「FreeBSD」の版間の差分
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{{出典の明記|date=2020年12月}} |
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[[en:FreeBSD]][[de:FreeBSD]][[es:FreeBSD]][[da:FreeBSD]][[pl:FreeBSD]] |
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{{Infobox OS |
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'''FreeBSD'''とは[[UNIX]]に似た[[オープンソース]]の[[オペレーティングシステム]]である。 |
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|name = FreeBSD |
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|logo = FreeBSD textlogo.svg |
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|screenshot = FreeBSD 13.1-RELEASE uefi boot screen.png |
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|caption = アイコンが表示されたFreeBSD 13.1の[[Unified Extensible Firmware Interface|UEFI]]版[[ブート#ブートローダ|ブートローダ]] |
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|developer = The FreeBSD Project |
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|family = [[Berkeley Software Distribution|BSD]] |
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|source_model = [[オープンソース]] |
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| frequently_updated = yes <!-- バージョンを更新するときはこのページを編集せず、番号部分をクリックしてその先のテンプレートで番号と日付を更新して下さい --> |
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|latest_test_version = |
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|latest_test_date = daily |
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|kernel_type = [[モノリシックカーネル]]<br/>(モジュールも使用) |
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|ui = |
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|license = [[BSDライセンス]] |
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|working_state = 開発中 |
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|supported_platforms = [[x64]], [[x86-32]], [[ARM64]], [[ARMアーキテクチャ|ARM]], [[RISC-V]], [[PowerPC]], [[PC-9800シリーズ|PC-98]], [[SPARC|SPARC64]], [[DEC Alpha|Alpha]], [[IA-64]], [[MIPSアーキテクチャ|MIPS]], [[Xbox (ゲーム機)|Xbox]], [[Wii]], [[Xen (仮想化ソフトウェア)|Xen]], [[Nintendo Switch]] |
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|updatemodel = |
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|package_manager = pkg, ports |
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|website = {{URL|https://www.freebsd.org/}} |
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|programmed_in=[[C言語|C]]、[[C++]]、[[Roff]]、[[シェルスクリプト|Shell]]、[[Assembly]]、[[Makefile]]}} |
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'''FreeBSD'''(フリービーエスディー)は、[[FLOSS|フリーでオープンソースの]][[Unix系]][[オペレーティングシステム]] (OS) である。[[Research Unix]]をベースにした[[Berkeley Software Distribution]]に由来しており、最初のバージョンは1993年にリリースされた。2005年には、FreeBSDは最も人気のある[[オープンソースソフトウェア|オープンソース]]のBSDオペレーティングシステムとなり、[[BSDライセンス|単純に寛容にライセンスされた]]BSDシステムのインストール数の4分の3以上を占めていた。 |
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そもそもの始まりは、William Jolitzによって開発された[[386BSD]]の「Unofficial 386BSD Patchkit」である。[[386BSD]]の開発の停滞によりパッチキットの量が膨大になってしまったため、[[386BSD]]のユーザらによって「[[386BSD]]の開発の手助けのため」パッチキットを適用させた状態の「クリーンナップ」スクリーンショットの製作プロジェクトが進められた。しかし、Jolitzがこのプロジェクトの受け入れを拒否したため、プロジェクトは路線変更を余儀なくされた。結局、パッチキットの最後の取りまとめ役であったNate Williams、Rod Grimes、そしてJordan K. Hubbardらは、自分達で新しいオペレーティングシステムの開発を行う事を決意し、David Greenmanによって考案された名前を採用した「FreeBSD」プロジェクトをスタートさせた。 |
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FreeBSDは[[Linux]]と似ているが、 範囲とライセンスに2つの大きな違いがある。すなわち、Linuxは[[カーネル]]と[[デバイスドライバ]]のみを提供し、システムソフトウェアを[[サードパーティー]]に頼っているのに対し、FreeBSDは[[カーネル]] 、 [[デバイスドライバ]] 、 [[ユーザー空間|ユーザーランド]]ユーティリティ、および[[ドキュメンテーション|ドキュメント]]といった完全なシステムを維持している。FreeBSDの[[ソースコード]]は通常、[[パーミッシブ・ライセンス|寛容な]][[BSDライセンス]]でリリースされており、Linuxで使われている[[コピーレフト]]の[[GNU General Public License|GPL]]とは対照的である。 |
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FreeBSDは[[4.3BSD Net/2]]をベースに開発が行われ、1993年12月には、最初のリリースであるFreeBSD 1.0が、そして、1994年5月にはFreeBSD 1.1がリリースされた。 |
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しかしこの後、当時[[UNIX]]のソースコードの権利をもっていたNovel社とカルフォルニア大学バークレイ校との訴訟に和解が成立し、[[4.3BSD Net/2]]に、[[UNIX]]のライセンスに抵触する部分があることが正式に認められたため、FreeBSDはそのまま開発を続けることが不可能となり、1994年7月にリリースされたFreeBSD 1.1.5.1を最後に[[4.3BSD Net/2]]をベースにした開発を停止した。 |
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FreeBSDプロジェクトには、ベースディストリビューションに含まれるすべてのソフトウェアを監督する[[コンピュータセキュリティ|セキュリティ]]チームが含まれている。広範囲のサードパーティー製[[アプリケーションソフトウェア|アプリケーション]]を追加するには、 pkg[[パッケージ管理システム]]やFreeBSD Portsを使ったり、ソースコードを[[コンパイラ|コンパイル]]したりしてインストールすることができる。 |
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参考:[[NetBSD]]、[[OpenBSD]]。 |
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系譜的にはUNIX本流ともいえるOSであり、過去には[[Hotmail]]などのサーバとして利用されていた実績を有するが、現在では多くがLinuxに置き換えられている。現在の利用状況に関しては、デスクトップOSのシェアは0.01%以下で計測不能であり<ref name="desktopOSshare">https://news.mynavi.jp/techplus/article/20200803-1197975/</ref>、サーバOSのシェアは0.2%程度と<ref name="serverOSshare">https://w3techs.com/technologies/details/os-bsd</ref>、泡沫ともいえる厳しい状況が続いている。一方で[[Netflix]]社のようにFreeBSDサーバを積極的に活用し<ref name="netflix-open-connect">{{Cite web|和書|title=Netflix Open Connect アプライアンス |url=https://openconnect.netflix.com/ja_jp/appliances/ |accessdate=2021-10-19}}</ref>、1台あたり400Gbpsという規模のコンテンツ配信を行っているところもある<ref name="netflix-400Gbps">{{cite web |title=Serving Netflix Video at 400Gb/s on FreBSD |first=Drew |last=Gallatin |url=https://people.freebsd.org/~gallatin/talks/euro2021.pdf |format=PDF |date=2021-09-19 |accessdate=2021-10-19}}</ref>。 |
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外部リンク |
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*オフィシャルページ http://www.freebsd.org/ |
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== 特徴 == |
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[[file:Daemon-phk.svg|thumb|right|かつてFreeBSDのロゴとして使用された「[[BSDデーモン]]」]] |
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FreeBSDの開発者達は、Webサイトにて安定していて高速・高性能でなおかつ安全、先進的な機能や多くのセキュリティ機能を提供していると語っていた。[[FreeBSD jail]]等の機能もレンタルサーバ等に適したシステムであるといえる。[[Linux]]と異なり[[カーネル]]とユーザランドを含めて一つのOSであり、そしてOS側に[[GNU General Public License|GPL]]のものを含まないようにしていることも特徴の一つである。そして、堅牢性の高いBSDカーネルの設計が最大の特徴として認知されている。 |
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;OSとしての特性 |
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:カーネルの高負荷耐性が高く、負荷が増大しても安定して動作する特徴がある。何千ものユーザーからの同時アクセスにもすばやく応答する<ref>[https://www.freebsd.org/about.html About FreeBSD]</ref>。 |
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;デスクトップ環境 |
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:初期状態でツールが一通り揃っているLinuxと違い、ガイダンスに沿って普通にインストールした状態では最小の構成に留められており、CUIからしか操作を行えない。デスクトップ環境を揃えるには[[X Window System]]や[[Lumina]]のほか日本語[[フォント]]や[[日本語入力システム|日本語入力環境]]などソフトウェアのインストールと設定の作業は必須である。GUI経由の設定よりも手作業で設定ファイルを直接書き換えて設定する事が多く、若干UNIX熟練者向きであるとされる。しかし、サーバ向けとして見た場合には、このシンプルなOSの構成は安定性に大きく寄与していると言える。 |
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;最適化 |
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:ソースコードからコンパイルし直すことで、OS全体を特定のCPUに対して最適化する事が可能で、最新のLinuxが動作しないパソコンでも最新版のFreeBSDを実用的な速度で動作させることが可能である。 |
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;旧世代ハードウェアのサポート |
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:ISAバスの拡張カード等、旧世代ハードウェアのドライバが豊富に含まれており、最新機種のみならず、数世代以上前のコンピュータでも動作させることが可能である。ただし、性能面での制約はより厳しいものとなる |
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;グラフィックスデバイスのサポート |
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:デスクトップ環境としてみた場合、2D限定あるいは3D機能の一部は[[X.Org Server]]のドライバが多くのビデオカードに対応しており、[[Lumina]]のほか[[Xfce]]、[[GNOME]]、[[KDE]]等のデスクトップ環境を使うことができる。フリーのドライバを使う限りでは多少の対応状況の違いはあるもののLinuxとほぼ同様の環境となる。[[NVIDIA]]のビデオカードであればメーカーのドライバがサポートされていて[[OpenGL]]で完全な3Dハードウェアアクセラレーションが動作する。 |
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;他のプラットフォームのエミュレーション |
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:カーネルレベルでのLinuxバイナリ互換機能(カーネル2.6.16相当)や、アプリケーションレベルでは[[Wine]]による[[Microsoft Windows|Windows]]互換環境等を用いてネイティブでないソフトウェアも使うことができる。 |
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== システム要件 == |
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以下は、[[X64|amd64]]アーキテクチャにおける要件である。 |
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=== 最小構成 === |
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* [[X64|amd64]]互換プロセッサ<ref name="名前なし-1">{{Cite web|和書|title=2.2. 最小ハードウェア要件|url=https://www.freebsd.org/doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/bsdinstall-hardware.html|website=www.freebsd.org|accessdate=2020-05-18}}</ref> |
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* 96MBの[[Random Access Memory|RAM]]<ref name="名前なし-1" /> |
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* 1.5GBの[[ハードディスクドライブ|ハードドライブ]]空き容量<ref name="名前なし-1" /> |
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* [[ネットワークカード]]<ref name="名前なし-1" /> |
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=== 推奨される構成 === |
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* [[Athlon 64|AMD Athlon 64]]、[[Opteron|AMD Opteron]]、マルチコアの[[Xeon|Intel Xeon]]および[[Intel Core 2]]以降のプロセッサ<ref name="名前なし-1"/> |
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* [[rEFInd]]をインストールするための[[EFIシステムパーティション]] |
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* デスクトップ環境をインストールする場合は2GB - 4GBのRAMが必要<ref name="名前なし-1" /> |
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* デスクトップ環境をインストールする場合は8GBのハードドライブ空き容量が必要<ref name="名前なし-1" /> |
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* 3Dアクセラレーション[[ビデオカード]] |
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* [[ネットワークカード]]<ref name="名前なし-1" /> |
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* [[サウンドカード]] |
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== 歴史 == |
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[[1991年]]、[[ウィリアム・ジョリッツ]]によって[[4.3BSD Net/2]]をベースとしたOS、'''[[386BSD]]'''が発表された。 |
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しかし公開後の開発が停滞したため、386BSDのユーザらは「Unofficial 386BSD Patchkit」を製作し、バグの対応などを行っていた。その後386BSDは、ほぼ1年にわたって放っておかれ、やがてパッチキットの量は膨大になってしまった。 |
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そこで、386BSDのユーザらは「386BSDの開発の手助けのため」、パッチキットを適用した状態の「クリーンナップ」スナップショットの製作プロジェクトを進めた。しかし、Jolitzがこのプロジェクトの受け入れを拒否したことにより、プロジェクトは路線変更を余儀なくされた。結局、パッチキットの最後の取りまとめ役であったNate Williams、Rod Grimes、[[ジョーダン・ハバード]]らは、自分達で新しいOSの開発を行う事を決意し、[[1993年]]にFreeBSDプロジェクトをスタートさせた。「FreeBSD」という名前はDavid Greenmanによって考案されたもので、386BSDの最初の単語 "Three" をもじって "Free" にした命名である。[[1993年]][[6月19日]]、ジョーダン・ハバード、Rod GrimesおよびDavid Greenmanは、FreeBSDの開発開始をアナウンスした。 |
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FreeBSDは'''4.3BSD Net/2'''をベースに開発が行われ、[[1993年]]12月には最初のリリースであるFreeBSD 1.0が、そして、[[1994年]]5月にはFreeBSD 1.1がリリースされた。 |
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1994年1月、当時[[UNIX]]のソースコードの権利をもっていた[[ノベル (企業)|ノベル]]と[[カリフォルニア大学バークレー校]]との[[Berkeley_Software_Distribution#Net/2と訴訟問題|長期に渡った訴訟]]の和解が成立し、4.3BSD Net/2にUNIXのライセンスに抵触する部分があることが正式に認められた。そのため、FreeBSDはそのまま開発を続けることが不可能となり、1994年7月にリリースされたFreeBSD 1.1.5.1を最後に4.3BSD Net/2をベースにした開発を停止した。 |
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FreeBSDプロジェクトは、UNIXのライセンスに抵触していないことが公式に宣言された[[4.4BSD-Lite]]を基にしてFreeBSDの開発を再開した。再開後の最初のリリースであるFreeBSD 2.0は[[1994年]][[11月]]に発表され、その後、FreeBSDは順調に発展を続けている。 |
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[[X Window System]]については、当初[[XFree86]]を標準として採用していたが、FreeBSD 5.3からは[[X.Org]]を標準とするように移行した。 |
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== パッケージ管理 == |
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FreeBSDの[[パッケージ管理システム]]は、ビルド済みパッケージをインストールするpackage, pkg(8)とソースをビルドするスタイルのportsがある。OS以外でpackageのインストールしたものは原則として「/usr/local」以下と「/var/db/pkg」以下に入る。つまりOS部分とほぼ分離されているので明示的な管理やバックアップもしやすいが |
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基本的にライブラリを共用する発想で構成されているのでWindows等でアプリごとにライブラリを用意することに慣れている人には使い辛いと感じることもある。7系から8系等、メジャーバージョンアップの際には使用ライブラリの互換性がなくなるが一部(usbを使うものなど)を除いて「compat7x」を入れることにより動作する。 |
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=== package === |
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packageはビルド済みのバイナリをシステムにインストールする仕組みでportsからインストールされたものも含めてバージョンやファイル構成が記録される。 |
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サーバは本家の他日本など各地にある。自分でもpackageを作る事が出来るので複数台同一環境のPCを管理している場合にも使うことができる。 |
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単独のpackageの個別インストールもできるが、「pkg_add -r」コマンドで上位にあるpackageを指定することにより依存packageもインストールされる。しかしpackageとPCの[[Perl]]等依存ツールやライブラリのバージョンが異なる場合、手動で修正が必要である等の問題があったり、RELEASE版では最新のpackageを取得するために環境変数「PACKAGESITE」を指定しなくてはいけない他、Web上の情報では「FreeBSDはビルドするのが当たり前」という風潮がかつては多かったため新規インストール以外にはあまり使われないように見受けられる。基本的にはports更新後一週間後程度にはstable版に最新のpackageがアップロードされているようだ。packageのバージョンアップ用のサポートツールとしてpkg_replace等がある。 |
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=== ports === |
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portsは半自動的にソースコードからpackageのビルド及びインストールを行う方法である。特殊なパッチを当てる当てないの選択肢ダイアログ等が表示される場合もあるが、基本的にはソースコードのダウンロードからコンパイル、package生成、packageインストールまでの一連の流れを自動的に行うことができる。 |
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ただ、実際にはシェルスクリプトだけのものやフォント、NVIDIA等メーカー品バイナリやJava等ビルド不要のものも多い。packageに比べると作業領域を明示的に指定できる長所がある。 |
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基本的には「/usr/ports」に置かれる。portsの最新情報への更新は「portsnap」というコマンドを用いる事で最小限の更新だけで済ませられる(あるいは同portsツリーにあるdevel/git<ref>https://www.freshports.org/devel/git</ref>ないしnet/gitup<ref>https://www.freshports.org/net/gitup</ref>を用いてportsツリーを更新することも可能)。portsに登録されているソフトウェアが新バージョンへ更新した時に一時的にビルドできなくなるなどの問題が発生することもあるので、Perl等の重要なportsの更新時には1週間程度様子を見る必要がある。 |
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portsに登録されているソフトウェアは2022年1月14日の時点で46,811種<ref>https://www.freshports.org/categories.php 右下のStatistics</ref>が登録されており日々増加している。そのメンテナンス状況はメンテナと呼ばれる管理者の能力や意欲に左右される面がある。そのため、常時メンテナンスされて高い品質を維持しているportsも多いが、逆にソースファイルのサイトが閉じていたり、ビルドできなかったりあるいは古いバージョンのまま放置されていたりするものがあるという問題点も指摘されている。 |
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日本人メンテナの活動により、日本語環境に関するportsは他言語に比べ比較的良く整備されており、特に日本語版[[LaTeX]]は完全な環境が容易かつ安定してインストールできることは特徴的である。 |
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無駄なportsを増やさないために「/etc/portsnap.conf」で使わないカテゴリを指定できるがあくまでディレクトリ単位でのカテゴリ指定しかできない。安直にメタポートと呼ばれるものをビルドしようとすると依存するものを全てビルドしてしまうのでファイル構成を把握したらベーシックなライブラリから更新するとストレージ使用効率が良い。 |
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portsからインストールしたものは、たとえpackage生成を行わないように指定したとしても、packageからインストールしたものと同等に扱われる。サポートツールとしてpkg_replaceの他portmasterとruby依存のportupgrade等が使われる。pkg_addに起因するportの依存記述には問題がありしばしインストールの妨げになることがある。 |
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=== pkg === |
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pkg(8)は、FreeBSD用の次世代のパッケージ管理システム pkgng として開発されてきたものである。従来のバイナリベースパッケージ管理システムである package よりも、手軽なバイナリアップデート、リモートパッケージ検索、依存関係の管理等の機能が強化されている。pkgは、これまでのものとはパッケージのデータベースの管理方法が異なるため現時点ではFreeBSD 9.x までのバージョンでは、pkg(8)の使用がデフォルト設定にはなっておらず、手動で pkg 管理システムに移行しなければならない。FreeBSD 10.0Rからデフォルトのパッケージ管理システムとして採用されている。 |
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== OSのバージョン == |
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FreeBSDでは安定版である'''FreeBSD-RELEASE'''の他'''FreeBSD-CURRENT'''と'''FreeBSD-STABLE'''の2つの開発ブランチが存在する。 |
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CURRENTはまさに最新のFreeBSDのバージョンの開発ブランチで、作業進行中のソースがならび、開発途上のソフトウェアや過渡的な機能などが含まれている。しかし、これがリリース版に採用されるとは限らない。 |
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STABLEは主に開発が終わったCURRENT開発ブランチに対して、分枝されてリリース版(安定版)を作成する開発ブランチである。こちらに移ってからは全ての修正はこの開発ブランチで行われる。1つのバージョン系列の開発が終わるとこのブランチからも外れ、以後一定期間は必要に応じてセキュリティアップデート等の修正が行われる。修正はパッチをあてることで行われ、'''8.1-RELEASE-p2'''などと最後尾に修正が行われた回数(pはpatch levelのこと)が示される。 |
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いったんSTABLEとして扱われると、1つ上の開発バージョンがCURRENTとして扱われることになる。例外として、FreeBSD 5系では多くの改善や機能追加が行われたために、5.0 - 5.2の間はリリース版が出ているのにもかかわらずSTABLEとして扱われない状態が続いていたが、6.0がリリースされてからは元の体制に戻った。 |
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=== バージョン管理 === |
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FreeBSDのRELEASE版及びSTABLE版、CURRENT版は、[[Git]]<ref>https://git-scm.com/</ref>を使ってソースコードレベルでOSのバージョン管理を行う。 |
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ソースコードの管理は、当初は[[Concurrent Versions System]]が採用され、更新にはかつては「csup」というコマンドが用いられたが(csupは[[CVSup]]の主要な機能を[[C言語]]で再実装したものである。これは、CVSupがプログラム言語として一般的でない[[Modula-3]]で実装されており、これが理由でcsupはベースシステムに含まれるがCVSupはportsから導入する)、cvsupによる配布は2013年2月一杯で終了した。以降2020年12月までは[[Apache Subversion]]が用いられていたが、現在<ref>2022年1月15日時点</ref>ではGitへ移行している<ref>https://www.freebsd.org/ja/developers/cvs/</ref>。 |
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<code>/usr/src</code>以下に展開されたソースコードをmakeすることにより、メジャーバージョンの更新も含めてOS全体のバージョンアップができる。 |
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バイナリで配布されたRELEASE版に対しては「freebsd-update」というコマンドが用いられ定期的なセキュリティパッチ等のバージョンアップができる。GENERICカーネルであればカーネルのアップデートも可能である。通常はセキュリティパッチが入るとカーネルの名称に「p2」等とバージョンがつくがカーネル以外だけの更新の場合カーネル名称は変わらない。 |
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=== セキュリティ対応と保証期間 === |
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FreeBSDのSTABLE版及びRELEASE版については、リリース後一定期間、セキュリティに関する問題が発生した場合に必要なアドバイザリ及びアップデートがリリースされる保証期間が設けられる。保証期間については以下の3つの区分が存在する<ref>[http://security.freebsd.org/#sup Supported FreeBSD Releases] - FreeBSD Security Information</ref>。CURRENT版は開発版の扱いのため、セキュリティアップデートやアドバイザリは提供されない。 |
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;Early Adopter |
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:CURRENT版から分岐した最初のRELEASE版に適用されるもの。ただし2012年現在適用例はない。保証期間はリリース後6ヶ月。 |
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;Normal |
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:通常のRELEASE版でSTABLE版から分岐したものに適用されるもの。保証期間はリリース後1年。 |
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;Extended |
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:原則として、メジャーバージョンに対して2番目以降のRELEASE版及びそれに対応するSTABLE版に適用されるもの。保証期間はリリース後2年。 |
