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Hiroaky (会話 | 投稿記録)
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|駅名 = 御幸橋停留場
|画像 = Hiroden Miyuki-bashi Sta.02.jpg
|pxl = 300px300
|画像説明 = 停留場全景左側ホームが紙屋町方面
|地図 = {{Infobox mapframe|zoom=14|type=point|frame-width=300|type=point|marker=rail-light|coord={{coord|34|22|32.74|N|132|27|33.73|E}}}}
|よみがな = みゆきばし
|ローマ字 = Miyuki-bashi
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|起点駅 = [[紙屋町停留場|紙屋町]]
|所在地 = [[広島市]][[中区_(広島市)|中区]][[千田町 (広島市)|千田町]]三丁目
|座標 = {{coord|34|22|32.74|N|132|27|33.73|E|region:JP_type:railwaystation|display=inline,title}}
|緯度度 = 34|緯度分 = 22|緯度秒 = 32.74
|経度度 =132|経度分 = 27|経度秒 = 33.73
|地図国コード = JP
|座標右上表示 = Yes
|駅構造 = [[地上駅]]
|ホーム = 2面2線
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[[御幸橋 (広島市)|御幸橋]]の西詰に位置する御幸橋停留場は[[1912年]]([[大正]]元年)、宇品線の開業と同時に[[紙屋町停留場|紙屋町]]方面から来た路線の終点として開設された。当停留場から先、[[宇品]]地区へ向かう区間も次いで建設が企図されたが<ref name="HIRODEN10070_48">{{Cite book|和書|title=広島電鉄開業100年・創立70年史 |year=2012 |publisher=広島電鉄 |pages=48-49}}</ref>、そのためにはまず御幸橋が架かる[[京橋川]]を越えなければならなかった<ref name=osafune>[[#osafune|『広電が走る街 今昔』]]80-85頁</ref>。当時の御幸橋には軌道を敷設する余裕がなく、また新しく軌道専用橋を架けるにも川幅の広い京橋川を渡るためには長大な橋が必要であったため、ひとまず京橋川への架橋は後回しにしてまず御幸橋の東詰から宇品までの区間で路線が敷設された<ref name="HIRODEN10070_48"/><ref name=osafune/>。この区間は[[1915年]](大正4年)に開通し、当停留場と御幸橋東詰にある停留場([[皆実町六丁目停留場]]を参照)の間は御幸橋を介する徒歩連絡で結ばれた<ref name=osafune/><ref name=line>{{Cite book|和書|author=川島令三 |authorlink=川島令三 |title=山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線 |year=2012 |publisher=[[講談社]] |series=【図説】 日本の鉄道 |isbn=978-4-06-295157-9 |volume=第7巻 広島エリア |pages=11・80頁}}</ref>。
 
架橋を後回しにしてまで宇品までの路線建設を急いだのは、同年に[[紙屋町・八丁堀|紙屋町]]および[[宇品]]周辺で開催が予定されていた広島県物産共進会<ref>{{Cite web|和書|url=http://www.hiroden.co.jp/100th/history/index.html |title=電車開業の前後 広島電気軌道時代(明治42年~大正6年) |accessdate=2016-09-16 |work=広島電鉄 電車開業100周年記念サイト |publisher=広島電鉄}}</ref>までに開通を間に合わせたいという事情があったためで、実際に宇品<ref group="注釈">当時の終点であった宇品停留場は現在の[[広島港停留場|広島港(宇品)停留場]]の位置とは異なり、[[広島港#宇品中央地区|広島市営桟橋]]付近に存在した。[[海岸通停留場]]も参照。</ref>までの区間が開通したのも共進会の開会3日前のことであった<ref name="HIRODEN10070_48"/><ref name=osafune/>。懸案であった京橋川への架橋は4年後の[[1919年]](大正8年)に達成され、ここに至ってはじめて[[広島駅]]前から宇品までが電車で直接結ばれた<ref name=osafune/>。これは軌道専用橋によるものであったが、[[1931年]](昭和6年)には架け替えにより道路と軌道の併用橋になった2代目の御幸橋に取って代わられた<ref name=osafune/>。
 
