コンテンツにスキップ

「三菱ふそう・エアロキング」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m MU515画像を追加。ぶれている上に小さいですが、今MU515の現車あるのかどうかも分からないのでとりあえず
Linearcity (会話 | 投稿記録)
形式写真交換 前のは横がちすぎた^^;
1行目: 1行目:
{{BusModelImage|エアロキング|画像:JRshikokubus 236.JPG|画像:Jrshikokubus-aeroking-694-2951-20071013.jpg|MU612TX ジェイアール四国バス<br/>694-4959 全席3列シート仕様車}}
{{BusModelImage|エアロキング|画像:Ichibatabus 172.JPG|画像:Ichibata-susano-o-rear-20071021.jpg|MU612TX 一畑バス}}
'''三菱ふそう・エアロキング'''(''Aero King'')は、[[三菱ふそうトラック・バス]]が製造していた[[2階建てバス]]であり、国産車では最後まで製造された2階建てバスである。
'''三菱ふそう・エアロキング'''(''Aero King'')は、[[三菱ふそうトラック・バス]]が製造していた[[2階建てバス]]であり、国産車では最後まで製造された2階建てバスである。


26行目: 26行目:
画像:CJRC 744-01991.jpg|JR東海バス744-01991 2階席3列シート仕様車
画像:CJRC 744-01991.jpg|JR東海バス744-01991 2階席3列シート仕様車
画像:744-3992-Nishinihon-JR-Bus.jpg|西日本JRバス744-3992 2階席3列シート仕様車
画像:744-3992-Nishinihon-JR-Bus.jpg|西日本JRバス744-3992 2階席3列シート仕様車
画像:JRshikokubus 236.JPG|JR四国バス694-4959 全席3列シート仕様車
画像:FUKUSHIMA KOTSU HIGHWAYBUS OSAKA.JPG|福島交通 全席3列シート仕様車
画像:FUKUSHIMA KOTSU HIGHWAYBUS OSAKA.JPG|福島交通 全席3列シート仕様車
画像:JRkyushubus sanyodohirutokkyu.JPG|ジェイアール九州バス744-2952 全席3列シート仕様車
画像:JRkyushubus sanyodohirutokkyu.JPG|ジェイアール九州バス744-2952 全席3列シート仕様車

2007年10月24日 (水) 16:13時点における版

エアロキング


MU612TX 一畑バス

三菱ふそう・エアロキング(Aero King)は、三菱ふそうトラック・バスが製造していた2階建てバスであり、国産車では最後まで製造された2階建てバスである。

概要

Template:節予定 1983年東京モーターショーで発表され、翌年から発売された。発売当時は2階建てバスブームで観光バスとしての需要も多かったが、道路運送車両法の関係で車高が3.8mに抑えられているため、2階部分の室内高さをあまり高くすることができず、居住性の問題から1980年代末までには観光バスとしての需要はほとんどなくなった。

その後1990年代に入ると、規制緩和で高速道路でのワンマン運行が可能になったため、2階部分の居住性の悪さが問題にならず、定員を多くとれるメリットが生かせる夜行高速バスへの使用が増えてきた。そのため近年はほとんど夜行高速バス仕様で生産されていた。[1]

夜行高速バスとして一定台数の生産はあったが、絶対的な需要は少ないため1983年の登場以来根本的な改良は行われず、エンジンの排気ガス規制対応以外での変化は少ない。なお1993年に前面ヘッドライト周りのスタイル変更が行われ、MS8系エアロバスに近い姿となっている。2000年に行われた平成11年排気ガス規制適合に際して、正式の型式を取得せず試作車扱いでの登録となっている。

構造上1階へはステップはなかったが、交通バリアフリー法対応のため、2001年製の車両からは1階に車いすスペースを装備した。2005年、排ガス規制やその他の事情[2]により製造中止となったが、一定の需要があるため2008年頃には、新長期規制に適合させた新型2階建てバスを導入することとなっている。

エンジンは製造当時のエアロクイーンと同等の機種が搭載されており、MU515/525TAでは同じシャーシを採用していたエアロクイーンWの8DC9ターボ(380PS)を、MU612TA/TXでは8M21(420~430PS)を採用している。

主な車両画像

  • P-MU515TA / U-MU525TA
  • KC-MU612TA / MU612TX

ユーザー

近年は多くがJR系バス事業者に納入されている。またJR系バス事業者で引退した中古車を導入する事業者も多い。

宗谷バスと北海道中央バス、はとバス、京阪バス、北陸鉄道(グループ会社の北鉄金沢中央バス保有車は2005年3月で廃車)は定期観光バスに、小田急箱根高速バスは昼行高速バスに、中鉄バスは空港リムジンバスに、とうりゅう観光、ベルツリー、亜紀プロ、浦和中央交通、豊沢交通は主に格安ツアーバスに使用。

それ以外の各社はほぼ夜行高速バスもしくは貸切バス。JR系ではジェイ・アール北海道バス、ジェイアールバス東北以外で導入しており、ジェイアール四国バスを除き長距離の昼行高速バス(昼特急シリーズ・東名ハイウエイバス)にも使用される。

その他の事業者でも多数が中古導入で運行されている模様。これらは主に新規事業者が都市間ツアーバスに使用している。

関連項目

脚注

  1. ^ 独立3列シートの場合、事業者によって異なるがエアロクイーン(MS8系ハイウェイライナー)で乗客定員29人に対し、エアロキングでは2階席30人+1階席6~8人=36~38人まで確保できる。通常の2+2列では2階席52人+1階席14人=66人(はとバス購入車)、JRバスの青春ドリーム号仕様では2階席42人+1階席10人=52人となっている[1]
  2. ^ この時の排ガス規制対応で、このクラスのエンジンがV型8気筒自然吸気エンジンから直列6気筒インタークーラーターボエンジンに変更となった為に、エンジン搭載スペースがV型8気筒エンジンに対応していた同車は新型エンジンの搭載が出来なくなった。