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ただし実際には、各RELEASE版に対しNormal及びExtendedのどちらを選択するか、その時点でのRELEASE版のコード品質等を考慮して個別に定められることが多く、時には「古いRELEASEの方が新しいRELEASEよりも保証期間が長い」という逆転現象が起こることがある。例:8.1-RELEASEの保証期間が2012年7月末までなのに対し、8.2-RELEASEの保証期間は2012年2月末まで。過去には7.1-RELEASEと7.2-RELEASEの間でも同様の逆転現象が発生した。ただし8.2-RELEASEの保守終了予定日は8.1-RELEASE同様2012年7月末まで延長されている。このため、特にサーバ等で長期に運用する予定の機器では、保証期間の終了時期を踏まえたバージョン選択を行う必要がある。 |
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=== 最新のバージョン === |
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現在、セキュリティアップデートなどがサポートされている安定リリース版、及び開発ブランチは以下の通りである。 |
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* '''RELEASE'''(リリース版): |
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** '''FreeBSD 14.1-RELEASE'''(2024年6月4日)<ref>https://www.freebsd.org/releases/14.1R/announce/ FreeBSD 14.0-RELEASE Announcement</ref> |
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** '''FreeBSD 13.3-RELEASE'''(2024年3月5日)<ref>https://www.freebsd.org/releases/13.3R/announce/ FreeBSD 13.2-RELEASE Announcement</ref> |
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=== バージョンごとの特徴 === |
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====FreeBSD 1==== |
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「1.0-RELEASE」は、4.3BSD Net/2を基にして1993年11月に開発された。 |
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4.3BSD Net/2にUNIXのライセンスに抵触する部分があるとして、1994年7月5日にリリースされた「1.1.5.1-RELEASE」を最後に4.3BSD Net/2を基にした開発を停止。 |
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====FreeBSD 2==== |
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「2.0-RELEASE」はUNIXのライセンスに抵触していないことが公式に宣言された4.4BSD-Liteを基にして1994年11月22日に発表された。バージョン2の最終版の「2.2.8-RELEASE」は1998年11月29日に発表された。 |
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「2.0-RELEASE」は、AT&T由来のUNIXソースコードの著作権者ノベルの法的請求権から(将来に渡って)公的に解放された最初のFreeBSDのバージョンである<ref>[[Berkeley Software Distribution#4.4BSDと派生]]</ref>。インターネットサーバ拡大期の始まりにおいて、広く使われた最初のバージョンでもある。 |
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====FreeBSD 3==== |
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「3.0-RELEASE」は1998年10月16日に発表された。バージョン3の最終版の「3.5-RELEASE」は2000年6月24日に発表された。 |
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「3.0-RELEASE」は'''[[ジャイアントロック]]'''を用いて[[対称型マルチプロセッシング|SMP]]システムをサポートできる最初のブランチである。「3.1-RELEASE」からは'''[[ユニバーサル・シリアル・バス|USB]]'''をサポートし、「3.2-RELEASE」から'''[[ギガビット・イーサネット]][[ネットワークカード|カード]]'''をサポートした。 |
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====FreeBSD 4==== |
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「4.0-RELEASE」は2000年3月13日に発表された。2005年1月25日に出た最終版の「4.11-RELEASE」は2007年1月31日までサポートされていた<ref>{{cite web|url=http://lists.FreeBSD.org/pipermail/freebsd-security/2006-October/004111.html |title=FreeBSD 4.x EoL announcement |publisher=lists.FreeBSD.org |date= |accessdate=2012-12-29}}</ref>。 |
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バージョン4は、その安定性を賞賛され、最初の[[インターネット・バブル]]の時期に[[インターネットサービスプロバイダ|プロバイダ]]と[[ホスティングサーバ]]から好まれたオペレーティングシステムであり、[[Unix系]]では最も安定した高いパフォーマンスのオペレーティングシステムの一つと広く見なされている<ref>[[:en:FreeBSD#Version history|英語版:「FreeBSD」]]の記事の記述より</ref>。バージョン4の新機能では、「4.1-RELEASE」より、後に[[NetBSD]]や[[OpenBSD]]のシステムの一部となる'''kqueue(2)'''のシステムコールを導入した<ref>[http://x68000.q-e-d.net/~68user/net/c-kqueue-1.html *BSD で kqueue・kevent を使ってみよう - X68000.qed.net]</ref>。 |
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====FreeBSD 5==== |
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「5.0-RELEASE」は2003年1月14日にCURRENT(最新開発版)として発表された。バージョン5の最初の安定版のリリースは、2004年9月6日に発表された「5.3-RELEASE」である。「5.05-RELEASE」 - 「5.2.1-RELEASE」は「5-CURRENT」として一般ユーザの利用は勧められていなかった<ref>[http://slashdot.jp/story/04/11/07/1110203/FreeBSD-5.3-RELEASE-%E5%85%AC%E9%96%8B FreeBSD 5.3-RELEASE 公開 | スラッシュドット・ジャパン]</ref>。バージョン5の最終安定版は2006年5月25日に出た「5.5-RELEASE」であった。 |
|||
バージョン5の最初のブランチとして登場した「5.0-RELEASE」は、先進的な[[マルチプロセッシング|マルチプロセッサ]]と[[アプリケーションソフトウェア|アプリケーション]][[スレッド (コンピュータ)|スレッディング]]、'''[[UltraSPARC T1|UltraSPARC]]と[[IA-64]]のプラットフォーム対応'''等のサポートといった注目度の高い機能を手広く先取りしていた。 |
|||
;カーネルロック機構の変更 |
|||
:バージョン5の最大の[[コンピュータ・アーキテクチャ|アーキテクチャ]]に関する開発は、[[対称型マルチプロセッシング|SMP]]を改善させる為に低レベルのカーネル[[ロック (情報工学)#スレッドにおけるロック|ロック]]機構を大きく変更させた点であった。これによって、[[ジャイアントロック]]からカーネルの大部分のリソースが開放された。複数のプロセスを同時にカーネルモードで実行できるようになった。 |
|||
;KSE |
|||
:'''KSE'''(カーネルスケジュールエンティティ、''"Kernel Scheduled Entities"'')は、1 個のプロセスが複数のカーネルレベルスレッドを持てるようにするための機構である<ref>[http://www.freebsd.org/ja/releases/5.0R/early-adopter.html FreeBSD 5.0-RELEASE 初期利用者のための手引き]</ref>。原理的にKSEと同様に"M:N" モデルを用いる、[[NetBSD]]に実装された[[Scheduler activations]]に似ている。KSEは「5.3-RELEASE」から安定版の実装が始まり、「7.0-RELEASE」で1個のカーネルスレッドを1個のユーザーランドスレッドが占有して利用する1:1スレッドの実装に置き換えられるまでFreeBSDのデフォルトのスレッド機構だった。 |
|||
;GEOM |
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:Poul-Henning Kampの貢献によって作られた、ディスク[[入出力#オペレーティングシステムでの入出力|I/O]]要求を変換する[[モジュール#ソフトウェア|モジュール型]]フレームワークである[[GEOM]] を実装することで、I/O層の[[ブロック (データ)|ブロック]](記録単位)<ref name="GEOM_UFS_ZFS">{{Cite web|和書|url=http://people.allbsd.org/~hrs/FreeBSD/sato-FBSD20120720.pdf |title=ストレージの管理: GEOM, UFS, ZFS - allbsd.org|accessdate=2014-03-03 }}</ref>をかなり変更できる。GEOMは、[[ミラーリング]] (gmirror) <ref>[http://www.is.akita-u.ac.jp/pukiwiki/?FreeBSD%2FGEOM FreeBSD/GEOM - 情報科学研究室 - 秋田大学]</ref>と[[暗号|暗号化]] (GBDEとGELI) <ref>[http://www.freebsd.org/doc/ja/books/handbook/disks-encrypting.html 16.13. ディスクパーティションの暗号化]</ref>などの機能の多くを簡単に作成可能とする。このGEOMの開発は[[国防高等研究計画局|DARPA]]による支援を受けて作成されている。 |
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====FreeBSD 6==== |
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「6.0-RELEASE」は2005年11月4日にリリースされた。バージョン6の最終版の「6.4-RELEASE」は2008年11月11日にリリースされた。これらのバージョンは、SMPと先進的な[[IEEE 802.11]]の機能性の更なる開発の他に下記のようなものがある。 |
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;スレッド最適化 |
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:'''[[仮想ファイルシステム|VFS]]'''の'''マルチプロセッサセーフ (MPSAFE)''' が有効となり、ジャイアントロックが最小限まで減らされた<ref>[https://web.archive.org/web/20130906231854/http://news.mynavi.jp/articles/2005/11/07/freebsd/index.html システム旅譚 - FreeBSD 6.0-RELEASEの新機能と変更点を見る]</ref>。 |
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;著しいネットワーク[[スタック]]のパフォーマンス強化 |
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:libthrライブラリのlibc_rのデフォルトスタックサイズ が増やされ、パフォーマンス性を高めた。32ビットプラットフォームでは、メインスレッドはデフォルトで2MBのスタックを受け取り他のスレッドではデフォルトで1MBのスタックを受け取る(64ビットプラットフォームでのデフォルトスタックサイズ は、それぞれ4MBと2MBとなる)。 |
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;OpenBSM |
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:TrustedBSD<ref>[http://www.lavender.org/~mouri/pukiwiki/index.php?TrustedBSD TrustedBSD - Lavender PukiWiki]</ref>プロジェクトによって作成され[[BSDライセンス]]の下でリリースされたセキュリティイベントの監査用の'''OpenBSM'''<ref>[http://www.trustedbsd.org/openbsm.html OpenBSM: Open Source Basic Security Module (BSM) Audit Implementation]</ref>と呼ばれる基本セキュリティモジュール (BSM) 監査<ref>[http://docs.oracle.com/cd/E19227-01/821-0424/enablingusingbsmauditing/index.html Next: BSM 監査の有効化と使用 - Oracle Documentation]OracleによるSolaris OSでのBSM監査の説明でFreeBSDではないが、用語の解説はちゃんとされています。</ref>の実装をした。これは[[Apple]]の[[オープンソースソフトウェア|オープンソース]]の[[Darwin (オペレーティングシステム)|Darwin]]に見出したBSM実装に基づいたものである。 |
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その他、[[プリエンプション#ユーザーモードとカーネルモード|プリエンプティブカーネル]](タスクの置き換え)とハードウェアパフォーマンス測定ドライバ (HWPMC) <ref>[http://www.gulf.or.jp/~too/freebsd/6.0/relnotes-60j.html FreeBSD/pc98 6.0-RELEASE リリースノート]</ref>のサポート等が挙げられる。 |
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====FreeBSD 7==== |
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「7.0-RELEASE」は2008年2月27日にリリースされた。バージョン7の最終版の「7.4-RELEASE」は2011年2月24日にリリースされた。 |
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新機能は下記の通り多彩に渡る。 |
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* [[Stream Control Transmission Protocol|SCTP]] |
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* [[Unix File System|UFS]]の[[ジャーナリングファイルシステム|ジャーナリング]] |
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* [[サン・マイクロシステムズ]]の'''[[ZFS]]'''[[ファイルシステム]]の実験的な移植 |
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* [[ARMアーキテクチャ]]への改良されたサポート |
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* jemalloc、[[Mozilla Firefox|Firefox3]]に移植された[[並列計算]]<ref>{{cite web |title=A Scalable Concurrent malloc(3) Implementation for FreeBSD |first=Jason |last=Evans |url=http://people.FreeBSD.org/~jasone/jemalloc/bsdcan2006/jemalloc.pdf |format=PDF |date=16 April 2006 |accessdate=2008-02-13}}</ref>に最適化された[[malloc]]<ref>[http://www.mew.org/~kazu/material/2008-malloc.pdf jemallocとかLD_PRELOADについて調べてみた - As a Futurist...]</ref> |
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* ネットワーク関連やオーディオの最適化や[[対称型マルチプロセッシング|SMP]]のパフォーマンス改善<ref>{{cite web|url=http://www.onlamp.com/pub/a/bsd/2008/02/26/whats-new-in-freebsd-70.html?page=1|title=What's New in FreeBSD 7.0|first=Federico|last=Biancuzzi|date=26 February 2008|accessdate=2008-02-26|publisher=onlamp.com}}</ref> |
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* [[GNUコンパイラコレクション|GCC]]4.2.1、X.Org 7.3、KDE 3.5.8、GNOME2.20.2、BIND9.4.2。 |
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ベンチマークは、[[Linux]]だけでなくFreeBSDの以前のバージョンに比べても著しい速度の向上を示している<ref>{{cite web|url=http://people.FreeBSD.org/~kris/scaling/7.0%20Preview.pdf|title=Introducing FreeBSD 7.0|publisher=FreeBSD.org|accessdate=2009-01-31}}</ref>。 |
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;ULEスケジューラ |
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:「5.1-RELEASE」から実験的に実装されてきた'''ULEスケジューラ'''は、「7.0-RELEASE」の新版でカーネルの構築時にスケジューラを調整できるようになるなど大きく改良されていたが、依然「4BSDスケジューラ」と呼ばれる従来のスケジューラが標準で実装されていた<ref name="ULE_scheduler ">{{Cite web|和書|url=https://web.archive.org/web/20150923033509/http://news.mynavi.jp/articles/2005/01/01/ule/ |title=カーネル旅譚 - FreeBSDの新スケジューラ「ULE」|publisher=mynavi.jp|accessdate=2014-03-03}}</ref>。「7.1-RELEASE」では、AMD64/i386版で、標準でULEスケジューラが採用された<ref name="freebsd7.1_DTrace">{{Cite web|和書|url=http://www.atmarkit.co.jp/news/200901/05/freebsd.html/ |title=DTraceもサポート、FreeBSD 7.1が公開 - @IT|publisher=atmarkit.co.jp|accessdate=2014-03-03}}</ref>。 |
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;システム情報取得機能「DTrace」 |
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:「7.1-RELEASE」より'''[[DTrace]]'''が実装されてシステムのダイナミックな監視やトラブルシューティングが可能になった<ref name="freebsd7.1_DTrace" />。「プローブ (probe)」と呼ばれるデータ観測ポイントに、dtraceコマンドを含む「DTraceコンシューマ」という情報所得するプログラムを使って情報を取得する。dtraceコマンドは「D」と呼ばれる[[C言語]]に似たスクリプト言語で記述することによって実行ができる。これにより、プローブからのデータを取り出したり集計することができる<ref name="DTrace_Solaris ">{{Cite web|和書|url=https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0504/22/news030.html |title=カーネル挙動を追尾する「DTrace」の実力|publisher=itmedia.co.jp|accessdate=2014-03-05}}</ref>。 |
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;jailによる仮想環境構築 |
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:「7.2-RELEASE」では、'''[[FreeBSD jail|jail]]'''というOSレベルでの[[仮想化]]機構が実装された。1つのJail仮想環境に対して複数のIPv4/v6アドレスを割り当てたり、IPアドレスを割り当てないで運用したりすることが可能になった<ref name="freebsd7.2_jail">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20090508-freebsd72/ |title=FreeBSD 7.2の新機能 - Superpage、マルチIP対応Jail仮想環境、ほか|publisher=mynavi.jp|accessdate=2014-03-03}}</ref>。 |
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「4.0-RELEASE」より対応していた[[DEC Alpha]]アーキテクチャへの対応は、「7.0-RELEASE」より中止となった<ref name=alpha-7.0>{{cite web|url=http://www.FreeBSD.org/releases/7.0R/relnotes.html|title=FreeBSD 7.0-RELEASE Release Notes|publisher=FreeBSD.org|accessdate=2009-05-03}}</ref>。 |
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====FreeBSD 8==== |
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「8.0-RELEASE」は2009年11月25日にリリースされた<ref name="8release">{{cite web|url=http://www.FreeBSD.org/releases/8.0R/pressrelease.html/ |title=FreeBSD Project Announces Release of FreeBSD Version 8.0|publisher=The FreeBSD Project|date=25 November 2009|accessdate=2009-11-27}}</ref>。2009年8月にトランクからバージョン8は[[ブランチ (ソフトウェア)|ブランチ]]した。バージョン8の最新版は「8.4-RELEASE」で2013年6月7日にリリースされた<ref name="84release">{{cite web|url=http://www.FreeBSD.org/releases/8.4R/announce.html/ |title=FreeBSD 8.4-RELEASE Announcement|publisher=The FreeBSD Project|date=7 June 2013|accessdate=2013-06-07}}</ref>。 |
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主な機能は、SuperPages対応、'''[[Xen (仮想化ソフトウェア)|Xen]]'''の「ドメインU (domU)」への対応、ネットワークスタックの仮想化、スタックスマッシュプロテクション、新しいTTYレイヤへの置き換え、大幅に更新され、改善されたZFSへの対応、「8.2-RELEASE」で追加された'''USB3.0'''とそのホストコントローラの規格である[[ユニバーサル・シリアル・バス#ホストコントローラの種類|xHCI]]への対応、[[Internet Group Management Protocol|IGMP]]v3を含む[[マルチキャスト]]のアップデート、(「8.2-RELEASE」で追加された)[[インテル]][[CPU]]対応の[[Network File System#NFS version 4|NFSv4]]と[[AES-NI|AES]]の[[ハードウェアアクセラレーション|アクセラレータ]]を導入している[[Network File System|NFS]]の[[クライアントサーバモデル|クライアント・サーバ]]の書き換えである。 |
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改良されたデバイスのmmap()の拡張機能によって、x86-64プラットフォーム用の64ビット[[NVIDIA]]ディスプレイドライバが実装可能となった。プラグイン対応の[[輻輳制御]]フレームワークと、Linuxの[[エミュレータ (コンピュータ)|エミュレーション]]下で実行されるアプリケーションのシステム情報を取得するDTraceを使用可能とする機能は「8.3-RELEASE」で追加された。 |
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====FreeBSD 9==== |
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「9.0-RELEASE」は2012年1月12日にリリースされた<ref name="9release">{{Cite web|和書|url=http://www.freebsd.org/ja/releases/9.0R/announce.html|title=FreeBSD 9.0-RELEASE アナウンス|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2014-03-04}}</ref>。「9.1-RELEASE」は2012年12月31日にリリースされた<ref>http://www.freebsd.org/releases/9.1R/schedule.html</ref>。「9.2-RELEASE」は2013年9月30日にリリースされた<ref>http://www.freebsd.org/releases/9.2R/schedule.html</ref>。「9.3-RELEASE」は2014年7月16日にリリースされた<ref>http://www.freebsd.org/releases/9.3R/schedule.html</ref>。 |
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リリースの主な機能は、新しいインストーラ bsdinstall(8) の追加、[[Unix File System|UFS]]のFFS (Fast Filesystem) がsoftupdatesジャーナリングに対応、ZFSがバージョン28に更新、ユーザレベルDTraceの導入、NFSサブシステムが、NFSv3およびNFSv2に加えてNFSv4に対応した新しい実装に更新、ファイル保護機能Capsicumをカーネルでサポート<ref>[http://opensource.slashdot.jp/story/12/01/13/0157258/FreeBSD-9.0-RELEASE-%E7%99%BB%E5%A0%B4 FreeBSD 9.0-RELEASE 登場 | スラッシュドット・ジャパン オープンソース]</ref>、FreeBSD/powerpcで[[PlayStation 3]]をサポートなどである。 |
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カーネルとベースシステムは'''[[Clang]]'''を使用して構築することができるようになったが、「9.0-RELEASE」はまだデフォルトで[[GNUコンパイラコレクション|GCC]]4.2を使用している。 |
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;Orbis OS |
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:'''[[PlayStation 4]]'''の[[ゲーム機]]用OSとして、「9.0-RELEASE」から[[ソニー・コンピュータエンタテインメント|SCE]]が[[フォーク (ソフトウェア開発)|フォーク]]した「'''Orbis OS'''」と呼ばれるFreeBSD派生OSが使用されている<ref name="PS4_Orbis_OS">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20130625-a037/ |title=Playstation 4のOSはFreeBSD 9.0ベース|publisher=mynavi.jp|accessdate=2014-03-04}}</ref><ref>{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20131122-a306/ |title=PlayStation 4はFreeBSDカーネルで動作|publisher=[[マイナビニュース]] |accessdate=2014-03-04 |author=後藤大地}}</ref>。 |
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====FreeBSD 10==== |
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「10.0-RELEASE」は2014年1月20日にリリースされた<ref name="10.0R">{{cite web |url=http://lists.freebsd.org/pipermail/freebsd-announce/2014-January/001532.html |title=FreeBSD 10.0-RELEASE now available|last=Barber |first=Glen |date=20 January 2014 |work= |publisher=FreeBSD mailing list |accessdate=8 February 2014}}</ref>。「10.1-RELEASE」は2014年11月14日にリリースされた<ref name="10.1R">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/10.1R/schedule.html |title=FreeBSD 10.1 Release Process|date=26 November 2014 |work= |publisher=The FreeBSD Project |accessdate=31 August 2015}}</ref>。「10.2-RELEASE」は2015年8月13日にリリースされた<ref name="10.2R">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/10.2R/announce.html |title=FreeBSD 10.2-RELEASE Announcement|date=13 August 2015 |work= |publisher=The FreeBSD Project |accessdate=31 August 2015}}</ref>。 |
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* 非推奨が含まれるGCCをClangに置き換えている。 |
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* BINDをベースシステムから削除している。 |
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* デフォルトパッケージ管理ユーティリティとしてpkg(7)を採用している。 |
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* [[iSCSI]]規格の実装 |
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'''VirtIO''' (準仮想化)ドライバが'''[[Kernel-based Virtual Machine|KVM]]'''に対応、'''[[Filesystem in Userspace|FUSE]]'''の実装などである<ref name="whatsnew10">{{cite web|url=https://wiki.freebsd.org/WhatsNew/FreeBSD10|title=What's new for FreeBSD 10|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2013-09-19}}</ref>。 |
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「10.0-RELEASE」に実装された'''[[bhyve|BHyVe]]'''(BSDハイパーバイザ)は、まだ実験的なハイパーバイザであるが、仮想マシン内でゲストOSを稼働できる。仮想CPU数・ゲストメモリ・IOコネクティビティなどなどもコマンドラインパラメータで指定できる<ref>{{Cite web|和書|url=http://internetcom.jp/webtech/20140123/1.html |title=FreeBSD 10 リリース ― 新たなハイパーバイザ「BHyVe」と「ZFS」ファイルシステム |publisher=インターネットコム |accessdate=2015-10-10 |author=Sean Michael Kerner}}</ref>。 |
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「10.3-RELEASE」より、UEFIシステムにおけるroot-on-ZFSインストールに対応した<ref name="UEFI_ZFS_install">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20160404-a141/ |title=FreeBSD 10.3-RELEASE登場 |publisher=[[マイナビニュース]] |date=2016-04-01|accessdate=2016-04-21 |author=後藤大地}}</ref>。 |
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====FreeBSD 11==== |
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「11.0-RELEASE」は2016年10月10日にリリースされた<ref name="11.0_Release_News">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/ja/news/newsflash.html#event20161010:01 |title=FreeBSD News Flash |date=10 October 2016 |work= |publisher=The FreeBSD Project |accessdate=11 October 2016}}</ref>。 |
