルージェイズは6年連続最下位という洗礼を受ける。しかし、1982年に[[ボビー・コックス]]が監督に就任するした6年目の1982年は勝敗数・勝率がインディアンス並び(対インディアンス戦は6勝7敗で負け越し)、この頃には生え抜きの若手選手も台頭し始め、チームも徐々に上1983年は4、1984年は2位と上昇し、1985年進出する初の地区優勝を果たした
 
[[ファイル:Ace (7952158058).jpg|thumb|right|150px|alt=A mascot with a blue jay reminiscent head, and a human body.|ブルージェイズのマスコット(Ace)]]
1985年に初の地区優勝を果たし、22年までに6度の地区優勝を果たす。[[1992年のワールドシリーズ|1992年]]、[[1993年のワールドシリーズ|1993年]]には、2年連続のワールドチャンピオンに輝き、この頃には観客数も400万人(MLB史上初)を超えるなど、まさに黄金時代を迎えることとなる(2023年現在、リーグ拡張で誕生した球団としては唯一のワールドシリーズ連覇)。しかし、[[1994年から1995年のMLBストライキ|1994年のストライキ]]以降は勢いを失い、主力選手も次々と退団。優勝争いはおろか上位進出もままならず、20142015までの21年間わた22年ぶとなる6度目の地区優勝を果たすまで、東地区では最も長きに渡ってポストシーズンから遠ざかっているチームとなっていた。
 
2000年に現在の親会社である[[ロジャース・コミュニケーションズ]]がチームを買収。2004年には本拠地の[[スカイドーム]]を[[スポーツコ・インターナショナル]]から買収し、翌2005年2月、[[ロジャーズ・センター]]に改名。ロジャーズ・センターは世界初の開閉式屋根付き球場で、近くには[[CNタワー]]がそびえ立っており、屋根が開いている時には球場内からその威容を眺めることができる。
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{{Main|2021年のトロント・ブルージェイズ}}
[[2021年のトロント・ブルージェイズ|2021年]]はシーズン開幕前にアストロズからFAとなっていた[[ジョージ・スプリンガー]]、アスレチックスからFAとなっていた[[マーカス・セミエン]]を獲得した。1月27日にメッツとのトレードで[[スティーブン・マッツ]]を獲得した。一方で山口を[[DFA (MLB)|DFA]]とした後、放出している。本拠地問題は前年と同様にCOVID-19の影響でロジャーズ・センターの使用不許可とアメリカ合衆国との越境が認められない事で、フロリダ州ダニーデンに所在する{{仮リンク|TDボールパーク|en|TD Ballpark}}を本拠地として使用することとなった。4月30日に過去の性的に違法な調査が入ったため、[[ロベルト・アロマー]]がMLBの不適切リストに入り<ref>{{cite web|url=https://www.sportsnet.ca/mlb/article/mlb-puts-roberto-alomar-ineligible-list-reviewing-sexual-misconduct-allegation/|title=MLB, Blue Jays sever ties with Roberto Alomar after sexual misconduct investigation|work=SportsNet|language=en|author=Shi Davidi|date=April 30, 2021|accessdate=May 2, 2021}}</ref>、ロジャーズ・センターにあるアロマーのモニュメントも撤去された<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/mlb-puts-roberto-alomar-on-ineligible-list|title=MLB puts Roberto Alomar on Ineligible List|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=May 1, 2021|accessdate=May 2, 2021}}</ref>。5月5日に6月1日からの暫定本拠地が前年に使用したセーレン・フィールドになることが発表された<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/press-release/press-release-blue-jays-to-move-home-location-to-sahlen-field-beginning-june-1|title=Blue Jays to move home location to Sahlen Field beginning June 1|work=MLB.com|language=en|date=May 5, 2021|accessdate=May 6, 2021}}</ref>。6月1日に予定どおり同日から暫定本拠地をセーレン・フィールドとし、球場のアップグレードも行った<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/blue-jays-return-to-sahlen-field-for-2021|title=Blue Jays thrilled with Sahlen Field upgrades|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=June 2, 2021|accessdate=June 23, 2021}}</ref>。当日開催されたマーリンズ戦で106日ぶりにバッファローでの公式戦を開催した<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/blue-jays-return-to-sahlen-field-for-2021|title=Blue Jays thrilled with Sahlen Field upgrades|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=June 2, 2021|accessdate=June 23, 2021}}</ref>。後半戦が始まった7月16日にカナダ政府からの許可がおり、7月31日以降は本拠地のロジャース・センターで試合開催することを発表した<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/blue-jays-returning-to-toronto-on-july-30|title=Blue Jays returning to Toronto on July 30|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=July 16 2021|accessdate=July 17, 2021}}</ref>。同日に1巡目指名した[[ガナー・ホグランド (野球)|ガナー・ホグランド]]と契約を結んだ<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/gunnar-hoglund-blue-jays-agree-to-deal|title=Blue Jays sign 1st-rounder Gunnar Hoglund|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=July 16, 2021|accessdate=July 17, 2021}}</ref>。プレーオフ争いではレイズ・ヤンキース・レッドソックスの後塵を拝しポストシーズン出場は難しい状況であったが夏の移籍市場では買い手に回った。7月29日にアダムスとのトレードでナショナルズから[[ブラッド・ハンド]]を獲得した。7月30日にマーティン、[[シメオン・ウッズ・リチャードソン]]とトレードで[[ホセ・ベリオス]]をツインズから獲得した。7月31日に670日ぶりにカナダの本拠地トロントのロジャース・センターで公式戦を開催した<ref name="HOME" />。チームは9月にプレーオフ争いのライバルであるアスレチックスとヤンキースをスイープするなど8連勝を達成し一気にワイルドカード1番手に浮上した。その後もプレーオフ争いは激化し、レギュラーシーズン残り1試合となった時点で、アメリカンリーグのワイルドカードはヤンキースとレッドソックスを1ゲーム差でブルージェイズとマリナーズが追う展開となった。迎えた最終戦、ブルージェイズは勝利を収めたが、ヤンキース・レッドソックスも勝利したため2016年を上回る91勝をマークしながらポストシーズン進出を逃した。選手個人ではゲレーロ・ジュニアが48本、セミエンは45本の本塁打を放ち、ゲレーロ・ジュニアは本塁打王を獲得。さらにオールスターに選出された4名全員が100打点以上を挙げるなど、強力打線を形成した。投手ではレイが最優秀防御率・最多奪三振の2冠を獲得した。オフの11月7日にセミエンがチームとしては2017年のストローマン以来、チームの二塁手としては2005年のハドソン以来となるゴールドグラブ賞を受賞した<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/marcus-semien-wins-2021-al-gold-glove-award-at-second-base|title=Semien wins first career Gold Glove Award|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=November 8, 2021|accessdate=November 9, 2021}}</ref>。11月17日にレイが自身初、球団史上4人目となるサイ・ヤング賞を受賞した<ref>{{cite web|url=https://bbwaa.com/21-al-cy/|title=Blue Jays’ Robbie Ray wins AL Cy Young Award|work=BBWAA – Baseball Writers' Association of America|language=en|date=November 17, 2021|accessdate=November 17, 2021}}<br>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/news/robbie-ray-wins-2021-al-cy-young-award|title=Robbie Ray wins 2021 AL Cy Young Award|work=MLB.com|language=en|author=Keegan Matheson|date=November 17, 2021|accessdate=November 18, 2021}}</ref>。また、同日にはベリオスと7年契約で契約を延長した<ref>{{cite web|url=https://www.mlb.com/bluejays/press-release/release-blue-jays-sign-jose-berrios-11-18-21|title=Blue Jays sign José Berríos|work=MLB.com Press Release|language=en|date=November 17, 2021|accessdate=November 17, 2021}}</ref>。FAとなっていたマッツは11月29日に[[セントルイス・カージナルス|カージナルス]]と契約し、同日[[カービー・イエーツ|イェーツ]]がブレーブスと契約、さらにレイは11月30日にマリナーズと契約した。12月1日、[[サンフランシスコ・ジャイアンツ|ジャイアンツ]]からFAとなっていた[[ケビン・ゴーズマン]]と5年契約、アストロズFAの[[イーミ・ガルシア]]と2年契約をそれぞれ結んだ。12月には翌年3月まで続く[[ロックアウト]]が始まった。
 