[[太平洋戦争]]下の[[1944年]](昭和19年)になると御幸橋停留場は営業を休止する<ref name=osafune2>[[#osafune|『広電が走る街 今昔』]]150-157頁</ref>。そして[[1945年]](昭和20年)[[8月6日]]の[[広島市への原子爆弾投下|原爆投下]]により宇品線をはじめとして市内電車は全線が不通となった<ref name=osafune2/>。それでも宇品線は[[広電本社前停留場|電鉄前]]から[[元宇品口停留場|向宇品]]までの区間が同月18日には復旧、当停留場もこのとき営業を再開した<ref name=osafune2/>。なお御幸橋については被爆後も2代目の橋が使用されていたが、老朽化や橋上の交通量の増加の影響もあって[[1990年]]([[平成]]2年)に新しい橋へ架け替えられている<ref name=osafune/>。
 
=== 年表 ===
* [[1912年]]([[大正]]元年)[[11月23日]] - 開業<ref name="osafune2" />。
* [[1915年]](大正4年)[[4月3日]] - 宇品線の御幸橋東詰 - 宇品間開業<ref name="osafune2" />。御幸橋 - 御幸橋東詰間は[[御幸橋 (広島市)|御幸橋]]を介する徒歩連絡となる<ref name="osafune" />。
* [[1919年]](大正8年)[[5月25日]] - 御幸橋 - 御幸橋東詰間の[[京橋川]]に電車専用橋が完成<ref name="osafune2" />。宇品線全線で直通運転となる。
* [[1944年]]([[昭和]]19年)[[6月10日]] - 停留場の営業を休止<ref name="osafune2" />。
* [[1945年]](昭和20年)[[8月18日]] - 停留場の営業が復旧<ref name="HIRODEN8050_H78">『広島電鉄開業80創業50年史』1992年11月、本編78ページ。</ref>。
 
== 停留場構造 ==
宇品線はほぼすべての区間で道路上に軌道が敷かれた[[併用軌道]]であり、当停留場も道路上に[[プラットホーム|ホーム]]が置かれている。ホームは低床式で2面あり、2本の線路を挟み込むように向かい合って配置された[[プラットホーム#相対式ホーム|相対式ホーム]]である<ref name=line/><ref name=jijo>{{Cite book|和書|author=川島令三 |title=[[全国鉄道事情大研究]] |year=2009 |publisher=[[草思社]] |isbn=978-4-7942-1711-0 |volume=中国篇 2 |pages=103・109頁}}</ref>。路線の起点から見て左側に広島港方面へ向かう下りホームが、右側に紙屋町・[[広島電鉄本線|本線]]方面へ向かう上りホームがある<ref name=line/>。
 
ホーム長は3両・5両連接車に対応している。上りホームはホーム全長にわたって屋根が設けられているが、下りホームは1両単車の乗車口付近にしか屋根が設けられていない。
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|}
 
== 停留場周辺 ==
停留場は[[京橋川]]に架かる[[御幸橋 (広島市)|御幸橋]]の西詰にあり、付近はおおむね住宅街である。西側には中区の文化施設が集積している。停留場のある御幸橋西詰交差点は[[広島市道霞庚午線]]、[[広島県道243号広島港線]]、[[広島市道御幸橋三篠線]]が交差する交通量の多い場所である。
 
* [[修道中学校・修道高等学校]]
* 広島美容専門学校([[学校法人上野学園 (広島県)|学校法人上野学園]]系列)
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; 御幸橋 バス停(御幸橋西詰通り沿い 県病院前方面)
:* 12(広電バス) 県病院前・[[仁保 (広島市)|仁保沖町]]方面
 
== その他 ==
* [[トミーテック]]から発売している「[[鉄道むすめ]]」シリーズのキャラクター、「[[鉄道むすめの登場人物#miyuki|鷹野みゆき]]」の名字の由来となった駅(停留場)の1つである(広島電鉄宇品線の[[鷹野橋停留場|鷹野橋駅〈停留場〉]]もそれに該当する)<ref>{{Cite web|和書|url=https://tetsudou-musume.net/contents/chara/chara.php?cid=TM23 |title=TM23 鷹野みゆき |access-date=2024-08-25 |publisher=トミーテック |work=キャラクター紹介 |website=鉄道むすめ{{~}}鉄道制服コレクション{{~}} |archive-url=https://web.archive.org/web/20230331114253/https://tetsudou-musume.net/contents/chara/chara.php?cid=TM23 |archive-date=2023-03-31}}</ref>。
 
== 隣の停留場 ==
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: {{color|#0092d7|■}}宇品線
:: [[広電本社前停留場]] (U7) - '''御幸橋停留場 (U8)''' - [[皆実町六丁目停留場]] (U9)
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{reflist}}
{{Reflist|group="注釈"}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
 
== 参考文献 ==
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== 関連項目 ==
{{commonscat}}
* [[日本の鉄道駅一覧]]