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FreeBSD 11は新しいサポートモデルの下で、少なくとも2021年9月30日までの5年間の長期サポートが行われるとしている<ref name="11.0R">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20161011-a206/ |title=FreeBSD 11.0-RELEASE登場、新サポートモデルで5年間サポート |author=後藤大地| date=2016-10-11 |publisher=[[マイナビニュース]] |accessdate=2016-10-11}}</ref>。 |
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FreeBSD 11.0-RELEASEのリリースエンジニアリングの終盤でOpenSSLの脆弱性が公開されたため、FreeBSDリリースエンジニアリングチームはこれを修正した「FreeBSD 11.0-RELEASE-p1」を新しくビルドして公開した。今回のリリース対象はこのパッチレベル1が対象となっている。アップグレードする際に「FreeBSD 11.0-RELEASE」がインストールされている場合、早期に「FreeBSD 11.0-RELEASE-p1」以降へアップグレードすることが望まれるとしている。 |
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FreeBSD 11.1-RELEASEは予定通り2017年7月26日リリースされた。 |
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: 更新内容と一部としては |
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: Clang, LLVM, LLD, LLDB, libc++ がバージョン 4.0.0. へ更新された。 |
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: Elf Tool Chain, ACPICA, libarchive(3), ntpd(8), unbound(8), などのサードパーティー・ソフトウェアが更新された。 |
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: blacklistd(8) が [[OpenSSH]]に追加された。 |
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====FreeBSD 12==== |
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「12.0-RELEASE」は2018年12月11日にリリースされた<ref name="12.0_Release_News">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/12.0R/announce.html |title=FreeBSD 12.0-RELEASE Announcement |date=11 December 2018 |work= |publisher=The FreeBSD Project |accessdate=13 December 2016}}</ref>。 |
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安定版ブランチ単位で5年間のサポートを提供することについてビジネスモデルを再評価する必要が出てきたとして、2019年3月31日まで新しいサポートモデルに関して意見を募るとしている<ref name="12.0R">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20181213-739666/ |title=FreeBSD 12.0登場、Jail内仮想化機能サポート |author=後藤大地| date=2018-12-13 |publisher=[[マイナビニュース]] |accessdate=2018-12-13}}</ref>。 |
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「12.1-RELEASE」は2019年11月4日にリリースされた<ref>https://mag.osdn.jp/19/11/05/173000</ref>。 |
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「12.2-RELEASE」は2020年10月27日にリリースされた<ref>https://begi.net/news/archives/13659.html 「FreeBSD 12.2-RELEASE」リリース </ref>。 |
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「12.3-RELEASE」は2021年12月7日にリリースされた<ref>http://uyota.asablo.jp/blog/2021/12/08/9446406 FreeBSD 12.3-RELEASE が公開: uyota 匠の一手</ref>。 |
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「12.4-RELEASE」は2022年12月5日にリリースされた<ref>https://begi.net/news/archives/15965.html 「FreeBSD 12.4-RELEASE」正式リリース</ref>。 |
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====FreeBSD 13==== |
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2021年4月13日、「13.0-RELEASE」がリリース<ref name="13.0-RELEASE">{{Cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/13.0R/announce/ |title=FreeBSD 13.0-RELEASE Announcement |website=The FreeBSD Project |date=2021-04-13 |access-date=2021-04-16 }}</ref>。 |
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2022年5月12日、「13.1-RELEASE」がリリース<ref>https://www.freebsd.org/ja/news/newsflash/#2022-05-12:1</ref>。 |
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2023年4月11日、「13.2-RELEASE」がリリース<ref name="13.2-RELEASE">{{Cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/13.2R/announce/ |title=FreeBSD 13.2-RELEASE Announcement |website=The FreeBSD Project |date=2023-04-11 |access-date=2022-04-18 }}</ref>。 |
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==== FreeBSD 14 ==== |
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2023年11月20日、「14.0-RELEASE」がリリース<ref name="14.0-RELEASE">{{Cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/14.0R/announce/ |title=FreeBSD 14.0-RELEASE Announcement |website=The FreeBSD Project |date=2023-11-20 |access-date=2024-01-8 }}</ref>。 |
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2024年6月4日、「14.1-RELEASE」がリリース<ref name="14.1-RELEASE">{{Cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/14.1R/announce/ |title=FreeBSD 14.1-RELEASE Announcement |website=The FreeBSD Project |date=2024-06-04 |access-date=2024-06-05 }}</ref>。 |
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=== これまでのリリース === |
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掲載しているのはRELEASEのアナウンスがされたバージョンのみ。 |
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{| class="wikitable" |
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| colspan=4 | {{Version|l|show=111101}} |
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! バージョン<ref name="versions">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releng/|title=Release Engineering Information|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
! リリース日<ref name="releases">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/|title=Release Information|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
! サポート終了予定<ref name="Unsupported FreeBSD Releases">{{cite web|url=https://www.freebsd.org/security/unsupported/|title=Unsupported FreeBSD Releases|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2021-03-12}}</ref> |
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! 備考 |
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| {{Version|o|1.0-RELEASE}} |
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| 1993年11月1日 |
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| {{Version|o|1.1-RELEASE}} |
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| 1994年5月6日 |
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| {{Version|o|1.1.5-RELEASE}} |
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| 1994年6月30日 |
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| {{Version|o|1.1.5.1-RELEASE}} |
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| 1994年7月5日 |
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| {{Version|o|2.0-RELEASE}} |
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| 1994年11月22日 |
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| {{Version|o|2.0.5-RELEASE}} |
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| 1995年6月10日 |
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| {{Version|o|2.1-RELEASE}} |
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| 1995年11月19日 |
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| {{Version|o|2.1.5-RELEASE}} |
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| 1996年7月16日 |
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| {{Version|o|2.1.6-RELEASE}} |
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| 1996年11月15日 |
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| FreeBSD 2.1.6.1-RELEASEに置き換え |
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| {{Version|o|2.1.6.1-RELEASE}} |
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| 1996年11月26日 |
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| {{Version|o|2.1.7-RELEASE}} |
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| 1997年2月20日 |
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| {{Version|o|2.1.7.1-RELEASE}} |
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| 1997年3月19日 |
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| {{Version|o|2.2-RELEASE}} |
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| 1997年3月16日 |
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| {{Version|o|2.2.1-RELEASE}} |
|||
| 1997年3月25日 |
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|- |
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| {{Version|o|2.2.2-RELEASE}} |
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| 1997年5月16日 |
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| {{Version|o|2.2.5-RELEASE}} |
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| 1997年10月22日 |
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| {{Version|o|2.2.6-RELEASE}} |
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| 1998年3月25日 |
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| {{Version|o|2.2.7-RELEASE}} |
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| 1998年7月22日 |
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| {{Version|o|2.2.8-RELEASE}} |
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| 1998年11月30日 |
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| {{Version|o|3.0-RELEASE}} |
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| 1998年10月15日 |
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| {{Version|o|3.1-RELEASE}} |
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| 1999年2月15日 |
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| {{Version|o|3.2-RELEASE}} |
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| 1999年5月18日 |
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| {{Version|o|3.3-RELEASE}} |
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| 1999年9月17日 |
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| {{Version|o|3.4-RELEASE}} |
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| 1999年12月20日 |
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| {{Version|o|3.5-RELEASE}} |
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| 2000年6月24日 |
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| {{Version|o|4.0-RELEASE}} |
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| 2000年3月13日 |
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| {{Version|o|4.1-RELEASE}} |
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| 2000年7月27日 |
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| {{Version|o|4.1.1-RELEASE}} |
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| 2000年9月27日 |
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| {{Version|o|4.2-RELEASE}} |
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| 2000年11月22日 |
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| {{Version|o|4.3-RELEASE}} |
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| 2001年4月20日 |
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| {{Version|o|4.4-RELEASE}} |
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| 2001年9月20日 |
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|- |
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| {{Version|o|4.5-RELEASE}} |
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| 2002年1月29日 |
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| 2002年12月31日 |
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|- |
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| {{Version|o|4.6-RELEASE}} |
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| 2002年6月15日 |
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| rowspan="2" | 2003年5月 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|4.6.2-RELEASE}} |
|||
| 2002年8月15日 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|4.7-RELEASE}} |
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| 2002年10月10日 |
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| 2003年12月 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|4.8-RELEASE}} |
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| 2003年4月3日 |
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| 2004年3月31日 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|4.9-RELEASE}} |
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| 2003年10月28日 |
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| 2004年10月31日 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|4.10-RELEASE}} |
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| 2004年5月27日 |
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| 2006年5月 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|4.11-RELEASE}} |
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| 2005年1月25日 |
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| 2007年1月31日 |
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| |
|||
|- |
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| {{Version|o|5.0-RELEASE}} |
|||
| 2003年1月14日 |
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| 2003年6月30日 |
|||
|rowspan="4"|6.0が出るまではCURRENT(開発ブランチ)扱いであった |
|||
|- |
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| {{Version|o|5.1-RELEASE}} |
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| 2003年6月9日 |
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| 2004年2月 |
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|- |
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| {{Version|o|5.2-RELEASE}} |
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| 2004年1月9日 |
|||
| rowspan="2" | 2004年12月31日 |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|5.2.1-RELEASE}} |
|||
| 2004年2月25日 |
|||
|- |
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| {{Version|o|5.3-RELEASE}} |
|||
| 2004年11月6日 |
|||
| rowspan="2" | 2006年10月31日 |
|||
| 5.x系では初めてとなるSTABLEブランチからのリリース |
|||
|- |
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| {{Version|o|5.4-RELEASE}} |
|||
| 2005年5月9日 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|5.5-RELEASE}} |
|||
| 2006年5月25日 |
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| 2008年5月31日 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|6.0-RELEASE}} |
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| 2005年11月4日 |
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| 2007年1月31日 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|6.1-RELEASE}} |
|||
| 2006年5月8日 |
|||
| rowspan="2" | 2008年5月31日 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|6.2-RELEASE}} |
|||
| 2007年1月15日 |
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| |
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|- |
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| {{Version|o|6.3-RELEASE}} |
|||
| 2008年1月18日 |
|||
| 2010年1月31日 |
|||
| |
|||
|- |
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| {{Version|o|6.4-RELEASE}} |
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| 2008年11月28日 |
|||
| 2010年11月30日 |
|||
| |
|||
|- |
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| {{Version|o|7.0-RELEASE}} |
|||
| 2008年2月27日 |
|||
| 2009年4月30日 |
|||
| |
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|- |
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| {{Version|o|7.1-RELEASE}} |
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| 2009年1月4日 |
|||
| 2011年2月28日 |
|||
| |
|||
|- |
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| {{Version|o|7.2-RELEASE}} |
|||
| 2009年5月4日 |
|||
| 2010年6月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|7.3-RELEASE}} |
|||
| 2010年3月23日 |
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| 2012年3月31日 |
|||
| |
|||
|- |
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| {{Version|o|7.4-RELEASE}} |
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| 2011年2月24日 |
|||
| 2013年2月28日 |
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| |
|||
|- |
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| {{Version|o|8.0-RELEASE}} |
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| 2009年11月25日 |
|||
| 2010年11月30日 |
|||
| |
|||
|- |
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| {{Version|o|8.1-RELEASE}} |
|||
| 2010年7月23日 |
|||
| rowspan="2" | 2012年7月31日 |
|||
| |
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|- |
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| {{Version|o|8.2-RELEASE}} |
|||
| 2011年2月24日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|8.3-RELEASE}} |
|||
| 2012年4月18日 |
|||
| 2014年4月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|8.4-RELEASE}} |
|||
| 2013年6月7日 |
|||
| 2015年6月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|9.0-RELEASE}} |
|||
| 2012年1月12日 |
|||
| 2013年3月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|9.1-RELEASE}} |
|||
| 2012年12月30日 |
|||
| rowspan="2" | 2014年12月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|9.2-RELEASE}} |
|||
| 2013年9月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|9.3-RELEASE}} |
|||
| 2014年7月16日 |
|||
| 2016年12月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|10.0-RELEASE}} |
|||
| 2014年1月20日 |
|||
| 2015年2月28日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|10.1-RELEASE}} |
|||
| 2014年11月14日 |
|||
| rowspan="2" | 2016年12月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|10.2-RELEASE}} |
|||
| 2015年08月13日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|10.3-RELEASE}} |
|||
| 2016年04月04日 |
|||
| 2018年04月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|10.4-RELEASE}} |
|||
| 2017年10月3日 |
|||
| 2018年10月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|11.0-RELEASE}} |
|||
| 2016年10月10日 |
|||
| 2017年11月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|11.1-RELEASE}} |
|||
| 2017年7月26日 |
|||
| 2018年9月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|11.2-RELEASE}} |
|||
| 2018年6月27日 |
|||
| 2019年10月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|11.3-RELEASE}} |
|||
| 2019年7月9日 |
|||
| 2020年9月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|11.4-RELEASE}} |
|||
| 2020年6月16日 |
|||
| 2021年9月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|12.0-RELEASE}} |
|||
| 2018年12月11日 |
|||
| 2020年2月29日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|12.1-RELEASE}} |
|||
| 2019年11月4日 |
|||
| 2021年1月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|12.2-RELEASE}} |
|||
| 2020年10月27日 |
|||
| 2022年3月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|12.3-RELEASE}} |
|||
| 2021年12月7日 |
|||
| 2023年3月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|12.4-RELEASE}} |
|||
| 2022年12月5日 |
|||
| 2023年12月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|13.0-RELEASE}} |
|||
| 2021年4月13日 |
|||
| 2022年8月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|13.1-RELEASE}} |
|||
| 2022年5月16日 |
|||
| 2023年7月31日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|o|13.2-RELEASE}} |