{{Main|2022年のトロント・ブルージェイズ}}
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{{Main|2023年のトロント・ブルージェイズ}}
[[2023年のトロント・ブルージェイズ|2023年]]、1月に[[ブランドン・ベルト]]と1年契約を、[[ジェイ・ジャクソン]]とマイナー契約をそれぞれ交わした。その後、[[チャド・グリーン (投手)|チャド・グリーン]]とも契約を交わし、ビシェットとは新たに3年契約を交わした。この年行われた[[ワールド・ベースボール・クラシック|WBC]]にゲレーロ・ジュニア、ベリオス、ガルシアらが代表に選出された(ゲレーロ・ジュニアは出場辞退)。7月のオールスターゲームにはロマノ、ゴーズマン、ゲレーロ、メリフィールド、[[アレハンドロ・カーク]]の5選手が選ばれた。また、オールスターゲーム前夜に行われたホームランダービーではゲレーロ・ジュニアが優勝を果たした。トレード期限前にはカージナルスから[[ヘネシス・カブレラ]]、[[ジョーダン・ヒックス]]、[[ポール・デヨング]]をそれぞれ異なるトレードで獲得したが、デヨングは極度の不振に陥り、怪我で戦線離脱していたビシェットも復帰したため、僅か18日で[[DFA]]となった。8月4日、[[デービス・シュナイダー|デイビス・シュナイダー]]がメジャー初昇格した。シュナイダーはメジャー初打席で[[フェンウェイ・パーク|グリーンモンスター]]越えのホームランを放つと、昇格後の3試合で9安打2本塁打を記録した。これはMLBタイ記録であり、この記録の達成者は1901年のコーカー・トリプレット以来2人目である。8月12日、2015年の優勝などに貢献した[[ホセ・バティスタ (外野手)|ホセ・バティスタ]]がレベル・オブ・エクセレンスに新たに名を連ねた。この年も89勝73敗、地区3位で地区優勝を逃したが、ワイルドカードで2年連続のポストシーズン進出を果たした。ポストシーズンは1回戦でツインズに連敗し、敗退した。シーズン終了後の11月2日、チャップマン、ヒックス、柳賢振、ベルトの4人がFAに、11月5日にはメリフィールドが相互オプションを破棄してFAとなった。<ref name=":0">{{Cite web |title=Here are the 2023-24 free agents for every team |url=https://www.mlb.com/news/2023-24-mlb-free-agents-by-team |website=MLB.com |access-date=2024-07-15 |language=en}}</ref>同日、14年間に渡りチームの[[ベースコーチ|三塁ベースコーチ]]を務めたルイス・リベラの退任が発表された。代役として[[カルロス・フェブレス|カルロス・フェブリス]]が内野守備兼三塁ベースコーチに就任した。また、球団社長はGMのアトキンスと監督のシュナイダーの続投を発表し、その後、デマロ・ヘールを助監督として新たに招聘することを発表した。11月17日、[[アダム・シンバー]]がFAとなった。<ref name=":0" />12月28日にはキアマイアーと単年で再契約を結び、12月29日には[[アイザイア・カイナー=ファレファ]]を獲得した。
 