|||
| 2023年4月11日 |
|||
| 2024年6月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|c|13.3-RELEASE}} |
|||
| 2024年3月5日 |
|||
| |
|||
| 13.xのサポートは、2026年4月30日まで<ref name="Security Information">{{Cite web |url=https://www.freebsd.org/security/ |website=FreeBSD Foundation |title=FreeBSD Security Information|date=2024-06-04 |access-date=2024-06-05 }}</ref> |
|||
|- |
|||
| {{Version|co|14.0-RELEASE}} |
|||
| 2023年11月20日 |
|||
| 2024年9月30日 |
|||
| |
|||
|- |
|||
| {{Version|c|14.1-RELEASE}} |
|||
| 2024年6月4日 |
|||
| |
|||
| |
|||
|- |
|||
! バージョン |
|||
! リリース日 |
|||
! サポート終了予定 |
|||
! 備考 |
|||
|} |
|||
※2006年4月1日には、[[エイプリルフール]]のネタとしてFreeBSD 2.2.9-RELEASEが発表されている。 |
|||
==== バージョン別の主な機能変更 ==== |
|||
<!-- これは、[[:en:History of FreeBSD]]の表の"Significant changes"の項目の内容に二次資料を加えたものです。Wikitableでは改行が非推奨の為、突出した量の"Significant changes"の項目の記載を表内に記述すると可読性が悪くなるので、分けて記述することにしました。仮に改行したとしても、他項目の記述量との差が大き過ぎて、単一の表としてバランスが悪くなってしまい見づらくなりますし。。。 --> |
|||
;1.1-RELEASE<ref name="1.1features">{{cite web|url= |
|||
http://www.freebsd.org/releases/1.1/RELNOTES.FreeBSD|title=RELEASE NOTES - FreeBSD - Release 1.1|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-30}}</ref> |
|||
* [[386BSD]]のインポートからいくつかの未解決のバグを修正 |
|||
* [[XFree86]]を移植 |
|||
* XViewを移植 |
|||
* InterViewsを移植 |
|||
* Elm([[電子メールクライアント|メールソフト]])を移植 |
|||
* [[Network News Transfer Protocol|NNTP]]を移植 |
|||
;2.0-RELEASE<ref name="2.0features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.0/notes.html|title=FreeBSD 2.0 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* コードのベースをBSD-Lite 4.4に取り換え |
|||
* 新規のインストーラ |
|||
* 新規のブートマネージャ |
|||
* ([[File Allocation Table|FAT]]・unionfs・kernfs等)多くのファイルシステム |
|||
* 大規模ファイルシステム用に差し替えた64ビットのコード |
|||
* ロード可能なファイルシステム等のコードの置き換え |
|||
* [[NetBSD]]からロード可能なカーネルモジュールをインポート |
|||
;2.0.5-RELEASE<ref name="2.0.5features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.0.5R/notes.html|title=FreeBSD 2.0.5 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* VMシステムの改良 |
|||
* 完全版の[[ネットワーク・インフォメーション・サービス|NIS]]の[[クライアントサーバモデル|クライアント・サーバ]]対応 |
|||
* [[Transmission Control Protocol|TCP]][[トランザクション]]対応 |
|||
* [[ISDN]]対応 |
|||
* [[Fiber Distributed Data Interface|FDDI]]と[[100メガビット・イーサネット]]アダプタの対応 |
|||
* 多言語ドキュメント |
|||
* [[インストール]]用[[電子媒体|メディア]]の[[パッケージ管理システム]]のPort機能 |
|||
;2.1.5-RELEASE<ref name="2.1.5features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.1.5R/notes.html|title=FreeBSD 2.1.5 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* バグとセキュリティの修正 |
|||
* [[Peripheral Component Interconnect|PCIバス]]解析 |
|||
* 一部のドライバの追加 |
|||
;2.1.6-RELEASE<ref name="2.1.6features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.1.6R/notes.html|title=FreeBSD 2.1.6 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* バグとセキュリティの修正 |
|||
* インストール機能の改良 |
|||
;2.1.7-RELEASE<ref name="2.1.7features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.1.7R/notes.html|title=FreeBSD 2.1.7 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* バグとセキュリティの修正 |
|||
;2.2-RELEASE<ref name="2.2features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.2R/notes.html|title=FreeBSD 2.2 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* [[Network File System#NFS version 3|NFSv3]]の対応 |
|||
* [[動的メモリ確保]]の[[サブルーチン|関数]]を[[malloc]]をphkmallocに取り換え |
|||
* [[Executable and Linkable Format|ELF]]の完全なLinuxulator([[Linux]][[エミュレータ (コンピュータ)|エミュレータ]])対応 |
|||
* [[カーネル]]のルーチン用の[[manページ|manページのセクション9]]の対応 |
|||
;2.2.1-RELEASE<ref name="2.2.1features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.2.1R/notes.html|title=FreeBSD 2.2.1 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* 2.2用のバグ修正 |
|||
* 「[[アダプテック|Adaptec]] 2940」と「[[インテル]]EtherExpress Pro」のドライバのアップデート |
|||
* CD-ROMパッケージのインストーラの修正 |
|||
;2.2.2-RELEASE<ref name="2.2.2features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.2.2R/notes.html|title=FreeBSD 2.2.2 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* NFSv3が標準実装 |
|||
* 仮想FTPサーバ機能 |
|||
;2.2.5-RELEASE<ref name="2.2.5features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.2.5R/notes.html|title=FreeBSD 2.2.5 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* [[サイリックス]]製と[[アドバンスト・マイクロ・デバイセズ|AMD]]製マイクロプロセッサの対応品目の更新 |
|||
* 新しい[[Video Graphics Array|VGA]]ライブラリ |
|||
;2.2.6-RELEASE<ref name="2.2.6features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.2.6R/notes.html|title=FreeBSD 2.2.6 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* [[Advanced Technology Attachment#ATAPI|ATAPI]]のフロッピーディスクドライブ |
|||
* Linuxulatorの改良 |
|||
* 新しいサウンドドライバの対応 |
|||
* 新しい[[プラグアンドプレイ|(PnP)]]の対応 |
|||
;2.2.7-RELEASE<ref name="2.2.7features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.2.7R/notes.html|title=FreeBSD 2.2.7 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* [[File Allocation Table#FAT32|FAT32]]の対応 |
|||
* PC98(※[[Microsoft Windows 98|Windows 98]]や[[Microsoft Windows 2000|Windows 2000]]向けのシステム設計のことを指しており、[[日本電気|NEC]]のPC-98シリーズのことを指しているのではない)の[[アーキテクチャ]]へのアップデート |
|||
;2.2.8-RELEASE<ref name="2.2.8features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/2.2.8R/notes.html|title=FreeBSD 2.2.8 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* [[ipfirewall]]のコンポーネントのdummynet traffic shaper機能 |
|||
* マルチインタフェース間のブリッジ機能 |
|||
* 8GB以上の[[Advanced Technology Attachment#IDE|IDE]]ドライブに対応 |
|||
;3.0-RELEASE<ref name="3.0features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/3.0R/notes.html|title=FreeBSD 3.0 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* [[対称型マルチプロセッシング|SMP]] |
|||
* CAM(コモンアクセスメソッド)[[Small Computer System Interface|SCSI]]システム |
|||
* 安全な[[遠隔手続き呼出し|RPC]] |
|||
* ATAPI/IDE規格の[[ライティングソフトウェア|CDライティングソフト]]と[[テープドライブ]]に対応 |
|||
* [[VESA]]規格のビデオモード |
|||
* ベースシステムの[[Perl]]4を5に置き換え |
|||
* [[ケルベロス認証|KerberosIV]] |
|||
;3.1-RELEASE<ref name="3.1features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/3.1R/notes.html|title=FreeBSD 3.1 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* [[ユニバーサル・シリアル・バス|USB]]対応 |
|||
* ユーザー認証システムのPAM(Pluggable Authentication Modules)機能 |
|||
;3.2-RELEASE<ref name="3.2features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/3.2R/notes.html|title=FreeBSD 3.2 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* ベースシステムに[[Internet Systems Consortium]]の[[Dynamic Host Configuration Protocol|DHCP]][[クライアント (コンピュータ)|クライアント]]を追加 |
|||
* USB対応の拡充 |
|||
* ([[NT File System|NTFS]]へのダイレクト接続・[[ISO 9660#JolietlISO9660の拡張規格「Joliet」]]等の)改良されたファイルシステム対応 |
|||
;3.3-RELEASE<ref name="3.3features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/3.3R/notes.html|title=FreeBSD 3.3 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* 改良されたUSB対応 |
|||
* [[RAID]]を実行できるストレージ・マネージャーの「vinum」のメジャーアップデート |
|||
* [[ipfirewall|IPFW]]の改良 |
|||
* [[Advanced Power Management|電源管理インタフェース「APM」]] |
|||
* データリンク層インタフェース「BPF」を標準設定可能にした |
|||
* 多くのドライバを追加 |
|||
;3.4-RELEASE<ref name="3.4features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/3.4R/notes.html|title=FreeBSD 3.4 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* Netgraph |
|||
* 「vinum」のRAID-5対応 |
|||
* [[Internet Control Message Protocol|ICMP]]とその他のセキュリティ修正 |
|||
;3.5-RELEASE<ref name="3.5features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/3.5R/notes.html|title=FreeBSD 3.5 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* 「vinum」の重要なアップデート |
|||
* [[ミキシング・コンソール|オーディオミキサー]] |
|||
* [[Hypertext Transfer Protocol|HTTP]]インストレーションオプション |
|||
;4.0-RELEASE<ref name="4.0features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.0R/notes.html|title=FreeBSD 4.0 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* [[KAMEプロジェクト]]によるBSD標準[[IPv6]]スタックとBSD標準[[IPsec]]スタック |
|||
* ベースシステムに[[OpenSSH]]を統合 |
|||
* 新しいATA/ATAPIドライバ(全てのATAに準拠したディスクとATAPI準拠の[[CD-ROM]]・[[CD-R]]・[[CD-RW]]・[[DVD#DVD-ROM|DVD-ROM]]・[[DVD-RAM]]・[[スーパーディスク|LS120]]・[[ZIP (記憶媒体)|ZIP]]・テープドライブ) |
|||
* [[UNIX System V#SVR4|SVR4]][[バイナリ|バイナリファイル]]用のエミュレータ |
|||
* burncdプログラム |
|||
* USBイーサネットアダプタの対応 |
|||
* [[ソケット (BSD)#accept()|accept()]]フィルタ |
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* [[Telnet]]暗号化 |
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;4.1-RELEASE<ref name="4.1features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.1R/notes.html|title=FreeBSD 4.1 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* システムコールKqueue |
|||
* IPsecの改良 |
|||
* [[DEC Alpha]]対応を拡大 |
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* 標準インストール作業でのUSB対応 |
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;4.1.1-RELEASE<ref name="4.1.1features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.1.1R/notes.html|title=FreeBSD 4.1.1 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* ブリッジされた環境設定での仮想イーサネットデバイスドライバ |
|||
* [[ハードディスクドライブ#過去に製造を行っていた主な企業|ATA100]]のコントローラ対応 |
|||
;4.2-RELEASE<ref name="4.2features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.2R/notes.html|title=FreeBSD 4.2 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* 初期的なUSBスキャナーの対応 |
|||
* USBモデムの対応 |
|||
* バッファオーバーフロー時のバグ修正 |
|||
* Portsの再構築 |
|||
;4.3-RELEASE<ref name="4.3features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.3R/notes.html|title=FreeBSD 4.3 Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-28}}</ref> |
|||
* サウンドドライバのアップデート |
|||
* TCPのバグ修正 |
|||
* システムコールkqueueのデバイス層への拡張 |
|||
;4.4-RELEASE<ref name="4.4features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.4R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 4.4-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* 新プロセッサ([[Crusoe]] ''et al.'')の検出 |
|||
* [[ストリーミングSIMD拡張命令|SSE]]の対応 |
|||
* smbfs([[Server Message Block|CIFS]])のカーネル対応 |
|||
* [[IPv6]]スタックのアップデート |
|||
;4.5-RELEASE<ref name="4.5features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.5R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 4.5-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[Transmission Control Protocol|TCP]]の改良(スループット・パフォーマンス・[[DoS攻撃|サービス拒否攻撃]]の鎮静等) |
|||
* 標準で[[Soft updates]]が出来るようになる |
|||
* Linuxulatorの改良 |
|||
* 起動ローダが16Kのディスクブロック長を持つファイルシステムからの起動に対応(それまでは8K) |
|||
;4.6-RELEASE<ref name="4.6features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.6R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 4.6-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[XFree86]]のバージョンを4.2.0にアップデート |
|||
* ドライバの追加とアップデート |
|||
;4.6.2-RELEASE<ref name="4.6.2features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.6.2R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 4.6.2-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* ATAデバイスにアクセスした時に生じていたエラーを修正 |
|||
* セキュリティ関連のバグを修正 |
|||
;4.7-RELEASE<ref name="4.7features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.7R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 4.7-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* 新しいUSBデバイスとディスクコントローラ |
|||
* (デフォルトでは無効な)[[ipfirewall|IPFW]]2が追加 |
|||
;4.8-RELEASE<ref name="4.8features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.8R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 4.8-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* 初期的な[[IEEE 1394|Firewire]]と[[ハイパースレッディング・テクノロジー|ハイパースレッディング]]の対応 |
|||
* [[OpenBSD]]由来の新しいカーネル暗号化フレームワークを統合 |
|||
* ata(4)ドライバがCAMレイヤとCAMドライバ( cd(4)・da(4)・st(4)・pass(4))を経由してATAデバイスをSCSIデバイスとしてアクセスできるようにする機能に対応 |
|||
;4.9-RELEASE<ref name="4.9features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.9R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 4.9-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[物理アドレス拡張|PAE]]機能に対応 |
|||
* [[ipfirewall|IPFW]]修正 |
|||
;4.10-RELEASE<ref name="4.10features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.10R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 4.10-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* USB 2.0に対応 |
|||
* Portsにports/CHANGESとports/UPDATINGが追加 |
|||
;4.11-RELEASE<ref name="4.11features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/4.11R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 4.11-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[XFree86]]のバージョンを4.4.0にアップデート |
|||
* インタフェース単位で制御可能なpolling(4)機能が実装されて全てのネットワークドライバは ifconfig(8) を使って制御できるようになる |
|||
;5.0-RELEASE<ref name="5.0features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/5.0R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 5.0-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=14 January 2003|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[UltraSPARC T1|UltraSPARC]]と[[IA-64]]のプロセッサの対応 |
|||
* ([[ジャイアントロック]]からカーネルの大部分のリソースが開放された)カーネル[[ロック (情報工学)#スレッドにおけるロック|ロック]]機構を変更したSMPの対応 |
|||
* GEOM |
|||
* KSE(カーネルスケジュールエンティティ) |
|||
* TrustedBSDから導入された [[強制アクセス制御]] |
|||
* バックグラウンドで動く[[fsck]] |
|||
* [[Bluetooth]] |
|||
* [[Advanced Configuration and Power Interface|ACPI]] |
|||
* [[PCカード|CardBus]] |
|||
* [[デバイスファイル]]を実行するdevfs |
|||
* [[Unix File System|UFS2]]の対応 |
|||
* [[ユニバーサルディスクフォーマット]]の対応 |
|||
* [[ダイレクト・レンダリング・インフラストラクチャ|DRI]]のドライバ |
|||
* ユーザー認証を行うためのAPIである「Pluggable Authentication Modules」 |
|||
* デフォルトカーネルでの[[Intel 80386|386]]対応削除 |
|||
* kernfs[[Unix to Unix Copy Protocol|UUCP]]の除去 |
|||
* 従来のBSDゲームをベースシステムからPortsに移動 |
|||
* [[Perl]]をベースシステムから除去 |
|||
* [[NetBSD]]から「rc.d」フレームワークを導入 |
|||
* BSDPANの追加 |
|||
* 標準でcdboot起動ローダを使用 |
|||
;5.1-RELEASE<ref name="5.1features">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/5.1R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 5.1-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=28 May 2003|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[x64|x86-64]]の実験的なサポート |
|||
* マルチスレッドプロセスの為の実験的な1:1スレッド(1個のカーネルスレッドを1個のユーザーランドスレッドが占有して利用)とM:Nスレッディングライブラリ |
|||
* 実験的な [[Name Service Switch]] |
|||
* [[物理アドレス拡張|PAE]] |
|||
* GEOMとオプションから必須機能になったdevfs |
|||
* Linuxulatorでの[[IPv6]]対応 |
|||
* 実験的なULEスケジューラ |
|||
* 7年間正常に動作していなかった「[[ゼロックス・ネットワーク・システム|XNS(Xerox Network Systems)]]」の対応削除 |
|||
* CAMレイヤが2<sup>32</sup>個以上のブロックを持つデバイスに対応 |
|||
* rcNG(/etcにある起動スクリプトが削除され、[[NetBSD]]から移植された「rc.d」システムに置き換え) |
|||
* [[XFree86]]のバージョンを4.3.0にアップデート |
|||
* デンマーク語(da_DK.ISO8859-1)翻訳プロジェクトが発足 |
|||
;5.2-RELEASE<ref name="5.2highlights">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/5.2R/announce.html|title=FreeBSD 5.2-RELEASE Announcement|publisher=The FreeBSD Project|date=1 January 2004|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[x64|x86-64]]のアーキテクチャが、サポートレベル順位「Tier 1」とされ、ほぼフル対応の対象となった |
|||
* swap pagerの更新 |
|||
* カーネルが「Protocol Independent Multicastルーティング」(pim(4))に対応 |
|||
* IPv6とIPSec修正と更新がKAMEプロジェクトから統合 |
|||
* Bluetoothプロトコルスタックが更新 |
|||
* (ata(4)ドライバの ジャイアントカーネルロックが外されて)ata(4)ドライバが大きく書き直された |
|||
* NFSv4クライアントが実装 |
|||
* トルコ語(tr_TR.ISO8859-9)翻訳プロジェクトが開始<ref name="5.2features-a">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/5.2R/relnotes-amd64.html|title=FreeBSD/amd64 5.2-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=1 January 2004|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* i386版で浮動小数点エミュレーションが削除<ref name="5.2features-i">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/5.2R/relnotes-i386.html|title=FreeBSD/i386 5.2-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=1 January 2004|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* IDE・[[シリアルATA|SATA]]・[[IEEE 802.11|802.11a/b/g]]デバイスのドライバ対応が追加・改善、実験的なIPトラフィックのフィルタリング機能と転送機能のマルチスレッド化 |
|||
;5.2.1-RELEASE<ref name="5.2.1announce">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/5.2.1R/announce.html|title=FreeBSD 5.2.1-RELEASE Announcement|publisher=The FreeBSD Project|date=1 January 2004|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* バグとセキュリティを修正 |
|||
* ATA/IDEおよびSATAの処理の著しい改善 |
|||
;5.3-RELEASE<ref name="5.3features-a">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/5.3R/relnotes-amd64.html|title=FreeBSD/amd64 5.3-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=11 March 2004|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[ネットワークインタフェース]]での[[キュー (コンピュータ)|キュー]]制御をする[[ALTQ]] |
|||
* ネットワークとソケットサブシステムは、マルチスレッド化され、リエントラント(再入可能)対応となる |
|||
* 新しいデバッグフレームワークKDB(Kernel debugger)の追加 |
|||
* [[スレッド局所記憶|TLS]]の動的・静的リンクの対応 |
|||
* [[OpenBSD]]から[[PF (ファイアウォール)|PF]]導入 |
|||
* GCC 3.4.2、Binutils 2.15、gdb 6.1に更新<ref name="FreeBSD_TECH">{{Cite web|和書|url=http://www.wdic.org/w/TECH/FreeBSD|title=FreeBSD ‐ 通信用語の基礎知識|publisher=wdic.org|date=2014-01-05|accessdate=2014-03-07}}</ref> |
|||
* カーネルでWindows [[Network Driver Interface Specification|NDIS]]ネットワークドライバに対応。i386プラットフォームでバイナリ互換インターフェイスを導入 |
|||
* [[XFree86]]に替わって、[[X Window System|X.org]] 6.7対応 |
|||
* サウンドカードのドライバ再構築 |
|||
* 暗号処理アクセラレータ |
|||
;5.4-RELEASE<ref name="5.4features-a">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/5.4R/relnotes-amd64.html|title=FreeBSD/amd64 5.4-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=5 May 2005|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[OpenBSD]]より[[Common Address Redundancy Protocol|CARP]](サーバ冗長化プロトコル)導入<ref name="CARP">{{Cite web|和書|url=http://d.hatena.ne.jp/nk87/20101202/1291263149|title=CARP - 夢見る大学生のはてな日記|publisher=http://d.hatena.ne.jp/|date=2010-12-02|accessdate=2014-03-07}}</ref> |
|||
;5.5-RELEASE<ref name="5.5features-a">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/5.5R/relnotes-amd64.html|title=FreeBSD/amd64 5.5-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=22 May 2006|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* デュアルコアプロセッサの両方のコアがカーネルを使用して標準でSMPに対応できる |
|||
;6.0-RELEASE<ref name="6.0features-a">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/6.0R/relnotes-amd64.html|title=FreeBSD/amd64 6.0-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=21 October 2005|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* 実験的な[[PowerPC]]対応 |
|||
* [[無線]]セキュリティプロトコル[[Wi-Fi Protected Access|WPA]] |
|||
* wirelessアダプタのドライバ追加 |
|||
* [[IEEE 802.11|802.11g/i]]・[[IEEE 802.1X|802.1X]]と[[Wireless Multimedia Extensions|WME/WMM]]完全対応 |
|||
* ファイルシステムとディスクへの直接アクセスのパフォーマンスの改良 |
|||
;6.1-RELEASE<ref name="6.1features-a">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/6.1R/relnotes-amd64.html|title=FreeBSD/amd64 6.1-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=5 May 2006|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* ブート時の特別なオプションがなくともPS/2キーボードとUSBキーボードの共存が可能な「キーボード多重化」<ref name="keyboard">{{Cite web|和書|url=http://japan.internet.com/webtech/20060511/10.html|title=『FreeBSD 6.1』公開、主眼は安定性強化 - インターネットコム|publisher=http://japan.internet.com/|date=2006-05-11|accessdate=2014-03-07}}</ref> |
|||
* ファイルシステムの安定性改善 |
|||
* 多くのBluetoothデバイスの自動化された環境設定 |
|||
* イーサネット対応ドライバ |
|||
* [[Serial Attached SCSI|SAS]]/[[シリアルATA|SATA]]対応RAIDコントローラ |
|||
;6.2-RELEASE<ref name="6.2features-a">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/6.2R/relnotes-amd64.html|title=FreeBSD/amd64 6.2-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=11 January 2007|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[Xbox (ゲーム機)|Xbox]]のアーキテクチャ対応 |
|||
* OpenBSM |
|||
* セキュリティイベント監査 |
|||
* [[ipfirewall]] |
|||
* セキュリティ修正とエラーパッチのバイナリアップデート |
|||
* OpenIPMI(公開されたシステム管理の為のインタフェース) |
|||
;6.3-RELEASE<ref name="6.3features-a">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/6.3R/relnotes-amd64.html|title=FreeBSD/amd64 6.3-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=15 January 2008|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[X Window System|X.org]]のバージョンを7.3にアップデート |
|||
* [[UnionFS]]の再実装 |
|||
* 「freebsd-update」アップデートツール追加 |
|||
* [[OpenBSD]]/N[[NetBSD]]からlagg(4)ドライバ導入<ref name="6.3lagg">{{Cite web|和書|url=http://gihyo.jp/admin/clip/01/fdt/200801/19/|title=2008年1月21日 FreeBSD 6.3-RELEASE登場,6.3と7.0の採用基準,新しいFreeBSD RSS 6つ追加|publisher=gihyo.jp|date=2008-01-19|accessdate=2014-03-08}}</ref> |
|||
;6.4-RELEASE<ref name="6.4features-a">{{cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/6.4R/relnotes-amd64.html|title=FreeBSD/amd64 6.4-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=25 November 2008|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* 共通鍵ブロック暗号[[Camellia|Camellia cipher]]に対応 |
|||
* 起動ローダの変更(USBデバイスからの起動と[[GUIDパーティションテーブル|GPT]]対応BIOSからのGPTラベルデバイスの起動が可能となる) |
|||
* [[malloc]](9)で割り付けられたメモリのためのバッファ間違いを検出する「RedZone」 |
|||
* DVDでの [[ISOイメージ]]([[x64|x86-64]]と[[Intel 80386|i386]]対応) |
|||
;7.0-RELEASE<ref name="7features">{{cite web|url=http://ivoras.net/freebsd/freebsd7.html|title=What's cooking for FreeBSD 7?|last=Voras|first=Ivan|accessdate=2011-04-27}}</ref> drop support for [[DEC Alpha]]<ref name="7.0features">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/7.0R/relnotes.html|title=FreeBSD 7.0-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=16 February 2008|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* 実験的な[[ZFS]]と[[GUID Partition Table|GPT]] |
|||
* 実験的な[[Stream Control Transmission Protocol|SCTP]]を実装<ref name="SCTP">{{Cite web|和書|url=http://uyota.asablo.jp/blog/2008/04/30/3423164/|title=ストリーム型 SCTP で実験: uyota 匠の一手|publisher=gihyo.jp|date=2008-04-30|accessdate=2014-03-08}}</ref> |
|||
* [[ARMアーキテクチャ]]の追加対応 |
|||
* サウンドインターフェースの[[High Definition Audio|HDA]]対応 |
|||
* [[malloc#FreeBSDとNetBSD|mallocの古い実装(phkmalloc)をJason Evansが開発したjemallocに置換]] |
|||
* [[DEC Alpha]]対応を終了 |
|||
;7.1-RELEASE<ref name="7.1features">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/7.1R/relnotes.html|title=FreeBSD 7.1-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=31 December 2008|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* [[DTrace]] |
|||
* ULEスケジューラが[[Intel 80386|i386]]/[[x64|x86-64]]版の標準スケジューラとなる |
|||
;7.2-RELEASE<ref name="7.2features">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/7.2R/relnotes.html|title=FreeBSD 7.2-RELEASE Release Notes: Release Highlights|publisher=The FreeBSD Project|date=30 April 2009|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* [[SPARC|UltraSPARC III]]に対応 |
|||
* 仮想メモリサブシステムでのsuperpagesのトランスペアレント(利用者にソフトウェアの存在・作用が意識されない)利用 |
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* [[FreeBSD jail|jail]]の実装 |
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;7.3-RELEASE<ref name="7.3features">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/7.3R/relnotes.html|title=FreeBSD 7.3-RELEASE Release Notes: Release Highlights|publisher=The FreeBSD Project|date=30 March 2010|accessdate=2011-04-29}}</ref><ref name="7.3detailed">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/7.3R/relnotes.html|title=FreeBSD 7.3-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=30 March 2010|accessdate=2011-04-29}}</ref> |
|||
* 新しいgptzfsboot起動ローダ([[GUID Partition Table|GPT]]と[[ZFS]]に対応) |
|||
* ZFSのバージョンを13にアップデート |
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* [[Perl]]のバージョンを5.10にアップデート |
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* [[VIA Nano]]プロセッサに対応 |
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;7.4-RELEASE<ref name="7.4features">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/7.4R/relnotes.html|title=FreeBSD 7.4-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=24 February 2011|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* [[SPARC|UltraSPARC IV/IV+]]・[[SPARC|SPARC64 V]]プロセッサに追加対応 |
|||
* (miibusでの)[[イーサネット|IEEE 802.3]]全二重フローコントロール |
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;8.0-RELEASE<ref name="8features">{{cite web|url=http://ivoras.net/freebsd/freebsd8.html|title=What's cooking for FreeBSD 8?|last=Voras|first=Ivan|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
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* 新たなUSB実装「USB2」 |
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* jailが"Vimage Jail"にアップデート<ref name="Vimage jail">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20091124-freebsd80/|title=ついに登場! FreeBSD 8.0の新機能をさっそくチェックしてみました|publisher=mynavi.jp|date=2009-11-24|accessdate=2014-03-09}}</ref> |
|||
* 改善されたULE3スケジューラ |
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* superpages対応 |
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* NFSv4対応 |
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;8.1-RELEASE<ref name="8.1features">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/8.1R/relnotes-detailed.html|title=FreeBSD 8.1-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=24 February 2011|accessdate=2010-07-24}}</ref> |
|||
* HAST(Highly Available STorage)フレームワーク追加<ref name="8.1_news">{{Cite web|和書|url=http://sourceforge.jp/magazine/10/07/26/038219|title=ZFS対応をさらに強化した「FreeBSD 8.1-RELEASE」リリース|publisher=sourceforge.jp/|date=2010-07-26|accessdate=2014-03-09}}</ref> |
|||
* [[ipfirewall|IPFW]] and dummynet improvements |
|||
* PowerPC G5でのSMPサポート(デフォルトでは無効) |
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* MS-DOS用ファイルシステムMP-safe |
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* ZFS版対応のブートローダzfsloader追加 |
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* NFSv4 [[アクセス制御リスト|ACL]]が [[Unix File System|UFS]]版と[[ZFS]]版に正式対応 |
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;8.2-RELEASE<ref name="8.2features">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/8.2R/relnotes-detailed.html|title=FreeBSD 8.2-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=24 February 2011|accessdate=2011-04-27}}</ref> |
|||
* LinuxulatorにVL4(Video4Linux)をインポート |
|||
;8.3-RELEASE<ref name="8.3features">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/8.3R/relnotes-detailed.html|title=FreeBSD 8.3-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=9 April 2012|accessdate=2012-05-08}}</ref><ref name="FreeBSD_TECH" /> |
|||
* graid(8) GEOMクラスを各種BIOSベースのソフトウェアRAIDコントローラー対応のために追加 (ataraid(4)の代替) |
|||
* ZFSのバージョンを28にアップデート |
|||
* [[DTrace]]がLinuxulatorバイナリに対応 |
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* TCP/IPスタックがカーネルモジュール化された輻輳制御フレームワークmod_cc(9)に対応 |
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;8.4-RELEASE<ref name="8.4features">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/8.4R/relnotes-detailed.html|title=FreeBSD 8.4-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=7 June 2013|accessdate=2013-06-07}}</ref><ref name="8.4announcement">{{Cite web|url=http://www.freebsd.org/releases/8.4R/announce.html|title=FreeBSD 8.4-RELEASE Announcement|date=9 June 2013|accessdate=2013-09-16}}</ref><ref name="FreeBSD_TECH" /> |
|||
* セキュリティ関連を含むバグ修正 |
|||
* ZFSの強化 |
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;9.0-RELEASE<ref name="9features">{{cite web |url=http://www.freebsd.org/releases/9.0R/relnotes-detailed.html|title=FreeBSD 9.0-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=2012-01-12|accessdate=2012-01-12}}</ref><ref name="FreeBSD_TECH" /> |
|||
* ユーザーレベルDTraceの導入 |
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* [[GNU Compiler Collection|GCC]]に代わって[[Clang]]と[[LLVM]]をベースシステムに追加 |
|||
* [[ユニバーサル・シリアル・バス|USB]]3.0に対応 |
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* [[Unix File System|FFS]]がsoftupdatesジャーナリングに対応 |
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* ATA/SATAドライバーがCAMフレームワークに統合され、AHCIサポート |
|||
* ZFSのバージョンを28にアップデート |
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* 新型インストーラーのbsdinstall(8) |
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* FreeBSD/ppcが[[PlayStation 3]]に対応 |
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;9.1-RELEASE<ref name="9.1features">{{cite web |url=http://www.freebsd.org/releases/9.1R/relnotes-detailed.html|title=FreeBSD 9.1-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=2012-12-30|accessdate=2013-01-12}}</ref><ref name="FreeBSD_TECH" /> |
|||
* GEM/KMSをサポートする新しいIntel GPUドライバ |
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* 高速ユーザー空間パケットI/Oフレームワークとして、netmap(4)を追加 |
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* サウンドドライバのアップデート |
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* IPv6の改善 |
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* LLVM libc++とlibcxxrtを含む、新しいC++11スタック |
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* jailがdevfs・nullfs・ZFSに対応 |
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* sched_ule(4)によるSMTのロードのバランスの改良 |
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;9.2-RELEASE<ref name="9.2features">{{cite web |url=http://www.freebsd.org/releases/9.2R/relnotes.html|title=FreeBSD 9.2-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=2013-09-30|accessdate=2013-10-02}}</ref><ref name="FreeBSD_TECH" /> |
|||
* ZFSファイルシステムがLZ4圧縮形式に対応 |
|||
* ZFSファイルシステムがSSDのTRIMに対応 |
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* [[IEEE 1394|Firewire]]ドライバ削除 |
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* [[Intel 80386|i386]]/[[x64|x86-64]]アーキテクチャにvirtio(4)ドライバを追加 |
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;10.0-RELEASE<ref name="10.0features">{{cite web |url=http://www.freebsd.org/releases/10.0R/relnotes.html|title=FreeBSD 10.0-RELEASE Release Notes|publisher=The FreeBSD Project|date=2014-01-20|accessdate=2014-01-20}}</ref><ref name="FreeBSD_TECH" /> |
|||
* GCCの廃止とclang/LLVMに正式移行 (C/C++コンパイラーおよびライブラリでGPLフリーの達成) |
|||
* bhyve(8)やvirtio(4)の追加など、Microsoft Hyper-V向けの仮想化機能の強化 |
|||
* USBをアップデート |
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* ファイル保護機能capsicumをカーネルでサポート |
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* pkg(7)をデフォルトのパッケージ管理ユーティリティとし、pkg_add(1)、pkg_delete(1)および関連ツールは廃止 |
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* [[DNSサーバ]]の[[BIND]]廃止 |
|||
* LDNS(DNSライブラリ)とDNSキャッシュサーバとして[[Unbound]]を採用 |
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* [[Raspberry Pi]]・[[IEEE 802.11s]]・[[Filesystem in Userspace|FUSE]]の追加対応 |
|||
* ZFSをサーバのrootファイルシステムとして利用可能 |
|||
* [[GNU]]のツールを[[BSDライセンス]]版に代替 |
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;10.1-RELEASE<ref name="10.1features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/10.1R/relnotes.html|title=FreeBSD 10.1-RELEASE Release Notes|date=2014-11-14|accessdate=2014-12-02}}</ref><ref name="FreeBSD_TECH" /> |
|||
* ユニコードをサポートし、グラフィックモードの利用を改善するシステムコンソールvt(4)の追加<ref name="10.1_vt">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20141117-a187/|title=FreeBSD 10.1-RELEASEが登場|publisher=mynavi.jp|date=2014-11-17|accessdate=2014-12-02}}</ref> |
|||
* amd64のみ[[Unified Extensible Firmware Interface#セキュアブート|UEFI]]からの起動を初期サポート |
|||
* [[IPv4]]および[[IPv6]][[スタック]]に対し、音声などマルチメディアに適しているとされる({{IETF RFC|3828}}<nowiki/>で定義された)[[UDP-Lite]][[プロトコル]]サポートを追加<ref name="10.1_UDP_Lite">{{Cite web|和書|url=http://sourceforge.jp/magazine/14/11/18/163300|title=UEFIブートを初期サポートした「FreeBSD 10.1-RELEASE」リリース|publisher=sourceforge.jp/|date=2014-11-18|accessdate=2014-12-02}}</ref> |
|||
* [[ハイパーバイザ]]bhyve(4)にzfsファイルシステムからの起動サポート |
|||
* ハイパーバイザbhyve(4)へFreeBSD/i386ゲストのサポート機能を追加 |
|||
* ファイルシステムの自動マウント機能であるautofs(5)を導入 |
|||
* [[ARMアーキテクチャ|armv6]]カーネルへ[[ヘテロジニアスマルチコア|SMP]]サポート機能を追加 |
|||
;10.2-RELEASE<ref name="10.2features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/10.2R/relnotes.html|title=FreeBSD 10.2-RELEASE Release Notes|date=2015-08-06|accessdate=2015-08-31}}</ref><ref name="10.2_News">{{Cite web|和書|url=https://mag.osdn.jp/15/08/18/070000|author=末岡洋子|title=予定より3か月早く登場、「FreeBSD 10.2-RELEASE」リリース|date=2015-08-17|accessdate=2015-08-31}}</ref> |
|||
* [[Linux]]の[[CentOS]] 6互換環境を提供するlinux_base-c6をデフォルトで採用 |
|||
* Linuxカーネル3.8.13に対応するようにDRMコードを更新し、複数の[[X.Org Server]]を同時に実行することも可能とする |
|||
* [[ZFS]]のパフォーマンスと信頼性の改善 |
|||
* resolvconfはプライバシー保護機能を強化したバージョン3.7.0に、[[GNOME]]は3.14.2に、[[KDE]]は4.14.3にそれぞれアップデート |
|||
* ARMサポートを強化 |
|||
;10.3-RELEASE<ref name="UEFI_ZFS_install" /><ref name="10.3features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/10.3R/relnotes.html|title=FreeBSD 10.3-RELEASE Release Notes|date=2016-03-25|accessdate=2016-04-21}}</ref><ref name="10.3_News">{{Cite web|和書|url=https://mag.osdn.jp/16/04/05/140000|author=末岡洋子|title=「FreeBSD 10.3-RELEASE」が公開|date=2016-04-05|accessdate=2016-04-21}}</ref> |
|||
* [[UEFI]]システムに自動モードでroot-on-ZFSインストールが作成可能となる |
|||
* rerootの初期実装にrebootが追加 |
|||
* [[GNOME]]は3.16.2に、[[TeX Live]]はTL2015に、[[X.Org Server]]は1.17.4にそれぞれアップデート |
|||
;10.4-RELEASE<ref name="10.4features">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20171005-a089/|title=FreeBSD 10.4-RELEASE登場 - 10系最後のバージョン|publisher=[[マイナビニュース]]|author=後藤大地|date=2017-10-05|accessdate=2017-10-05}}</ref> |
|||
* eMMCストレージのフルサポート |
|||
* fsck_ffs(8)ユーティリティにおけるGPTディスクラベルでのオルタネートスーパーブロックのサポート |
|||
* ユーザランドコアダンプにヒューマンリーダブルなクラッシュレポートを報告するイベントを発生させることができる機能を追加(デフォルトでは無効) |
|||
;11.0-RELEASE<ref name="11.0R" /> |
|||
* ZFSディスクの[[ホットスペア]]およびオートリプレースを可能にするzfsd(8)デーモンを導入 |
|||
* ハイパーバイザ[[bhyve]](8)においてネイティブグラフィック機能をサポート |
|||
* AArch64(arm64)アーキテクチャのサポート追加 |
|||
* libblacklist(3)ライブラリおよびアプリケーションを[[NetBSD]]より移植 |
|||
* 802.11nワイヤレスのサポート追加 |
|||
* OpenSSHを7.2.p2へアップデート |
|||
* OpenSSH DSA鍵生成をデフォルトで無効化およびプロトコル1のサポート廃止 |
|||
* より多くのワイヤレスネットワークドライバを追加 |
|||
* svnlite(1)をバージョン1.9.4へアップデート |
|||
;11.1-RELEASE<ref name="11.1features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/11.1R/announce.html|title=FreeBSD 11.1-RELEASE Announcement|date=2017-07-26|accessdate=2017-07-28}}</ref><ref name="11.1_News">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20170728-a059/|author=後藤大地|title= FreeBSD 11.1-RELEASE登場 - LLVM 4やHyper-V 2サポート|date=2017-07-28|accessdate=2017-07-28}}</ref> |
|||
* Clang、LLVM、LLD、LLDB、libc++をバージョン4.0.0へアップデート |
|||
* Microsoft Hyper-V Generation 2サポートの追加 |
|||
;11.2-RELEASE<ref name="11.2features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/11.2R/announce.html|title=FreeBSD 11.2-RELEASE Announcement|date=2018-06-27|accessdate=2018-06-29}}</ref><ref name="11.2_News">{{Cite web|和書|url=https://mag.osdn.jp/18/06/28/154500/|author=末岡洋子|title= 「FreeBSD 11.2-RELEASE」が公開|date=2018-06-28|accessdate=2018-06-29}}</ref> |
|||
* Clang、LLVM、LLDB、compiler-rtをバージョン6.0.0へアップデート |
|||
* 特定のDTraceプローブのトリガプロセスを見るdwatch(1)、EFIブートマネージャーの操作ができるefibootmgr(8)、El Toritoブートカタログ情報を閲覧できるetdump(1)などのユーティリティの追加 |
|||
;11.3-RELEASE<ref name="11.3_fNews">{{Cite web|和書|url=https://news.mynavi.jp/techplus/article/20190711-857471/|author=後藤大地|title=FreeBSD 11.3-RELEASE登場 |date=2019-07-11|accessdate=2019-08-20}}</ref> |
|||
* clang、llvm、lld、lldb、compiler-rt、libc++のバージョンは8.0.0にアップデート |
|||
* ZFSファイルシステムにパラレルマウント機能を追加 |
|||
;11.4-RELEASE<ref name="11.4features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/11.4R/announce/|title=FreeBSD 11.4-RELEASE Announcement|date=2020-06-23|accessdate=2022-01-15}}</ref><ref name="11.4_News">{{Cite web|和書|url=https://mag.osdn.jp/20/06/17/170000|author=末岡洋子|title= 「FreeBSD 11.4-RELEASE」リリース、11系最後のリリースに|date=2020-06-17|accessdate=2022-01-15}}</ref> |
|||
* clang, llvm, lld, lldb, compiler-rt 各ユーティリティは、バージョン10.0.0に更新 |
|||
* OpenSSLがバージョン1.0.2uに更新 |
|||
* Unboundがバージョン1.9.6に更新 |
|||
* pkg(8)ユーティリティがバージョン1.13.2に更新 |
|||
* KDEデスクトップ環境がバージョン5.18.4.1.19.12.3に更新 |
|||
* GNOMEデスクトップ環境がバージョン3.28に更新 |
|||
* ZFSブックマークの名前変更のサポートが追加 |
|||
* certctl(8)ユーティリティが追加 |
|||
* ユーザーランドアプリケーションへのいくつかの機能の追加と更新 |
|||
* 将来のリリースで廃止された機能に関する警告を促す表示開始 |
|||
* ({{IETF RFC|6649}})および({{IETF RFC|8429}})で非推奨になったKerberosGSSAPIアルゴリズムの警告が追加 |
|||
;12.0-RELEASE<ref name="12.0_Release_News" /><ref name="12.0R" /><ref name="12.0_News">{{Cite web|和書|url=https://mag.osdn.jp/18/12/13/153000/|author=末岡洋子|title= 「FreeBSD 12.0-RELEASE」が公開|date=2018-12-13|accessdate=2018-12-13}}</ref> |