{{Main|2024年のトロント・ブルージェイズ}}
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* 23 [[青木宣親]](2017年)
* 1 [[山口俊]](2020年)
* 16 [[菊池雄星]](2022年 - 2024年
* 29 [[加藤豪将]](2022年)※{{USA}}との二重国籍
 
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* '''打席''':6018 [[カルロス・デルガド]](Carlos Delgado)
* '''打数''':5470 [[バーノン・ウェルズ (野球)|バーノン・ウェルズ]](Vernon Wells)
* '''得点''':889 [[カルロス・デルガド]](Carlos Delgado)
* '''打率'''<ref name=":0" group="注釈">2000打席以上</ref><ref group="注釈">1500打席以上では、[[ポール・モリター]]の.315が最高</ref>:.307 [[ロベルト・アロマー]](Roberto Alomar)
* '''安打''':1583 トニー・フェルナンデス(Tony Fernandez)
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==== 投手部門 ====
* '''登板試合''':452:505 [[デュアジェイソン・ウォフレイザ]](DuaneJason WardFrasor)
* '''投球回先発試合数''':2873:408 [[デーブ・スティーブ]](Dave Stieb)
* '''防御率(1000投球回以上)''':3:2873.420 [[ジミスティ]](JimmyDave KeyStieb)
* '''防御率'''<ref group="注釈">1000投球回以上</ref><ref group="注釈">500投球回以上では、[[トム・ヘンキー]]が2.48で最低。[[デーブ・スティーブ]]は3位。</ref>:3.418 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)<ref group="注釈">1000投球回以上の投手のうち通算防御率が3.423で球団第2位である[[ジミー・カーター|ジミー・キー]]は、「防御率3.42でデーブ・スティーブと同率」として表されることがある。</ref>
* '''勝利''':175 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)
* '''敗北''':140 [[ジム・クランシー]](Jim Clancy)
* '''奪三振''':1658 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)
* '''自責点''':1091 デーブ・スティーブ
* '''セーブ''':217 [[トム・ヘンキー]](Tom Henke)
* '''完投''':103 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)
※2014年シーズン終了時点。
* '''完封''':30 デーブ・スティーブ(Dave Stieb)
※2014※2023年シーズン終了時点。
 
=== シーズン記録 ===
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| [[イースタンリーグ (北米)|イースタンリーグ]] <br /> ''[[:en:Eastern League (U.S. baseball)|Eastern League]]''
| 2003年
| {{Flagicon|USA}}[[ニューハンプシャー州]][[マンチェスター (ニューハンプシャー州)|マンチェスター]] <br /> [[マーチャンツオートデルタドットコムデンタル・スタジアム]]
|-
| style="text-align:center" | '''High-A'''
312 ⟶ 317行目:
| [[フロリダ・コンプレックスリーグ]] <br /> ''[[:en:Florida Complex League|Florida Complex League]]''
| 2007年
| {{Flagicon|USA}}[[フロリダ州]][[ダニーデン (フロリダ州)|ダニーデン]] <br /> [[イングルビート・コンプレックス|エンゲルバート・コンプレックス]]
|-
| [[ドミニカン・サマーリーグ・ブルージェイズ]] <br /> ''[[:en:Dominican Summer Blue Jays|Dominican Summer League Blue Jays]]''
| [[ドミニカン・サマーリーグ]] <br /> ''[[:en:Dominican Summer League|Dominican Summer League]]''
| 1989年
| {{Flagicon|DOM}}[[ドミニカ共和国]]ボカチカ <br /> [[ボカチデミアベースボールシティコンロスペレッス]]
|}