|||
* Clang、LLVM、LLDB、compiler-rtをバージョン6.0.1へアップデート |
|||
* NUMAオプションがamd64 GENERICとMINIMALカーネル設定でデフォルトで有効となった |
|||
* jail(8)内部におけるbhyve(8)利用のサポート |
|||
;12.1-RELEASE<ref name="12.1features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/12.1R/announce/|title=FreeBSD 12.1-RELEASE Announcement|date=2019-11-04|accessdate=2022-01-15}}</ref> |
|||
* Cで書かれたSSL/TLSプロトコル({{IETF RFC|5246}})の実装であるBearSSLをベースシステムにインポートした。OpenSSLはバージョン1.1.1dにアップデート |
|||
* clang、llvm、lld、lldb、compiler-rt、libc++は最新の8.0.1となった。 |
|||
* zfsでは、ブックマーク向けのsendサブコマンドと合わせて「-v」、「-n」、「-P」フラグのサポートなどが加わった。 |
|||
;12.2-RELEASE<ref name="12.2features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/12.2R/announce/|title=FreeBSD 12.2-RELEASE Announcement|date=2020-10-27|accessdate=2022-01-15}}</ref> |
|||
* 802.11nおよび802.11acのサポートを向上させるために、ワイヤレスネットワークスタックとさまざまなドライバのアップデート |
|||
* ice(4)ドライバーが追加され、インテル®100Gbイーサネットカードをサポート |
|||
* jail(8)ユーティリティが更新され、jailされた環境でLinux®を実行可能に |
|||
* OpenSSLをバージョン1.1.1hに更新 |
|||
* OpenSSHをバージョン7.9p1に更新 |
|||
* clang, llvm, lld, lldb, compiler-rtユーティリティはバージョン10.0.1に更新 |
|||
;12.3-RELEASE<ref name="12.3features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/12.3R/announce/|title=FreeBSD 12.3-RELEASE Announcement|date=2021-12-07|accessdate=2022-01-15}}</ref> |
|||
* さまざまなネットワークドライバーの更新 |
|||
* アップストリームで提供されたソフトウェアに対するいくつかの更新 |
|||
* いくつかのユーザーランドアプリケーションの改善とカーネルのバグ修正 |
|||
;12.4-RELEASE<ref name="12.4features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/12.4R/announce/|title=FreeBSD 12.4-RELEASE Announcement|date=2022-12-05|accessdate=2023-03-07}}</ref> |
|||
* ena(4) カーネル ドライバーが 2.6.1 に更新 |
|||
* if_epair(4) ドライバーでは、複数のコアを使用してトラフィックを処理し、パフォーマンスを向上 |
|||
* unbound(8) ユーティリティがバージョン 1.16.3 に更新 |
|||
* telnetd(8) デーモンは廃止 |
|||
* tcpdump(1) ユーティリティでは、pflog ヘッダーの一部として公開されるルールに番号を設定可能 |
|||
* OpenSSLを1.1.1q に更新 |
|||
* OpenSSHを9.1p1 に更新 |
|||
* LLVM ツールチェーン スイートがバージョン 13.0.0 に更新 |
|||
* dma(8) ユーティリティがスナップショット 2022-01-27 に更新 |
|||
* file(1) ユーティリティがバージョン 5.43 に更新 |
|||
* libarchive(3) ライブラリがバージョン 3.6.0 に更新 |
|||
;13.0-RELEASE<ref name="13.0features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/13.0R/announce/|title=FreeBSD 13.0-RELEASE Announcement|date=2021-04-13|accessdate=2022-01-15}}</ref><ref name="13.0_News">{{Cite web|和書|url=https://mag.osdn.jp/21/04/16/155000|author=末岡洋子|title= 「FreeBSD 13.0-RELEASE」が公開|date=2021-04-15|accessdate=2022-01-15}}</ref> |
|||
* clang、lld、およびlldbユーティリティとcompiler-rt、llvm、libunwind、およびlibc ++ライブラリがバージョン11.0.1に更新 |
|||
* crackinfo(8)で使用するために /usr/libexec にインストールされていた古いバージョンのGNUデバッガーを削除 |
|||
* 廃止されたbinutils2.17とgcc(1)4.2.1をツリーから削除 |
|||
* BSDバージョンのgrep(1)が標準導入、以前標準であったGNU版は削除 |
|||
* libalias(3)からCU-SeeMeサポートを削除 |
|||
* qat(4)ドライバーが追加 |
|||
* いくつかの非推奨のドライバーが削除 |
|||
* いくつかのドライバーがPowerPC64アーキテクチャーに移植 |
|||
* カーネルは、TLSバージョン1.0から1.3のTCPソケットでのトランスポート層セキュリティ(TLS)データのカーネル内フレーミングと暗号化をサポート |
|||
* arm64またはAArch64として知られる64ビットARMアーキテクチャは、FreeBSD13のTier-1ステータスに昇格 |
|||
;13.1-RELEASE<ref name="13.1features">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/13.1R/announce/|title=FreeBSD 13.1-RELEASE Announcement|date=2022-05-16|accessdate=2022-07-13}}</ref> |
|||
* OpenSSHをバージョン8.8p1に更新 |
|||
* OpenSSLをバージョン1.1.1oに更新 |
|||
* sshでFIDO/U2Fハードウェア認証の使用が可能になり、新しく公開鍵タイプecdsa-skとed25519-skと、それらに対応した証明書タイプを使用するようになった |
|||
* ice(4)ドライバを1.34.2-kに更新、ファームウェアのロギングと初期のDCB対応を追加 |
|||
* より新しい Intel Wireless チップセット用の iwm(4) を補完するためにiwlwifi(4)ドライバと LinuxKPI 802.11 互換レイヤを追加 |
|||
* [[ZFS]]をOpenZFS release 2.1.4に更新 |
|||
* [[Amazon_Elastic_Compute_Cloud|EC2]]イメージは、デフォルトでレガシーなBIOSではなくUEFIを使用してブートするようにビルドされるようになった |
|||
;13.2-RELEASE<ref name="13.2features">{{Cite web|和書|url=https://codezine.jp/article/detail/17655/|title=FreeBSDプロジェクト、「FreeBSD 13.2-RELEASE」の提供を開始|work=コードジン |publisher=[[翔泳社]]|date=2023-04-13|accessdate=2023-04-16}}</ref><ref name="13.2-RELEASE" /> |
|||
* OpenSSHをバージョン9.2p1に更新 |
|||
* OpenSSLをバージョン1.1.1tに更新 |
|||
* bhyveハイパーバイザがゲストで16を超えるvCPUをサポート |
|||
* ZFSをOpenZFS release 2.1.9に更新 |
|||
;13.3-RELEASE<ref name="13.3-RELEASE">{{cite web |url=https://www.freebsd.org/releases/13.3R/announce/|title=FreeBSD 13.3-RELEASE Announcement|date=2024-03-05|accessdate=2024-03-28}}</ref> |
|||
* OpenSSHをバージョン9.6p1に更新 |
|||
* ZFSをOpenZFS release 2.1.14に更新 |
|||
;14.0-RELEASE<ref name="14.0-RELEASE"/> |
|||
* OpenSSHをバージョン9.5p1に更新 |
|||
* OpenSSLをFreeBSD 13.2-RELEASEのバージョン1.1.1tからメジャーバージョンアップし3.0.12とした |
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* bhyveハイバーバイザがTPMとGPUをパススルーでサポート |
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* arm64プラットフォームで最大1024コアをサポート |
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* ZFSをOpenZFS release 2.2に更新しパフォーマンスの改善を行った |
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* ジャーナルソフトアップデートを行っているUFSファイルシステムで、バックグラウンドでファイルシステムのチェックを行える |
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* AWSやAzureで、ZFSのイメージを実験的に使用できる |
|||
* TCPにおける輻輳制御はデフォルトでCUBICとなっている |
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;14.1-RELEASE<ref name="14.1-RELEASE"/> |
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* C ライブラリは、パフォーマンスを向上させるために、amd64 上で文字列およびメモリ操作の SIMD 実装が追加 |
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* デバイスのホットプラグなどのサウンド サブシステムの改善 |
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* [[OpenStack]] および多くのホスターと互換性のある初期のネイティブ Cloud-init (構成ドライブ) サポート |
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* OpenZFSをバージョン 2.2.4 に更新 |
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* Clang/LLVMをバージョン 18.1.5 に更新 |
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* OpenSSHをバージョン 9.7p1 に更新 |
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== 対応アーキテクチャ == |
|||
FreeBSDでは、2023年現在、対応アーキテクチャを「Tier 1~4」までの4段階で管理している<ref name=handbook18>[https://www.freebsd.org/doc/en_US.ISO8859-1/articles/committers-guide/archs.html Support for Multiple Architectures]</ref>。 |
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=== Tier 1 === |
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最新のRELEASE版について、公式サイトにてインストールイメージが配布されている[[コンピュータ・アーキテクチャ|アーキテクチャ]]。いわゆる「フルサポートアーキテクチャ」であり、ドキュメントなどもまずはこの層に属するアーキテクチャ向けに整備される。 |
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* [[x64|AMD64]] |
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** [[インテル]]、[[アドバンスト・マイクロ・デバイセズ|AMD]]等のCPU向けの一般的な64ビットCPU。 |
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* [[ARMアーキテクチャ|Arm64]]<ref>[https://www.freebsd.org/ja/platforms/arm.html FreeBSD/ARM プロジェクト]</ref> |
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** 64ビットシステムの ARMv8 (aarch64) をサポートしている。 |
|||
** [[Raspberry Pi]]等の多数の著名な[[シングルボードコンピュータ]]も含む。これらは公式でSDカードイメージが配布されている。 |
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=== Tier 2 === |
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開発・サポートプロジェクトが継続しているアーキテクチャ。公式サイトでインストールイメージも配布されているが、熟成度が低いとされて部分的なサポートのみとなっている。 |
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* [[Intel 80386|i386]] |
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** 一般的な[[x86]]ベースの32ビット[[CPU]]。 |
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* [[ARMアーキテクチャ|Arm]] |
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** 32ビットシステムの ARMv6 (armv6) と ARMv7 (armv7) をサポートしている。ただし、armv6 は14.xでTier 3となる。ARMv4/5 (arm) は13.x以降サポート終了。 |
|||
** [[Raspberry Pi]]等の多数の著名な[[シングルボードコンピュータ]]も含む。これらは公式でSDカードイメージが配布されている。 |
|||
* [[SPARC]] |
|||
** 「sparc64」として64ビットシステムのみサポートされている。ただし、13.x以降サポート終了。 |
|||
* [[PowerPC]] |
|||
** 32ビットシステムの「powerpc」と64ビットシステムの「powerpc64」の両方をサポートしている。 |
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* [[MIPS]] |
|||
** 13.xはTier 2だが、14.x以降サポート終了。 |
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=== Tier 3 === |
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試験的に開発が行われているアーキテクチャ。開発状況によっては予告なくFreeBSDのソースツリーから外される可能性がある<ref name=handbook18 />。 |
|||
* [[RISC-V]] |
|||
** riscv64は、12.xはTier 3だが、13.x以降Tier 2。 |
|||
** riscv64sf (soft-float)は、12.xはTier 3。13.xでTier 2に昇格したが、14.x以降サポート終了。 |
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=== Tier 4 === |
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完全にサポート外のアーキテクチャ<ref name=handbook18 />。 |
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=== 過去に対応していたアーキテクチャ === |
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* [[DEC Alpha]] - 6.x系までサポート。 |
|||
* [[Xbox (ゲーム機)|Xbox]] - 6.x系で一時開発されていた<ref>[https://www.freebsd.org/platforms/xbox.html FreeBSD/xbox Project]</ref>。 |
|||
* [[IA-64]](インテル [[Itanium]])- 10.x系まで。 |
|||
* [[PC-9800シリーズ]] - FreeBSD(98)移植チームにより、2.1.7.1から5.5まで「FreeBSD(98)」としてリリースされた<ref>[http://www.jp.freebsd.org/pc98/releases/ FreeBSD(98) リリース状況]</ref>。FreeBSD本体で「FreeBSD/pc98」として公式サポートが始まったのは5.0からである。以降8.x系までTier 1だったが、9.x系以降はTier 2になり、pc98のISO Imageはリリースされていない<ref>[https://www.freebsd.org/releases/9.0R/announce.html FreeBSD 9.0-RELEASE Announcement]</ref>。12.x系でTier 4へ移行し、pc98のソースコードは削除された<ref>[https://www.freebsd.org/ja/platforms/pc98.html FreeBSD/pc98 プロジェクト]</ref>。 |
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== ロゴ == |
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{{See also|BSDデーモン}} |
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長年、FreeBSDのロゴはBeastieとも呼ばれる通常のBSDデーモンであった。しかしながら、Beastieは、FreeBSDに特有のものではなかった。最初に現れたのは[[1976年]]の[[ベル研究所]]による[[UNIX]]Tシャツであり、最も人気のあるBSDデーモンのバージョンは[[アニメ監督]]の[[ジョン・ラセター]]によって[[1984年]]に描かれ始めたものである<ref name="saving-unix">{{cite web |
|||
|publisher = minnie.tuhs.org |
|||
|url = http://minnie.tuhs.org/Seminars/Saving_Unix/ |
|||
|title = Saving UNIX from /dev/null |
|||
|accessdate = 15 December 2007 |
|||
}}</ref>。いくつかのFreeBSDに特有のバージョンは、細川達己によって後に描かれたものである<ref name="daemon">{{cite web |
|||
|publisher = FreeBSD.org |
|||
|url = //www.freebsd.org/copyright/daemon.html |
|||
|title = The BSD Daemon |
|||
|accessdate = 15 December 2007 |
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}}</ref>。 |
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== 関連プロジェクト、関連ディストリビューション == |
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=== FreeSBIEプロジェクト === |
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{{main|FreeSBIE}} |
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[[FreeSBIE]]プロジェクトは、FreeBSDベースの[[Live CD]]環境を提供している。 |
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=== TrueNAS(旧FreeNAS)プロジェクト === |
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{{main|TrueNAS}} |
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[[TrueNAS]](旧FreeNAS)プロジェクトは、FreeBSDベースの、Webベースでの操作を可能とした[[ネットワークアタッチトストレージ|NAS]]ファイルサーバ用OS環境を提供している。 |
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=== XigmaNAS(旧NAS4Free)プロジェクト === |
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{{main|XigmaNAS}} |
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[[XigmaNAS]]プロジェクトは、FreeNASプロジェクトから分離したNASファイルサーバ用OS環境プロジェクトである。 |
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=== TrueOS(旧PC-BSD)プロジェクト === |
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{{main|TrueOS}} |
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TrueOS(旧PC-BSD)プロジェクトは、FreeBSDをデスクトップ・サーバと両方に対応したディストリビューションを提供している。 |
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=== HardenedBSD プロジェクト === |
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[[HardenedBSD]]は、セキュリティ対策を拡充するため[[2014年]]にフォークしたディストリビューション。 |
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== 使用例 == |
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* PlayStation 5 - 既知のFreeBSDの脆弱性が残った状態で出荷されたと指摘がある<ref>{{Cite web|和書|title=またFreeBSDの脆弱性 今度はPS5のカーネルexploitの可能性 {{!}} 大人のためのゲーム講座 |url=https://gamegaz.com/2022120537629/ |website=gamegaz.com |date=2022-12-04 |access-date=2023-01-11 |language=ja |last=mamosuke}}</ref>。 |
|||
* [[PlayStation 4]] - 搭載されるOS「Orbis OS」はFreeBSD 9.0ベースである<ref>{{Cite web|和書|url=https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/596857.html|title=PlayStation 4のGPUコンピュート機能|publisher=PC Watch|language=日本語|date=2013-04-22|author=後藤弘茂|accessdate=2013-05-30}}</ref>。 |
|||
* [[PlayStation Vita]] - 搭載されているOSにFreeBSDが使用されている<ref>{{cite web|url=http://www.scei.co.jp/psvita-license/freebsd.html|title=FreeBSD License|publisher=Sony Computer Entertainment Inc.|language=日本語|date=2011|author=Sony Computer Entertainment Inc.|accessdate=2013-05-30}}</ref><ref name="名前なし-2">{{Cite web|和書|url=http://gihyo.jp/admin/clip/01/fdt/201301/09|title=FreeBSDが使われているハードウェア : PlayStation 3 / PlayStation Vita|publisher=技術評論社|language=日本語|date=2013-01-09|author=後藤大地|accessdate=2013-05-30}}</ref>。 |
|||
* [[PlayStation 3]] - 搭載されているOSにFreeBSDが使用されている<ref>{{cite web|url=http://www.scei.co.jp/ps3-license/freebsd.html|title=FreeBSD License|publisher=Sony Computer Entertainment Inc.|language=日本語|date=2010|author=Sony Computer Entertainment Inc.|accessdate=2013-05-30}}</ref><ref name="名前なし-2"/>。 |
|||
* [[Nintendo Switch]] - [[任天堂]]が公式にアナウンスをしているわけではないが、本体の知的財産表記にFreeBSDカーネルの権利表記が掲載されており、少なくともコンポーネントの一部を用いていることが確認できる<ref>{{Cite web|和書|url=https://smhn.info/201703-nintendo-switch-running-freebsd-os |title=ニンテンドースイッチ、OSはFreeBSDベースと判明。プレステ4と同じ |accessdate=2023-01-11 |publisher=すまほん編集部 |date=2017-03-04}}</ref>。 |
|||
* [[VIERA]] - インターネットサービス「ビエラ・コネクト」に利用されているOSはFreeBSDベースである<ref>{{Cite web|和書|url=http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20120406/1040371/|title=「スマートAVライフ」はパナソニック復活の切り札になるか?(後編)|publisher=日経BP社|language=日本語|date=2012-04-09|author=増田和夫|accessdate=2013-05-30}}</ref>。 |
|||
* [[JUNOS]] - OSはFreeBSDカーネルをベースとしている。 |
|||
* [[OpenServer]] - OpneServer 10よりFreeBSDベースとなった<ref>{{cite web|url=https://www.xinuos.com/menu-products/openserver-10|title=OpenServer 10|publisher=[[Xinuos]]|language=英語|date=|accessdate=2018-06-15}}</ref>。 |
|||
* [[Apple]]社の[[macOS]] - 基盤となる[[Darwin (オペレーティングシステム)|Darwin]]がFreeBSDの一部機能を取り入れている<ref>{{Cite web|和書|title=@IT:[Interview] Mac OS v10がBSD系UNIXでなければならなかった理由|url=https://www.atmarkit.co.jp/news/200303/01/appleosx.html|website=www.atmarkit.co.jp|accessdate=2019-03-07}}</ref>。 |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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{{Reflist|2}} |
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== 関連項目 == |
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{{Portal|FLOSS|[[ファイル:FLOSS logo.svg|41px]]}} |
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{{ウィキポータルリンク|オペレーティングシステム|[[ファイル:Alternative virtual machine host.svg|36px|ウィキポータル オペレーティングシステム]]}} |
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* [[FreeBSDディストリビューション]] |
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* [[FreeBSD jail]] |
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* [[Berkeley Software Distribution]] |
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* [[BSDの子孫]] |
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* [[macOS]] |
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* [[DragonFly BSD]] |
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* [[NetBSD]] |
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* [[OpenBSD]] |
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* [[TrueOS]] |
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* [[Lumina]] - BSD(BSDの子孫)向けに開発された軽量[[デスクトップ環境]]。 |
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* [[Unix File System]] - FreeBSDのファイルシステム。5.xからはUFS2を採用。 |
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* [[ZFS]] - 新しいファイルシステム。FreeBSD 8.0で正式に搭載されている。 |
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* [[DTrace]] 7.1より採用。 |
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* [[VIMAGE]] - Network Stack Virtualization。FreeBSD 8.2にて、「VIMAGE(virtualized network stack) is a highly experimental feature」のような「WARNING」を告げられる。FreeBSD 9.1-RELEASEでも「WARNING」は変わらず。主支援は[http://imunes.tel.fer.hr/virtnet/ The FreeBSD Network Stack Virtualization Project]にて。 |
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* [[ジャーナリングファイルシステム]] - FreeBSD 9 以降で、FreeBSD FFSにおいて従来からのSoft Updatesに加えジャーナリング機能が追加されたJournaled Soft Updates (SU+J)が使えるようになっている。 |
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* [[FreeBSDでKDE2にパッチをあてるにはどうすればよいですか?]] - ロシアで流行した[[インターネットスラング]] |
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== 外部リンク == |
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{{commonscat|FreeBSD}} |
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*オフィシャルページ |
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** {{Official website|https://www.freebsd.org/ja/}} |
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** [https://forums.freebsd.org/ The FreeBSD Forums] |
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** [https://www.freebsdfoundation.org/ FreeBSD財団] |
|||
** [http://www.koganemaru.co.jp/search.html FreeBSD 日本語マニュアル検索] |
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** [http://www.jp.FreeBSD.org/ Japan FreeBSD Users Group] |
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*ニュース |
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** [https://www.freebsd.org/ja/news/newsflash.html FreeBSD newsflash] |
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** [https://www.freebsd.org/ja/news/press.html FreeBSD in the Press] |
|||
** [https://gihyo.jp/admin/clip/01/fdt FreeBSD Daily Topics] |
|||
** [http://news.bsdplanet.net/ BSD Planet]{{リンク切れ|date=2020年9月}} |
|||
** [http://www.bsdnewsletter.com/ BSD Newsletter] |
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** [https://www.osnews.com/topic/freebsd/ OSNews.com] |
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** [https://bsdtalk.blogspot.com/ BSDtalk Podcasts] |
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*ソフトウェア |
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** [https://www.freebsd.org/ja/ports/ FreeBSD Ports] |
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** [https://www.freshports.org/commits.php Fresh Ports] |
|||
*その他 |
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** [https://www.opensource.org/licenses/bsd-license.php The BSD License] |
|||
** [https://www.freebsd.org/logo.html FreeBSD Logo] |
|||
** [https://www.freebsdmall.com FreeBSD Mall] |
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** {{DistroWatch|freebsd}} |
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{{Unix-like}} |
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{{FreeBSD}} |
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{{Normdaten}} |
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[[Category:FreeBSD|*]] |
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[[Category:BSD]] |
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[[Category:オープンソースソフトウェア]] |
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[[Category:1993年のソフトウェア]] |
2024年9月9日 (月) 12:34時点における最新版
開発者 | The FreeBSD Project |
---|---|
プログラミング言語 | C、C++、Roff、Shell、Assembly、Makefile |
OSの系統 | BSD |
開発状況 | 開発中 |
ソースモデル | オープンソース |
最新安定版 |
14.1-RELEASE - 2024年6月4日[1] [±] 13.3-RELEASE - 2024年3月5日[2] [±] |
リポジトリ | |
パッケージ管理 | pkg, ports |
プラットフォーム | x64, x86-32, ARM64, ARM, RISC-V, PowerPC, PC-98, SPARC64, Alpha, IA-64, MIPS, Xbox, Wii, Xen, Nintendo Switch |
カーネル種別 |
モノリシックカーネル (モジュールも使用) |
ライセンス | BSDライセンス |
ウェブサイト |
www |
FreeBSD(フリービーエスディー)は、フリーでオープンソースのUnix系オペレーティングシステム (OS) である。Research UnixをベースにしたBerkeley Software Distributionに由来しており、最初のバージョンは1993年にリリースされた。2005年には、FreeBSDは最も人気のあるオープンソースのBSDオペレーティングシステムとなり、単純に寛容にライセンスされたBSDシステムのインストール数の4分の3以上を占めていた。
FreeBSDはLinuxと似ているが、 範囲とライセンスに2つの大きな違いがある。すなわち、Linuxはカーネルとデバイスドライバのみを提供し、システムソフトウェアをサードパーティーに頼っているのに対し、FreeBSDはカーネル 、 デバイスドライバ 、 ユーザーランドユーティリティ、およびドキュメントといった完全なシステムを維持している。FreeBSDのソースコードは通常、寛容なBSDライセンスでリリースされており、Linuxで使われているコピーレフトのGPLとは対照的である。
FreeBSDプロジェクトには、ベースディストリビューションに含まれるすべてのソフトウェアを監督するセキュリティチームが含まれている。広範囲のサードパーティー製アプリケーションを追加するには、 pkgパッケージ管理システムやFreeBSD Portsを使ったり、ソースコードをコンパイルしたりしてインストールすることができる。
系譜的にはUNIX本流ともいえるOSであり、過去にはHotmailなどのサーバとして利用されていた実績を有するが、現在では多くがLinuxに置き換えられている。現在の利用状況に関しては、デスクトップOSのシェアは0.01%以下で計測不能であり[3]、サーバOSのシェアは0.2%程度と[4]、泡沫ともいえる厳しい状況が続いている。一方でNetflix社のようにFreeBSDサーバを積極的に活用し[5]、1台あたり400Gbpsという規模のコンテンツ配信を行っているところもある[6]。
特徴
[編集]FreeBSDの開発者達は、Webサイトにて安定していて高速・高性能でなおかつ安全、先進的な機能や多くのセキュリティ機能を提供していると語っていた。FreeBSD jail等の機能もレンタルサーバ等に適したシステムであるといえる。Linuxと異なりカーネルとユーザランドを含めて一つのOSであり、そしてOS側にGPLのものを含まないようにしていることも特徴の一つである。そして、堅牢性の高いBSDカーネルの設計が最大の特徴として認知されている。
- OSとしての特性
- カーネルの高負荷耐性が高く、負荷が増大しても安定して動作する特徴がある。何千ものユーザーからの同時アクセスにもすばやく応答する[7]。
- デスクトップ環境
- 初期状態でツールが一通り揃っているLinuxと違い、ガイダンスに沿って普通にインストールした状態では最小の構成に留められており、CUIからしか操作を行えない。デスクトップ環境を揃えるにはX Window SystemやLuminaのほか日本語フォントや日本語入力環境などソフトウェアのインストールと設定の作業は必須である。GUI経由の設定よりも手作業で設定ファイルを直接書き換えて設定する事が多く、若干UNIX熟練者向きであるとされる。しかし、サーバ向けとして見た場合には、このシンプルなOSの構成は安定性に大きく寄与していると言える。
- 最適化
- ソースコードからコンパイルし直すことで、OS全体を特定のCPUに対して最適化する事が可能で、最新のLinuxが動作しないパソコンでも最新版のFreeBSDを実用的な速度で動作させることが可能である。
- 旧世代ハードウェアのサポート
- ISAバスの拡張カード等、旧世代ハードウェアのドライバが豊富に含まれており、最新機種のみならず、数世代以上前のコンピュータでも動作させることが可能である。ただし、性能面での制約はより厳しいものとなる
- グラフィックスデバイスのサポート
- デスクトップ環境としてみた場合、2D限定あるいは3D機能の一部はX.Org Serverのドライバが多くのビデオカードに対応しており、LuminaのほかXfce、GNOME、KDE等のデスクトップ環境を使うことができる。フリーのドライバを使う限りでは多少の対応状況の違いはあるもののLinuxとほぼ同様の環境となる。NVIDIAのビデオカードであればメーカーのドライバがサポートされていてOpenGLで完全な3Dハードウェアアクセラレーションが動作する。
- 他のプラットフォームのエミュレーション
- カーネルレベルでのLinuxバイナリ互換機能(カーネル2.6.16相当)や、アプリケーションレベルではWineによるWindows互換環境等を用いてネイティブでないソフトウェアも使うことができる。
システム要件
[編集]以下は、amd64アーキテクチャにおける要件である。
最小構成
[編集]推奨される構成
[編集]- AMD Athlon 64、AMD Opteron、マルチコアのIntel XeonおよびIntel Core 2以降のプロセッサ[8]
- rEFIndをインストールするためのEFIシステムパーティション
- デスクトップ環境をインストールする場合は2GB - 4GBのRAMが必要[8]
- デスクトップ環境をインストールする場合は8GBのハードドライブ空き容量が必要[8]
- 3Dアクセラレーションビデオカード
- ネットワークカード[8]
- サウンドカード
歴史
[編集]1991年、ウィリアム・ジョリッツによって4.3BSD Net/2をベースとしたOS、386BSDが発表された。
しかし公開後の開発が停滞したため、386BSDのユーザらは「Unofficial 386BSD Patchkit」を製作し、バグの対応などを行っていた。その後386BSDは、ほぼ1年にわたって放っておかれ、やがてパッチキットの量は膨大になってしまった。
そこで、386BSDのユーザらは「386BSDの開発の手助けのため」、パッチキットを適用した状態の「クリーンナップ」スナップショットの製作プロジェクトを進めた。しかし、Jolitzがこのプロジェクトの受け入れを拒否したことにより、プロジェクトは路線変更を余儀なくされた。結局、パッチキットの最後の取りまとめ役であったNate Williams、Rod Grimes、ジョーダン・ハバードらは、自分達で新しいOSの開発を行う事を決意し、1993年にFreeBSDプロジェクトをスタートさせた。「FreeBSD」という名前はDavid Greenmanによって考案されたもので、386BSDの最初の単語 "Three" をもじって "Free" にした命名である。1993年6月19日、ジョーダン・ハバード、Rod GrimesおよびDavid Greenmanは、FreeBSDの開発開始をアナウンスした。
FreeBSDは4.3BSD Net/2をベースに開発が行われ、1993年12月には最初のリリースであるFreeBSD 1.0が、そして、1994年5月にはFreeBSD 1.1がリリースされた。
1994年1月、当時UNIXのソースコードの権利をもっていたノベルとカリフォルニア大学バークレー校との長期に渡った訴訟の和解が成立し、4.3BSD Net/2にUNIXのライセンスに抵触する部分があることが正式に認められた。そのため、FreeBSDはそのまま開発を続けることが不可能となり、1994年7月にリリースされたFreeBSD 1.1.5.1を最後に4.3BSD Net/2をベースにした開発を停止した。
FreeBSDプロジェクトは、UNIXのライセンスに抵触していないことが公式に宣言された4.4BSD-Liteを基にしてFreeBSDの開発を再開した。再開後の最初のリリースであるFreeBSD 2.0は1994年11月に発表され、その後、FreeBSDは順調に発展を続けている。
X Window Systemについては、当初XFree86を標準として採用していたが、FreeBSD 5.3からはX.Orgを標準とするように移行した。
パッケージ管理
[編集]FreeBSDのパッケージ管理システムは、ビルド済みパッケージをインストールするpackage, pkg(8)とソースをビルドするスタイルのportsがある。OS以外でpackageのインストールしたものは原則として「/usr/local」以下と「/var/db/pkg」以下に入る。つまりOS部分とほぼ分離されているので明示的な管理やバックアップもしやすいが 基本的にライブラリを共用する発想で構成されているのでWindows等でアプリごとにライブラリを用意することに慣れている人には使い辛いと感じることもある。7系から8系等、メジャーバージョンアップの際には使用ライブラリの互換性がなくなるが一部(usbを使うものなど)を除いて「compat7x」を入れることにより動作する。
package
[編集]packageはビルド済みのバイナリをシステムにインストールする仕組みでportsからインストールされたものも含めてバージョンやファイル構成が記録される。
サーバは本家の他日本など各地にある。自分でもpackageを作る事が出来るので複数台同一環境のPCを管理している場合にも使うことができる。
単独のpackageの個別インストールもできるが、「pkg_add -r」コマンドで上位にあるpackageを指定することにより依存packageもインストールされる。しかしpackageとPCのPerl等依存ツールやライブラリのバージョンが異なる場合、手動で修正が必要である等の問題があったり、RELEASE版では最新のpackageを取得するために環境変数「PACKAGESITE」を指定しなくてはいけない他、Web上の情報では「FreeBSDはビルドするのが当たり前」という風潮がかつては多かったため新規インストール以外にはあまり使われないように見受けられる。基本的にはports更新後一週間後程度にはstable版に最新のpackageがアップロードされているようだ。packageのバージョンアップ用のサポートツールとしてpkg_replace等がある。
ports
[編集]portsは半自動的にソースコードからpackageのビルド及びインストールを行う方法である。特殊なパッチを当てる当てないの選択肢ダイアログ等が表示される場合もあるが、基本的にはソースコードのダウンロードからコンパイル、package生成、packageインストールまでの一連の流れを自動的に行うことができる。
ただ、実際にはシェルスクリプトだけのものやフォント、NVIDIA等メーカー品バイナリやJava等ビルド不要のものも多い。packageに比べると作業領域を明示的に指定できる長所がある。
基本的には「/usr/ports」に置かれる。portsの最新情報への更新は「portsnap」というコマンドを用いる事で最小限の更新だけで済ませられる(あるいは同portsツリーにあるdevel/git[9]ないしnet/gitup[10]を用いてportsツリーを更新することも可能)。portsに登録されているソフトウェアが新バージョンへ更新した時に一時的にビルドできなくなるなどの問題が発生することもあるので、Perl等の重要なportsの更新時には1週間程度様子を見る必要がある。
portsに登録されているソフトウェアは2022年1月14日の時点で46,811種[11]が登録されており日々増加している。そのメンテナンス状況はメンテナと呼ばれる管理者の能力や意欲に左右される面がある。そのため、常時メンテナンスされて高い品質を維持しているportsも多いが、逆にソースファイルのサイトが閉じていたり、ビルドできなかったりあるいは古いバージョンのまま放置されていたりするものがあるという問題点も指摘されている。
日本人メンテナの活動により、日本語環境に関するportsは他言語に比べ比較的良く整備されており、特に日本語版LaTeXは完全な環境が容易かつ安定してインストールできることは特徴的である。
無駄なportsを増やさないために「/etc/portsnap.conf」で使わないカテゴリを指定できるがあくまでディレクトリ単位でのカテゴリ指定しかできない。安直にメタポートと呼ばれるものをビルドしようとすると依存するものを全てビルドしてしまうのでファイル構成を把握したらベーシックなライブラリから更新するとストレージ使用効率が良い。
portsからインストールしたものは、たとえpackage生成を行わないように指定したとしても、packageからインストールしたものと同等に扱われる。サポートツールとしてpkg_replaceの他portmasterとruby依存のportupgrade等が使われる。pkg_addに起因するportの依存記述には問題がありしばしインストールの妨げになることがある。
pkg
[編集]pkg(8)は、FreeBSD用の次世代のパッケージ管理システム pkgng として開発されてきたものである。従来のバイナリベースパッケージ管理システムである package よりも、手軽なバイナリアップデート、リモートパッケージ検索、依存関係の管理等の機能が強化されている。pkgは、これまでのものとはパッケージのデータベースの管理方法が異なるため現時点ではFreeBSD 9.x までのバージョンでは、pkg(8)の使用がデフォルト設定にはなっておらず、手動で pkg 管理システムに移行しなければならない。FreeBSD 10.0Rからデフォルトのパッケージ管理システムとして採用されている。
OSのバージョン
[編集]FreeBSDでは安定版であるFreeBSD-RELEASEの他FreeBSD-CURRENTとFreeBSD-STABLEの2つの開発ブランチが存在する。
CURRENTはまさに最新のFreeBSDのバージョンの開発ブランチで、作業進行中のソースがならび、開発途上のソフトウェアや過渡的な機能などが含まれている。しかし、これがリリース版に採用されるとは限らない。
STABLEは主に開発が終わったCURRENT開発ブランチに対して、分枝されてリリース版(安定版)を作成する開発ブランチである。こちらに移ってからは全ての修正はこの開発ブランチで行われる。1つのバージョン系列の開発が終わるとこのブランチからも外れ、以後一定期間は必要に応じてセキュリティアップデート等の修正が行われる。修正はパッチをあてることで行われ、8.1-RELEASE-p2などと最後尾に修正が行われた回数(pはpatch levelのこと)が示される。
いったんSTABLEとして扱われると、1つ上の開発バージョンがCURRENTとして扱われることになる。例外として、FreeBSD 5系では多くの改善や機能追加が行われたために、5.0 - 5.2の間はリリース版が出ているのにもかかわらずSTABLEとして扱われない状態が続いていたが、6.0がリリースされてからは元の体制に戻った。
バージョン管理
[編集]FreeBSDのRELEASE版及びSTABLE版、CURRENT版は、Git[12]を使ってソースコードレベルでOSのバージョン管理を行う。
ソースコードの管理は、当初はConcurrent Versions Systemが採用され、更新にはかつては「csup」というコマンドが用いられたが(csupはCVSupの主要な機能をC言語で再実装したものである。これは、CVSupがプログラム言語として一般的でないModula-3で実装されており、これが理由でcsupはベースシステムに含まれるがCVSupはportsから導入する)、cvsupによる配布は2013年2月一杯で終了した。以降2020年12月まではApache Subversionが用いられていたが、現在[13]ではGitへ移行している[14]。
/usr/src
以下に展開されたソースコードをmakeすることにより、メジャーバージョンの更新も含めてOS全体のバージョンアップができる。
バイナリで配布されたRELEASE版に対しては「freebsd-update」というコマンドが用いられ定期的なセキュリティパッチ等のバージョンアップができる。GENERICカーネルであればカーネルのアップデートも可能である。通常はセキュリティパッチが入るとカーネルの名称に「p2」等とバージョンがつくがカーネル以外だけの更新の場合カーネル名称は変わらない。
セキュリティ対応と保証期間
[編集]FreeBSDのSTABLE版及びRELEASE版については、リリース後一定期間、セキュリティに関する問題が発生した場合に必要なアドバイザリ及びアップデートがリリースされる保証期間が設けられる。保証期間については以下の3つの区分が存在する[15]。CURRENT版は開発版の扱いのため、セキュリティアップデートやアドバイザリは提供されない。
- Early Adopter
- CURRENT版から分岐した最初のRELEASE版に適用されるもの。ただし2012年現在適用例はない。保証期間はリリース後6ヶ月。
- Normal
- 通常のRELEASE版でSTABLE版から分岐したものに適用されるもの。保証期間はリリース後1年。
- Extended
- 原則として、メジャーバージョンに対して2番目以降のRELEASE版及びそれに対応するSTABLE版に適用されるもの。保証期間はリリース後2年。
ただし実際には、各RELEASE版に対しNormal及びExtendedのどちらを選択するか、その時点でのRELEASE版のコード品質等を考慮して個別に定められることが多く、時には「古いRELEASEの方が新しいRELEASEよりも保証期間が長い」という逆転現象が起こることがある。例:8.1-RELEASEの保証期間が2012年7月末までなのに対し、8.2-RELEASEの保証期間は2012年2月末まで。過去には7.1-RELEASEと7.2-RELEASEの間でも同様の逆転現象が発生した。ただし8.2-RELEASEの保守終了予定日は8.1-RELEASE同様2012年7月末まで延長されている。このため、特にサーバ等で長期に運用する予定の機器では、保証期間の終了時期を踏まえたバージョン選択を行う必要がある。
最新のバージョン
[編集]現在、セキュリティアップデートなどがサポートされている安定リリース版、及び開発ブランチは以下の通りである。
バージョンごとの特徴
[編集]FreeBSD 1
[編集]「1.0-RELEASE」は、4.3BSD Net/2を基にして1993年11月に開発された。
4.3BSD Net/2にUNIXのライセンスに抵触する部分があるとして、1994年7月5日にリリースされた「1.1.5.1-RELEASE」を最後に4.3BSD Net/2を基にした開発を停止。
FreeBSD 2
[編集]「2.0-RELEASE」はUNIXのライセンスに抵触していないことが公式に宣言された4.4BSD-Liteを基にして1994年11月22日に発表された。バージョン2の最終版の「2.2.8-RELEASE」は1998年11月29日に発表された。
「2.0-RELEASE」は、AT&T由来のUNIXソースコードの著作権者ノベルの法的請求権から(将来に渡って)公的に解放された最初のFreeBSDのバージョンである[18]。インターネットサーバ拡大期の始まりにおいて、広く使われた最初のバージョンでもある。
FreeBSD 3
[編集]「3.0-RELEASE」は1998年10月16日に発表された。バージョン3の最終版の「3.5-RELEASE」は2000年6月24日に発表された。
「3.0-RELEASE」はジャイアントロックを用いてSMPシステムをサポートできる最初のブランチである。「3.1-RELEASE」からはUSBをサポートし、「3.2-RELEASE」からギガビット・イーサネットカードをサポートした。
FreeBSD 4
[編集]「4.0-RELEASE」は2000年3月13日に発表された。2005年1月25日に出た最終版の「4.11-RELEASE」は2007年1月31日までサポートされていた[19]。
バージョン4は、その安定性を賞賛され、最初のインターネット・バブルの時期にプロバイダとホスティングサーバから好まれたオペレーティングシステムであり、Unix系では最も安定した高いパフォーマンスのオペレーティングシステムの一つと広く見なされている[20]。バージョン4の新機能では、「4.1-RELEASE」より、後にNetBSDやOpenBSDのシステムの一部となるkqueue(2)のシステムコールを導入した[21]。
FreeBSD 5
[編集]「5.0-RELEASE」は2003年1月14日にCURRENT(最新開発版)として発表された。バージョン5の最初の安定版のリリースは、2004年9月6日に発表された「5.3-RELEASE」である。「5.05-RELEASE」 - 「5.2.1-RELEASE」は「5-CURRENT」として一般ユーザの利用は勧められていなかった[22]。バージョン5の最終安定版は2006年5月25日に出た「5.5-RELEASE」であった。
バージョン5の最初のブランチとして登場した「5.0-RELEASE」は、先進的なマルチプロセッサとアプリケーションスレッディング、UltraSPARCとIA-64のプラットフォーム対応等のサポートといった注目度の高い機能を手広く先取りしていた。
- カーネルロック機構の変更
- バージョン5の最大のアーキテクチャに関する開発は、SMPを改善させる為に低レベルのカーネルロック機構を大きく変更させた点であった。これによって、ジャイアントロックからカーネルの大部分のリソースが開放された。複数のプロセスを同時にカーネルモードで実行できるようになった。
- KSE
- KSE(カーネルスケジュールエンティティ、"Kernel Scheduled Entities")は、1 個のプロセスが複数のカーネルレベルスレッドを持てるようにするための機構である[23]。原理的にKSEと同様に"M:N" モデルを用いる、NetBSDに実装されたScheduler activationsに似ている。KSEは「5.3-RELEASE」から安定版の実装が始まり、「7.0-RELEASE」で1個のカーネルスレッドを1個のユーザーランドスレッドが占有して利用する1:1スレッドの実装に置き換えられるまでFreeBSDのデフォルトのスレッド機構だった。
- GEOM
- Poul-Henning Kampの貢献によって作られた、ディスクI/O要求を変換するモジュール型フレームワークであるGEOM を実装することで、I/O層のブロック(記録単位)[24]をかなり変更できる。GEOMは、ミラーリング (gmirror) [25]と暗号化 (GBDEとGELI) [26]などの機能の多くを簡単に作成可能とする。このGEOMの開発はDARPAによる支援を受けて作成されている。
FreeBSD 6
[編集]「6.0-RELEASE」は2005年11月4日にリリースされた。バージョン6の最終版の「6.4-RELEASE」は2008年11月11日にリリースされた。これらのバージョンは、SMPと先進的なIEEE 802.11の機能性の更なる開発の他に下記のようなものがある。
- 著しいネットワークスタックのパフォーマンス強化
- libthrライブラリのlibc_rのデフォルトスタックサイズ が増やされ、パフォーマンス性を高めた。32ビットプラットフォームでは、メインスレッドはデフォルトで2MBのスタックを受け取り他のスレッドではデフォルトで1MBのスタックを受け取る(64ビットプラットフォームでのデフォルトスタックサイズ は、それぞれ4MBと2MBとなる)。
- OpenBSM
- TrustedBSD[28]プロジェクトによって作成されBSDライセンスの下でリリースされたセキュリティイベントの監査用のOpenBSM[29]と呼ばれる基本セキュリティモジュール (BSM) 監査[30]の実装をした。これはAppleのオープンソースのDarwinに見出したBSM実装に基づいたものである。
その他、プリエンプティブカーネル(タスクの置き換え)とハードウェアパフォーマンス測定ドライバ (HWPMC) [31]のサポート等が挙げられる。
FreeBSD 7
[編集]「7.0-RELEASE」は2008年2月27日にリリースされた。バージョン7の最終版の「7.4-RELEASE」は2011年2月24日にリリースされた。
新機能は下記の通り多彩に渡る。
- SCTP
- UFSのジャーナリング
- サン・マイクロシステムズのZFSファイルシステムの実験的な移植
- ARMアーキテクチャへの改良されたサポート
- jemalloc、Firefox3に移植された並列計算[32]に最適化されたmalloc[33]
- ネットワーク関連やオーディオの最適化やSMPのパフォーマンス改善[34]
- GCC4.2.1、X.Org 7.3、KDE 3.5.8、GNOME2.20.2、BIND9.4.2。
ベンチマークは、LinuxだけでなくFreeBSDの以前のバージョンに比べても著しい速度の向上を示している[35]。
- ULEスケジューラ
- 「5.1-RELEASE」から実験的に実装されてきたULEスケジューラは、「7.0-RELEASE」の新版でカーネルの構築時にスケジューラを調整できるようになるなど大きく改良されていたが、依然「4BSDスケジューラ」と呼ばれる従来のスケジューラが標準で実装されていた[36]。「7.1-RELEASE」では、AMD64/i386版で、標準でULEスケジューラが採用された[37]。
- システム情報取得機能「DTrace」
- 「7.1-RELEASE」よりDTraceが実装されてシステムのダイナミックな監視やトラブルシューティングが可能になった[37]。「プローブ (probe)」と呼ばれるデータ観測ポイントに、dtraceコマンドを含む「DTraceコンシューマ」という情報所得するプログラムを使って情報を取得する。dtraceコマンドは「D」と呼ばれるC言語に似たスクリプト言語で記述することによって実行ができる。これにより、プローブからのデータを取り出したり集計することができる[38]。
- jailによる仮想環境構築
- 「7.2-RELEASE」では、jailというOSレベルでの仮想化機構が実装された。1つのJail仮想環境に対して複数のIPv4/v6アドレスを割り当てたり、IPアドレスを割り当てないで運用したりすることが可能になった[39]。
「4.0-RELEASE」より対応していたDEC Alphaアーキテクチャへの対応は、「7.0-RELEASE」より中止となった[40]。
FreeBSD 8
[編集]「8.0-RELEASE」は2009年11月25日にリリースされた[41]。2009年8月にトランクからバージョン8はブランチした。バージョン8の最新版は「8.4-RELEASE」で2013年6月7日にリリースされた[42]。
主な機能は、SuperPages対応、Xenの「ドメインU (domU)」への対応、ネットワークスタックの仮想化、スタックスマッシュプロテクション、新しいTTYレイヤへの置き換え、大幅に更新され、改善されたZFSへの対応、「8.2-RELEASE」で追加されたUSB3.0とそのホストコントローラの規格であるxHCIへの対応、IGMPv3を含むマルチキャストのアップデート、(「8.2-RELEASE」で追加された)インテルCPU対応のNFSv4とAESのアクセラレータを導入しているNFSのクライアント・サーバの書き換えである。
改良されたデバイスのmmap()の拡張機能によって、x86-64プラットフォーム用の64ビットNVIDIAディスプレイドライバが実装可能となった。プラグイン対応の輻輳制御フレームワークと、Linuxのエミュレーション下で実行されるアプリケーションのシステム情報を取得するDTraceを使用可能とする機能は「8.3-RELEASE」で追加された。
FreeBSD 9
[編集]「9.0-RELEASE」は2012年1月12日にリリースされた[43]。「9.1-RELEASE」は2012年12月31日にリリースされた[44]。「9.2-RELEASE」は2013年9月30日にリリースされた[45]。「9.3-RELEASE」は2014年7月16日にリリースされた[46]。
リリースの主な機能は、新しいインストーラ bsdinstall(8) の追加、UFSのFFS (Fast Filesystem) がsoftupdatesジャーナリングに対応、ZFSがバージョン28に更新、ユーザレベルDTraceの導入、NFSサブシステムが、NFSv3およびNFSv2に加えてNFSv4に対応した新しい実装に更新、ファイル保護機能Capsicumをカーネルでサポート[47]、FreeBSD/powerpcでPlayStation 3をサポートなどである。
カーネルとベースシステムはClangを使用して構築することができるようになったが、「9.0-RELEASE」はまだデフォルトでGCC4.2を使用している。
- Orbis OS
- PlayStation 4のゲーム機用OSとして、「9.0-RELEASE」からSCEがフォークした「Orbis OS」と呼ばれるFreeBSD派生OSが使用されている[48][49]。
FreeBSD 10
[編集]「10.0-RELEASE」は2014年1月20日にリリースされた[50]。「10.1-RELEASE」は2014年11月14日にリリースされた[51]。「10.2-RELEASE」は2015年8月13日にリリースされた[52]。
- 非推奨が含まれるGCCをClangに置き換えている。
- BINDをベースシステムから削除している。
- デフォルトパッケージ管理ユーティリティとしてpkg(7)を採用している。
- iSCSI規格の実装
VirtIO (準仮想化)ドライバがKVMに対応、FUSEの実装などである[53]。
「10.0-RELEASE」に実装されたBHyVe(BSDハイパーバイザ)は、まだ実験的なハイパーバイザであるが、仮想マシン内でゲストOSを稼働できる。仮想CPU数・ゲストメモリ・IOコネクティビティなどなどもコマンドラインパラメータで指定できる[54]。
「10.3-RELEASE」より、UEFIシステムにおけるroot-on-ZFSインストールに対応した[55]。
FreeBSD 11
[編集]「11.0-RELEASE」は2016年10月10日にリリースされた[56]。
FreeBSD 11は新しいサポートモデルの下で、少なくとも2021年9月30日までの5年間の長期サポートが行われるとしている[57]。
FreeBSD 11.0-RELEASEのリリースエンジニアリングの終盤でOpenSSLの脆弱性が公開されたため、FreeBSDリリースエンジニアリングチームはこれを修正した「FreeBSD 11.0-RELEASE-p1」を新しくビルドして公開した。今回のリリース対象はこのパッチレベル1が対象となっている。アップグレードする際に「FreeBSD 11.0-RELEASE」がインストールされている場合、早期に「FreeBSD 11.0-RELEASE-p1」以降へアップグレードすることが望まれるとしている。
FreeBSD 11.1-RELEASEは予定通り2017年7月26日リリースされた。
- 更新内容と一部としては
- Clang, LLVM, LLD, LLDB, libc++ がバージョン 4.0.0. へ更新された。
- Elf Tool Chain, ACPICA, libarchive(3), ntpd(8), unbound(8), などのサードパーティー・ソフトウェアが更新された。
- blacklistd(8) が OpenSSHに追加された。
FreeBSD 12
[編集]「12.0-RELEASE」は2018年12月11日にリリースされた[58]。
安定版ブランチ単位で5年間のサポートを提供することについてビジネスモデルを再評価する必要が出てきたとして、2019年3月31日まで新しいサポートモデルに関して意見を募るとしている[59]。
「12.1-RELEASE」は2019年11月4日にリリースされた[60]。
「12.2-RELEASE」は2020年10月27日にリリースされた[61]。
「12.3-RELEASE」は2021年12月7日にリリースされた[62]。
「12.4-RELEASE」は2022年12月5日にリリースされた[63]。
FreeBSD 13
[編集]2021年4月13日、「13.0-RELEASE」がリリース[64]。
2022年5月12日、「13.1-RELEASE」がリリース[65]。
2023年4月11日、「13.2-RELEASE」がリリース[66]。
FreeBSD 14
[編集]2023年11月20日、「14.0-RELEASE」がリリース[67]。
2024年6月4日、「14.1-RELEASE」がリリース[68]。
これまでのリリース
[編集]掲載しているのはRELEASEのアナウンスがされたバージョンのみ。
凡例 サポート終了 サポート中 現行バージョン 将来のリリース | |||
バージョン[69] | リリース日[70] | サポート終了予定[71] | 備考 |
---|---|---|---|
1.0-RELEASE | 1993年11月1日 | ||
1.1-RELEASE | 1994年5月6日 | ||
1.1.5-RELEASE | 1994年6月30日 | ||
1.1.5.1-RELEASE | 1994年7月5日 | ||
2.0-RELEASE | 1994年11月22日 | ||
2.0.5-RELEASE | 1995年6月10日 | ||
2.1-RELEASE | 1995年11月19日 | ||
2.1.5-RELEASE | 1996年7月16日 | ||
2.1.6-RELEASE | 1996年11月15日 | FreeBSD 2.1.6.1-RELEASEに置き換え | |
2.1.6.1-RELEASE | 1996年11月26日 | ||
2.1.7-RELEASE | 1997年2月20日 | ||
2.1.7.1-RELEASE | 1997年3月19日 | ||
2.2-RELEASE | 1997年3月16日 | ||
2.2.1-RELEASE | 1997年3月25日 | ||
2.2.2-RELEASE | 1997年5月16日 | ||
2.2.5-RELEASE | 1997年10月22日 | ||
2.2.6-RELEASE | 1998年3月25日 | ||
2.2.7-RELEASE | 1998年7月22日 | ||
2.2.8-RELEASE | 1998年11月30日 | ||
3.0-RELEASE | 1998年10月15日 | ||
3.1-RELEASE | 1999年2月15日 | ||
3.2-RELEASE | 1999年5月18日 | ||
3.3-RELEASE | 1999年9月17日 | ||
3.4-RELEASE | 1999年12月20日 | ||
3.5-RELEASE | 2000年6月24日 | ||
4.0-RELEASE | 2000年3月13日 | ||
4.1-RELEASE | 2000年7月27日 | ||
4.1.1-RELEASE | 2000年9月27日 | ||
4.2-RELEASE | 2000年11月22日 | ||
4.3-RELEASE | 2001年4月20日 | ||
4.4-RELEASE | 2001年9月20日 | ||
4.5-RELEASE | 2002年1月29日 | 2002年12月31日 | |
4.6-RELEASE | 2002年6月15日 | 2003年5月 | |
4.6.2-RELEASE | 2002年8月15日 | ||
4.7-RELEASE | 2002年10月10日 | 2003年12月 | |
4.8-RELEASE | 2003年4月3日 | 2004年3月31日 | |
4.9-RELEASE | 2003年10月28日 | 2004年10月31日 | |
4.10-RELEASE | 2004年5月27日 | 2006年5月 | |
4.11-RELEASE | 2005年1月25日 | 2007年1月31日 | |
5.0-RELEASE | 2003年1月14日 | 2003年6月30日 | 6.0が出るまではCURRENT(開発ブランチ)扱いであった |
5.1-RELEASE | 2003年6月9日 | 2004年2月 | |
5.2-RELEASE | 2004年1月9日 | 2004年12月31日 | |
5.2.1-RELEASE | 2004年2月25日 | ||
5.3-RELEASE | 2004年11月6日 | 2006年10月31日 | 5.x系では初めてとなるSTABLEブランチからのリリース |
5.4-RELEASE | 2005年5月9日 | ||
5.5-RELEASE | 2006年5月25日 | 2008年5月31日 | |
6.0-RELEASE | 2005年11月4日 | 2007年1月31日 | |
6.1-RELEASE | 2006年5月8日 | 2008年5月31日 | |
6.2-RELEASE | 2007年1月15日 | ||
6.3-RELEASE | 2008年1月18日 | 2010年1月31日 | |
6.4-RELEASE | 2008年11月28日 | 2010年11月30日 | |
7.0-RELEASE | 2008年2月27日 | 2009年4月30日 | |
7.1-RELEASE | 2009年1月4日 | 2011年2月28日 | |
7.2-RELEASE | 2009年5月4日 | 2010年6月30日 | |
7.3-RELEASE | 2010年3月23日 | 2012年3月31日 | |
7.4-RELEASE | 2011年2月24日 | 2013年2月28日 | |
8.0-RELEASE | 2009年11月25日 | 2010年11月30日 | |
8.1-RELEASE | 2010年7月23日 | 2012年7月31日 | |
8.2-RELEASE | 2011年2月24日 | ||
8.3-RELEASE | 2012年4月18日 | 2014年4月30日 | |
8.4-RELEASE | 2013年6月7日 | 2015年6月30日 | |
9.0-RELEASE | 2012年1月12日 | 2013年3月31日 | |
9.1-RELEASE | 2012年12月30日 | 2014年12月31日 | |
9.2-RELEASE | 2013年9月30日 | ||
9.3-RELEASE | 2014年7月16日 | 2016年12月31日 | |
10.0-RELEASE | 2014年1月20日 | 2015年2月28日 | |
10.1-RELEASE | 2014年11月14日 | 2016年12月31日 | |
10.2-RELEASE | 2015年08月13日 | ||
10.3-RELEASE | 2016年04月04日 | 2018年04月30日 | |
10.4-RELEASE | 2017年10月3日 | 2018年10月31日 | |
11.0-RELEASE | 2016年10月10日 | 2017年11月30日 | |
11.1-RELEASE | 2017年7月26日 | 2018年9月30日 | |
11.2-RELEASE | 2018年6月27日 | 2019年10月31日 | |
11.3-RELEASE | 2019年7月9日 | 2020年9月30日 | |
11.4-RELEASE | 2020年6月16日 | 2021年9月30日 | |
12.0-RELEASE | 2018年12月11日 | 2020年2月29日 | |
12.1-RELEASE | 2019年11月4日 | 2021年1月31日 | |
12.2-RELEASE | 2020年10月27日 | 2022年3月31日 | |
12.3-RELEASE | 2021年12月7日 | 2023年3月31日 | |
12.4-RELEASE | 2022年12月5日 | 2023年12月31日 | |
13.0-RELEASE | 2021年4月13日 | 2022年8月31日 | |
13.1-RELEASE | 2022年5月16日 | 2023年7月31日 | |
13.2-RELEASE | 2023年4月11日 | 2024年6月30日 | |
13.3-RELEASE | 2024年3月5日 | 13.xのサポートは、2026年4月30日まで[72] | |
14.0-RELEASE | 2023年11月20日 | 2024年9月30日 | |
14.1-RELEASE | 2024年6月4日 | ||
バージョン | リリース日 | サポート終了予定 | 備考 |
※2006年4月1日には、エイプリルフールのネタとしてFreeBSD 2.2.9-RELEASEが発表されている。
バージョン別の主な機能変更
[編集]- 1.1-RELEASE[73]
- 2.0-RELEASE[74]
- コードのベースをBSD-Lite 4.4に取り換え
- 新規のインストーラ
- 新規のブートマネージャ
- (FAT・unionfs・kernfs等)多くのファイルシステム
- 大規模ファイルシステム用に差し替えた64ビットのコード
- ロード可能なファイルシステム等のコードの置き換え
- NetBSDからロード可能なカーネルモジュールをインポート
- 2.0.5-RELEASE[75]
- VMシステムの改良
- 完全版のNISのクライアント・サーバ対応
- TCPトランザクション対応
- ISDN対応
- FDDIと100メガビット・イーサネットアダプタの対応
- 多言語ドキュメント
- インストール用メディアのパッケージ管理システムのPort機能
- 2.1.5-RELEASE[76]
- バグとセキュリティの修正
- PCIバス解析
- 一部のドライバの追加
- 2.1.6-RELEASE[77]
- バグとセキュリティの修正
- インストール機能の改良
- 2.1.7-RELEASE[78]
- バグとセキュリティの修正
- 2.2-RELEASE[79]
- NFSv3の対応
- 動的メモリ確保の関数をmallocをphkmallocに取り換え
- ELFの完全なLinuxulator(Linuxエミュレータ)対応
- カーネルのルーチン用のmanページのセクション9の対応
- 2.2.1-RELEASE[80]
- 2.2.2-RELEASE[81]
- NFSv3が標準実装
- 仮想FTPサーバ機能
- 2.2.5-RELEASE[82]
- 2.2.6-RELEASE[83]
- 2.2.7-RELEASE[84]
- FAT32の対応
- PC98(※Windows 98やWindows 2000向けのシステム設計のことを指しており、NECのPC-98シリーズのことを指しているのではない)のアーキテクチャへのアップデート
- 2.2.8-RELEASE[85]
- ipfirewallのコンポーネントのdummynet traffic shaper機能
- マルチインタフェース間のブリッジ機能
- 8GB以上のIDEドライブに対応
- 3.0-RELEASE[86]
- SMP
- CAM(コモンアクセスメソッド)SCSIシステム
- 安全なRPC
- ATAPI/IDE規格のCDライティングソフトとテープドライブに対応
- VESA規格のビデオモード
- ベースシステムのPerl4を5に置き換え
- KerberosIV
- 3.1-RELEASE[87]
- USB対応
- ユーザー認証システムのPAM(Pluggable Authentication Modules)機能
- 3.2-RELEASE[88]
- ベースシステムにInternet Systems ConsortiumのDHCPクライアントを追加
- USB対応の拡充
- (NTFSへのダイレクト接続・ISO 9660#JolietlISO9660の拡張規格「Joliet」等の)改良されたファイルシステム対応
- 3.3-RELEASE[89]
- 改良されたUSB対応
- RAIDを実行できるストレージ・マネージャーの「vinum」のメジャーアップデート
- IPFWの改良
- 電源管理インタフェース「APM」
- データリンク層インタフェース「BPF」を標準設定可能にした
- 多くのドライバを追加
- 3.4-RELEASE[90]
- Netgraph
- 「vinum」のRAID-5対応
- ICMPとその他のセキュリティ修正
- 3.5-RELEASE[91]
- 4.0-RELEASE[92]
- KAMEプロジェクトによるBSD標準IPv6スタックとBSD標準IPsecスタック
- ベースシステムにOpenSSHを統合
- 新しいATA/ATAPIドライバ(全てのATAに準拠したディスクとATAPI準拠のCD-ROM・CD-R・CD-RW・DVD-ROM・DVD-RAM・LS120・ZIP・テープドライブ)
- SVR4バイナリファイル用のエミュレータ
- burncdプログラム
- USBイーサネットアダプタの対応
- accept()フィルタ
- Telnet暗号化
- 4.1-RELEASE[93]
- システムコールKqueue
- IPsecの改良
- DEC Alpha対応を拡大
- 標準インストール作業でのUSB対応
- 4.1.1-RELEASE[94]
- ブリッジされた環境設定での仮想イーサネットデバイスドライバ
- ATA100のコントローラ対応
- 4.2-RELEASE[95]
- 初期的なUSBスキャナーの対応
- USBモデムの対応
- バッファオーバーフロー時のバグ修正
- Portsの再構築
- 4.3-RELEASE[96]
- サウンドドライバのアップデート
- TCPのバグ修正
- システムコールkqueueのデバイス層への拡張
- 4.4-RELEASE[97]
- 4.5-RELEASE[98]
- TCPの改良(スループット・パフォーマンス・サービス拒否攻撃の鎮静等)
- 標準でSoft updatesが出来るようになる
- Linuxulatorの改良
- 起動ローダが16Kのディスクブロック長を持つファイルシステムからの起動に対応(それまでは8K)
- 4.6-RELEASE[99]
- XFree86のバージョンを4.2.0にアップデート
- ドライバの追加とアップデート
- 4.6.2-RELEASE[100]
- ATAデバイスにアクセスした時に生じていたエラーを修正
- セキュリティ関連のバグを修正
- 4.7-RELEASE[101]
- 新しいUSBデバイスとディスクコントローラ
- (デフォルトでは無効な)IPFW2が追加
- 4.8-RELEASE[102]
- 初期的なFirewireとハイパースレッディングの対応
- OpenBSD由来の新しいカーネル暗号化フレームワークを統合
- ata(4)ドライバがCAMレイヤとCAMドライバ( cd(4)・da(4)・st(4)・pass(4))を経由してATAデバイスをSCSIデバイスとしてアクセスできるようにする機能に対応
- 4.9-RELEASE[103]
- 4.10-RELEASE[104]
- USB 2.0に対応
- Portsにports/CHANGESとports/UPDATINGが追加
- 4.11-RELEASE[105]
- XFree86のバージョンを4.4.0にアップデート
- インタフェース単位で制御可能なpolling(4)機能が実装されて全てのネットワークドライバは ifconfig(8) を使って制御できるようになる
- 5.0-RELEASE[106]
- UltraSPARCとIA-64のプロセッサの対応
- (ジャイアントロックからカーネルの大部分のリソースが開放された)カーネルロック機構を変更したSMPの対応
- GEOM
- KSE(カーネルスケジュールエンティティ)
- TrustedBSDから導入された 強制アクセス制御
- バックグラウンドで動くfsck
- Bluetooth
- ACPI
- CardBus
- デバイスファイルを実行するdevfs
- UFS2の対応
- ユニバーサルディスクフォーマットの対応
- DRIのドライバ
- ユーザー認証を行うためのAPIである「Pluggable Authentication Modules」
- デフォルトカーネルでの386対応削除
- kernfsUUCPの除去
- 従来のBSDゲームをベースシステムからPortsに移動
- Perlをベースシステムから除去
- NetBSDから「rc.d」フレームワークを導入
- BSDPANの追加
- 標準でcdboot起動ローダを使用
- 5.1-RELEASE[107]
- x86-64の実験的なサポート
- マルチスレッドプロセスの為の実験的な1:1スレッド(1個のカーネルスレッドを1個のユーザーランドスレッドが占有して利用)とM:Nスレッディングライブラリ
- 実験的な Name Service Switch
- PAE
- GEOMとオプションから必須機能になったdevfs
- LinuxulatorでのIPv6対応
- 実験的なULEスケジューラ
- 7年間正常に動作していなかった「XNS(Xerox Network Systems)」の対応削除
- CAMレイヤが232個以上のブロックを持つデバイスに対応
- rcNG(/etcにある起動スクリプトが削除され、NetBSDから移植された「rc.d」システムに置き換え)
- XFree86のバージョンを4.3.0にアップデート
- デンマーク語(da_DK.ISO8859-1)翻訳プロジェクトが発足
- 5.2-RELEASE[108]
- x86-64のアーキテクチャが、サポートレベル順位「Tier 1」とされ、ほぼフル対応の対象となった
- swap pagerの更新
- カーネルが「Protocol Independent Multicastルーティング」(pim(4))に対応
- IPv6とIPSec修正と更新がKAMEプロジェクトから統合
- Bluetoothプロトコルスタックが更新
- (ata(4)ドライバの ジャイアントカーネルロックが外されて)ata(4)ドライバが大きく書き直された
- NFSv4クライアントが実装
- トルコ語(tr_TR.ISO8859-9)翻訳プロジェクトが開始[109]
- i386版で浮動小数点エミュレーションが削除[110]
- IDE・SATA・802.11a/b/gデバイスのドライバ対応が追加・改善、実験的なIPトラフィックのフィルタリング機能と転送機能のマルチスレッド化
- 5.2.1-RELEASE[111]
- バグとセキュリティを修正
- ATA/IDEおよびSATAの処理の著しい改善
- 5.3-RELEASE[112]
- ネットワークインタフェースでのキュー制御をするALTQ
- ネットワークとソケットサブシステムは、マルチスレッド化され、リエントラント(再入可能)対応となる
- 新しいデバッグフレームワークKDB(Kernel debugger)の追加
- TLSの動的・静的リンクの対応
- OpenBSDからPF導入
- GCC 3.4.2、Binutils 2.15、gdb 6.1に更新[113]
- カーネルでWindows NDISネットワークドライバに対応。i386プラットフォームでバイナリ互換インターフェイスを導入
- XFree86に替わって、X.org 6.7対応
- サウンドカードのドライバ再構築
- 暗号処理アクセラレータ
- 5.4-RELEASE[114]
- 5.5-RELEASE[116]
- デュアルコアプロセッサの両方のコアがカーネルを使用して標準でSMPに対応できる
- 6.0-RELEASE[117]
- 実験的なPowerPC対応
- 無線セキュリティプロトコルWPA
- wirelessアダプタのドライバ追加
- 802.11g/i・802.1XとWME/WMM完全対応
- ファイルシステムとディスクへの直接アクセスのパフォーマンスの改良
- 6.1-RELEASE[118]
- ブート時の特別なオプションがなくともPS/2キーボードとUSBキーボードの共存が可能な「キーボード多重化」[119]
- ファイルシステムの安定性改善
- 多くのBluetoothデバイスの自動化された環境設定
- イーサネット対応ドライバ
- SAS/SATA対応RAIDコントローラ
- 6.2-RELEASE[120]
- Xboxのアーキテクチャ対応
- OpenBSM
- セキュリティイベント監査
- ipfirewall
- セキュリティ修正とエラーパッチのバイナリアップデート
- OpenIPMI(公開されたシステム管理の為のインタフェース)
- 6.3-RELEASE[121]
- 6.4-RELEASE[123]
- 共通鍵ブロック暗号Camellia cipherに対応
- 起動ローダの変更(USBデバイスからの起動とGPT対応BIOSからのGPTラベルデバイスの起動が可能となる)
- malloc(9)で割り付けられたメモリのためのバッファ間違いを検出する「RedZone」
- DVDでの ISOイメージ(x86-64とi386対応)
- 実験的なZFSとGPT
- 実験的なSCTPを実装[126]
- ARMアーキテクチャの追加対応
- サウンドインターフェースのHDA対応
- mallocの古い実装(phkmalloc)をJason Evansが開発したjemallocに置換
- DEC Alpha対応を終了
- 7.1-RELEASE[127]
- 7.2-RELEASE[128]
- UltraSPARC IIIに対応
- 仮想メモリサブシステムでのsuperpagesのトランスペアレント(利用者にソフトウェアの存在・作用が意識されない)利用
- jailの実装
- 7.4-RELEASE[131]
- UltraSPARC IV/IV+・SPARC64 Vプロセッサに追加対応
- (miibusでの)IEEE 802.3全二重フローコントロール
- 8.0-RELEASE[132]
- 新たなUSB実装「USB2」
- jailが"Vimage Jail"にアップデート[133]
- 改善されたULE3スケジューラ
- superpages対応
- NFSv4対応
- 8.1-RELEASE[134]
- HAST(Highly Available STorage)フレームワーク追加[135]
- IPFW and dummynet improvements
- PowerPC G5でのSMPサポート(デフォルトでは無効)
- MS-DOS用ファイルシステムMP-safe
- ZFS版対応のブートローダzfsloader追加
- NFSv4 ACLが UFS版とZFS版に正式対応
- 8.2-RELEASE[136]
- LinuxulatorにVL4(Video4Linux)をインポート
- graid(8) GEOMクラスを各種BIOSベースのソフトウェアRAIDコントローラー対応のために追加 (ataraid(4)の代替)
- ZFSのバージョンを28にアップデート
- DTraceがLinuxulatorバイナリに対応
- TCP/IPスタックがカーネルモジュール化された輻輳制御フレームワークmod_cc(9)に対応
- セキュリティ関連を含むバグ修正
- ZFSの強化
- ユーザーレベルDTraceの導入
- GCCに代わってClangとLLVMをベースシステムに追加
- USB3.0に対応
- FFSがsoftupdatesジャーナリングに対応
- ATA/SATAドライバーがCAMフレームワークに統合され、AHCIサポート
- ZFSのバージョンを28にアップデート
- 新型インストーラーのbsdinstall(8)
- FreeBSD/ppcがPlayStation 3に対応
- GEM/KMSをサポートする新しいIntel GPUドライバ
- 高速ユーザー空間パケットI/Oフレームワークとして、netmap(4)を追加
- サウンドドライバのアップデート
- IPv6の改善
- LLVM libc++とlibcxxrtを含む、新しいC++11スタック
- jailがdevfs・nullfs・ZFSに対応
- sched_ule(4)によるSMTのロードのバランスの改良
- GCCの廃止とclang/LLVMに正式移行 (C/C++コンパイラーおよびライブラリでGPLフリーの達成)
- bhyve(8)やvirtio(4)の追加など、Microsoft Hyper-V向けの仮想化機能の強化
- USBをアップデート
- ファイル保護機能capsicumをカーネルでサポート
- pkg(7)をデフォルトのパッケージ管理ユーティリティとし、pkg_add(1)、pkg_delete(1)および関連ツールは廃止
- DNSサーバのBIND廃止
- LDNS(DNSライブラリ)とDNSキャッシュサーバとしてUnboundを採用
- Raspberry Pi・IEEE 802.11s・FUSEの追加対応
- ZFSをサーバのrootファイルシステムとして利用可能
- GNUのツールをBSDライセンス版に代替
- ユニコードをサポートし、グラフィックモードの利用を改善するシステムコンソールvt(4)の追加[145]
- amd64のみUEFIからの起動を初期サポート
- IPv4およびIPv6スタックに対し、音声などマルチメディアに適しているとされる(RFC 3828で定義された)UDP-Liteプロトコルサポートを追加[146]
- ハイパーバイザbhyve(4)にzfsファイルシステムからの起動サポート
- ハイパーバイザbhyve(4)へFreeBSD/i386ゲストのサポート機能を追加
- ファイルシステムの自動マウント機能であるautofs(5)を導入
- armv6カーネルへSMPサポート機能を追加
- LinuxのCentOS 6互換環境を提供するlinux_base-c6をデフォルトで採用
- Linuxカーネル3.8.13に対応するようにDRMコードを更新し、複数のX.Org Serverを同時に実行することも可能とする
- ZFSのパフォーマンスと信頼性の改善
- resolvconfはプライバシー保護機能を強化したバージョン3.7.0に、GNOMEは3.14.2に、KDEは4.14.3にそれぞれアップデート
- ARMサポートを強化
- UEFIシステムに自動モードでroot-on-ZFSインストールが作成可能となる
- rerootの初期実装にrebootが追加
- GNOMEは3.16.2に、TeX LiveはTL2015に、X.Org Serverは1.17.4にそれぞれアップデート
- 10.4-RELEASE[151]
- eMMCストレージのフルサポート
- fsck_ffs(8)ユーティリティにおけるGPTディスクラベルでのオルタネートスーパーブロックのサポート
- ユーザランドコアダンプにヒューマンリーダブルなクラッシュレポートを報告するイベントを発生させることができる機能を追加(デフォルトでは無効)
- 11.0-RELEASE[57]
- ZFSディスクのホットスペアおよびオートリプレースを可能にするzfsd(8)デーモンを導入
- ハイパーバイザbhyve(8)においてネイティブグラフィック機能をサポート
- AArch64(arm64)アーキテクチャのサポート追加
- libblacklist(3)ライブラリおよびアプリケーションをNetBSDより移植
- 802.11nワイヤレスのサポート追加
- OpenSSHを7.2.p2へアップデート
- OpenSSH DSA鍵生成をデフォルトで無効化およびプロトコル1のサポート廃止
- より多くのワイヤレスネットワークドライバを追加
- svnlite(1)をバージョン1.9.4へアップデート
- Clang、LLVM、LLD、LLDB、libc++をバージョン4.0.0へアップデート
- Microsoft Hyper-V Generation 2サポートの追加
- Clang、LLVM、LLDB、compiler-rtをバージョン6.0.0へアップデート
- 特定のDTraceプローブのトリガプロセスを見るdwatch(1)、EFIブートマネージャーの操作ができるefibootmgr(8)、El Toritoブートカタログ情報を閲覧できるetdump(1)などのユーティリティの追加
- 11.3-RELEASE[156]
- clang、llvm、lld、lldb、compiler-rt、libc++のバージョンは8.0.0にアップデート
- ZFSファイルシステムにパラレルマウント機能を追加
- clang, llvm, lld, lldb, compiler-rt 各ユーティリティは、バージョン10.0.0に更新
- OpenSSLがバージョン1.0.2uに更新
- Unboundがバージョン1.9.6に更新
- pkg(8)ユーティリティがバージョン1.13.2に更新
- KDEデスクトップ環境がバージョン5.18.4.1.19.12.3に更新
- GNOMEデスクトップ環境がバージョン3.28に更新
- ZFSブックマークの名前変更のサポートが追加
- certctl(8)ユーティリティが追加
- ユーザーランドアプリケーションへのいくつかの機能の追加と更新
- 将来のリリースで廃止された機能に関する警告を促す表示開始
- (RFC 6649)および(RFC 8429)で非推奨になったKerberosGSSAPIアルゴリズムの警告が追加
- Clang、LLVM、LLDB、compiler-rtをバージョン6.0.1へアップデート
- NUMAオプションがamd64 GENERICとMINIMALカーネル設定でデフォルトで有効となった
- jail(8)内部におけるbhyve(8)利用のサポート
- 12.1-RELEASE[160]
- Cで書かれたSSL/TLSプロトコル(RFC 5246)の実装であるBearSSLをベースシステムにインポートした。OpenSSLはバージョン1.1.1dにアップデート
- clang、llvm、lld、lldb、compiler-rt、libc++は最新の8.0.1となった。
- zfsでは、ブックマーク向けのsendサブコマンドと合わせて「-v」、「-n」、「-P」フラグのサポートなどが加わった。
- 12.2-RELEASE[161]
- 802.11nおよび802.11acのサポートを向上させるために、ワイヤレスネットワークスタックとさまざまなドライバのアップデート
- ice(4)ドライバーが追加され、インテル®100Gbイーサネットカードをサポート
- jail(8)ユーティリティが更新され、jailされた環境でLinux®を実行可能に
- OpenSSLをバージョン1.1.1hに更新
- OpenSSHをバージョン7.9p1に更新
- clang, llvm, lld, lldb, compiler-rtユーティリティはバージョン10.0.1に更新
- 12.3-RELEASE[162]
- さまざまなネットワークドライバーの更新
- アップストリームで提供されたソフトウェアに対するいくつかの更新
- いくつかのユーザーランドアプリケーションの改善とカーネルのバグ修正
- 12.4-RELEASE[163]
- ena(4) カーネル ドライバーが 2.6.1 に更新
- if_epair(4) ドライバーでは、複数のコアを使用してトラフィックを処理し、パフォーマンスを向上
- unbound(8) ユーティリティがバージョン 1.16.3 に更新
- telnetd(8) デーモンは廃止
- tcpdump(1) ユーティリティでは、pflog ヘッダーの一部として公開されるルールに番号を設定可能
- OpenSSLを1.1.1q に更新
- OpenSSHを9.1p1 に更新
- LLVM ツールチェーン スイートがバージョン 13.0.0 に更新
- dma(8) ユーティリティがスナップショット 2022-01-27 に更新
- file(1) ユーティリティがバージョン 5.43 に更新
- libarchive(3) ライブラリがバージョン 3.6.0 に更新
- clang、lld、およびlldbユーティリティとcompiler-rt、llvm、libunwind、およびlibc ++ライブラリがバージョン11.0.1に更新
- crackinfo(8)で使用するために /usr/libexec にインストールされていた古いバージョンのGNUデバッガーを削除
- 廃止されたbinutils2.17とgcc(1)4.2.1をツリーから削除
- BSDバージョンのgrep(1)が標準導入、以前標準であったGNU版は削除
- libalias(3)からCU-SeeMeサポートを削除
- qat(4)ドライバーが追加
- いくつかの非推奨のドライバーが削除
- いくつかのドライバーがPowerPC64アーキテクチャーに移植
- カーネルは、TLSバージョン1.0から1.3のTCPソケットでのトランスポート層セキュリティ(TLS)データのカーネル内フレーミングと暗号化をサポート
- arm64またはAArch64として知られる64ビットARMアーキテクチャは、FreeBSD13のTier-1ステータスに昇格
- 13.1-RELEASE[166]
- OpenSSHをバージョン8.8p1に更新
- OpenSSLをバージョン1.1.1oに更新
- sshでFIDO/U2Fハードウェア認証の使用が可能になり、新しく公開鍵タイプecdsa-skとed25519-skと、それらに対応した証明書タイプを使用するようになった
- ice(4)ドライバを1.34.2-kに更新、ファームウェアのロギングと初期のDCB対応を追加
- より新しい Intel Wireless チップセット用の iwm(4) を補完するためにiwlwifi(4)ドライバと LinuxKPI 802.11 互換レイヤを追加
- ZFSをOpenZFS release 2.1.4に更新
- EC2イメージは、デフォルトでレガシーなBIOSではなくUEFIを使用してブートするようにビルドされるようになった
- OpenSSHをバージョン9.2p1に更新
- OpenSSLをバージョン1.1.1tに更新
- bhyveハイパーバイザがゲストで16を超えるvCPUをサポート
- ZFSをOpenZFS release 2.1.9に更新
- 13.3-RELEASE[168]
- OpenSSHをバージョン9.6p1に更新
- ZFSをOpenZFS release 2.1.14に更新
- 14.0-RELEASE[67]
- OpenSSHをバージョン9.5p1に更新
- OpenSSLをFreeBSD 13.2-RELEASEのバージョン1.1.1tからメジャーバージョンアップし3.0.12とした
- bhyveハイバーバイザがTPMとGPUをパススルーでサポート
- arm64プラットフォームで最大1024コアをサポート
- ZFSをOpenZFS release 2.2に更新しパフォーマンスの改善を行った
- ジャーナルソフトアップデートを行っているUFSファイルシステムで、バックグラウンドでファイルシステムのチェックを行える
- AWSやAzureで、ZFSのイメージを実験的に使用できる
- TCPにおける輻輳制御はデフォルトでCUBICとなっている
- 14.1-RELEASE[68]
- C ライブラリは、パフォーマンスを向上させるために、amd64 上で文字列およびメモリ操作の SIMD 実装が追加
- デバイスのホットプラグなどのサウンド サブシステムの改善
- OpenStack および多くのホスターと互換性のある初期のネイティブ Cloud-init (構成ドライブ) サポート
- OpenZFSをバージョン 2.2.4 に更新
- Clang/LLVMをバージョン 18.1.5 に更新
- OpenSSHをバージョン 9.7p1 に更新
対応アーキテクチャ
[編集]FreeBSDでは、2023年現在、対応アーキテクチャを「Tier 1~4」までの4段階で管理している[169]。
Tier 1
[編集]最新のRELEASE版について、公式サイトにてインストールイメージが配布されているアーキテクチャ。いわゆる「フルサポートアーキテクチャ」であり、ドキュメントなどもまずはこの層に属するアーキテクチャ向けに整備される。
- AMD64
- Arm64[170]
- 64ビットシステムの ARMv8 (aarch64) をサポートしている。
- Raspberry Pi等の多数の著名なシングルボードコンピュータも含む。これらは公式でSDカードイメージが配布されている。
Tier 2
[編集]開発・サポートプロジェクトが継続しているアーキテクチャ。公式サイトでインストールイメージも配布されているが、熟成度が低いとされて部分的なサポートのみとなっている。
- i386
- Arm
- 32ビットシステムの ARMv6 (armv6) と ARMv7 (armv7) をサポートしている。ただし、armv6 は14.xでTier 3となる。ARMv4/5 (arm) は13.x以降サポート終了。
- Raspberry Pi等の多数の著名なシングルボードコンピュータも含む。これらは公式でSDカードイメージが配布されている。
- SPARC
- 「sparc64」として64ビットシステムのみサポートされている。ただし、13.x以降サポート終了。
- PowerPC
- 32ビットシステムの「powerpc」と64ビットシステムの「powerpc64」の両方をサポートしている。
- MIPS
- 13.xはTier 2だが、14.x以降サポート終了。
Tier 3
[編集]試験的に開発が行われているアーキテクチャ。開発状況によっては予告なくFreeBSDのソースツリーから外される可能性がある[169]。
- RISC-V
- riscv64は、12.xはTier 3だが、13.x以降Tier 2。
- riscv64sf (soft-float)は、12.xはTier 3。13.xでTier 2に昇格したが、14.x以降サポート終了。
Tier 4
[編集]完全にサポート外のアーキテクチャ[169]。
過去に対応していたアーキテクチャ
[編集]- DEC Alpha - 6.x系までサポート。
- Xbox - 6.x系で一時開発されていた[171]。
- IA-64(インテル Itanium)- 10.x系まで。
- PC-9800シリーズ - FreeBSD(98)移植チームにより、2.1.7.1から5.5まで「FreeBSD(98)」としてリリースされた[172]。FreeBSD本体で「FreeBSD/pc98」として公式サポートが始まったのは5.0からである。以降8.x系までTier 1だったが、9.x系以降はTier 2になり、pc98のISO Imageはリリースされていない[173]。12.x系でTier 4へ移行し、pc98のソースコードは削除された[174]。
ロゴ
[編集]長年、FreeBSDのロゴはBeastieとも呼ばれる通常のBSDデーモンであった。しかしながら、Beastieは、FreeBSDに特有のものではなかった。最初に現れたのは1976年のベル研究所によるUNIXTシャツであり、最も人気のあるBSDデーモンのバージョンはアニメ監督のジョン・ラセターによって1984年に描かれ始めたものである[175]。いくつかのFreeBSDに特有のバージョンは、細川達己によって後に描かれたものである[176]。
関連プロジェクト、関連ディストリビューション
[編集]FreeSBIEプロジェクト
[編集]FreeSBIEプロジェクトは、FreeBSDベースのLive CD環境を提供している。
TrueNAS(旧FreeNAS)プロジェクト
[編集]TrueNAS(旧FreeNAS)プロジェクトは、FreeBSDベースの、Webベースでの操作を可能としたNASファイルサーバ用OS環境を提供している。
XigmaNAS(旧NAS4Free)プロジェクト
[編集]XigmaNASプロジェクトは、FreeNASプロジェクトから分離したNASファイルサーバ用OS環境プロジェクトである。
TrueOS(旧PC-BSD)プロジェクト
[編集]TrueOS(旧PC-BSD)プロジェクトは、FreeBSDをデスクトップ・サーバと両方に対応したディストリビューションを提供している。
HardenedBSD プロジェクト
[編集]HardenedBSDは、セキュリティ対策を拡充するため2014年にフォークしたディストリビューション。
使用例
[編集]- PlayStation 5 - 既知のFreeBSDの脆弱性が残った状態で出荷されたと指摘がある[177]。
- PlayStation 4 - 搭載されるOS「Orbis OS」はFreeBSD 9.0ベースである[178]。
- PlayStation Vita - 搭載されているOSにFreeBSDが使用されている[179][180]。
- PlayStation 3 - 搭載されているOSにFreeBSDが使用されている[181][180]。
- Nintendo Switch - 任天堂が公式にアナウンスをしているわけではないが、本体の知的財産表記にFreeBSDカーネルの権利表記が掲載されており、少なくともコンポーネントの一部を用いていることが確認できる[182]。
- VIERA - インターネットサービス「ビエラ・コネクト」に利用されているOSはFreeBSDベースである[183]。
- JUNOS - OSはFreeBSDカーネルをベースとしている。
- OpenServer - OpneServer 10よりFreeBSDベースとなった[184]。
- Apple社のmacOS - 基盤となるDarwinがFreeBSDの一部機能を取り入れている[185]。
脚注
[編集]- ^ “FreeBSD 14.1-RELEASE Announcement”. The FreeBSD Project (2024年6月4日). 2024年6月5日閲覧。
- ^ “FreeBSD 13.3-RELEASE Announcement”. The FreeBSD Project (2024年3月5日). 2024年3月28日閲覧。
- ^ “Netflix Open Connect アプライアンス”. 2021年10月19日閲覧。
- ^ Gallatin, Drew (2021年9月19日). “Serving Netflix Video at 400Gb/s on FreBSD” (PDF). 2021年10月19日閲覧。
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関連項目
[編集]- FreeBSDディストリビューション
- FreeBSD jail
- Berkeley Software Distribution
- BSDの子孫
- macOS
- DragonFly BSD
- NetBSD
- OpenBSD
- TrueOS
- Lumina - BSD(BSDの子孫)向けに開発された軽量デスクトップ環境。
- Unix File System - FreeBSDのファイルシステム。5.xからはUFS2を採用。
- ZFS - 新しいファイルシステム。FreeBSD 8.0で正式に搭載されている。
- DTrace 7.1より採用。
- VIMAGE - Network Stack Virtualization。FreeBSD 8.2にて、「VIMAGE(virtualized network stack) is a highly experimental feature」のような「WARNING」を告げられる。FreeBSD 9.1-RELEASEでも「WARNING」は変わらず。主支援はThe FreeBSD Network Stack Virtualization Projectにて。
- ジャーナリングファイルシステム - FreeBSD 9 以降で、FreeBSD FFSにおいて従来からのSoft Updatesに加えジャーナリング機能が追加されたJournaled Soft Updates (SU+J)が使えるようになっている。
- FreeBSDでKDE2にパッチをあてるにはどうすればよいですか? - ロシアで流行したインターネットスラング
外部リンク
[編集]- オフィシャルページ
- ニュース
- ソフトウェア
- その他