コンテンツにスキップ

「FreeBSD」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Baffclan (会話 | 投稿記録)
m +zh
編集の要約なし
22行目: 22行目:
再開後の最初のリリースであるFreeBSD 2.0は[[1994年]]11月に発表され、
再開後の最初のリリースであるFreeBSD 2.0は[[1994年]]11月に発表され、
その後、FreeBSDは順調に発展を続けている。
その後、FreeBSDは順調に発展を続けている。

現行の最新リリースは[[FreeBSD 5.2-RELEASE]]である。


参考:[[NetBSD]]、[[OpenBSD]]。
参考:[[NetBSD]]、[[OpenBSD]]。

2004年2月27日 (金) 07:45時点における版


FreeBSDとはUNIXに似たオープンソースオペレーティングシステムである。

歴史

1991年、William Jolitzによって4.3BSD Net/2をベースとしたオペレーティングシステム386BSDが発表された。 しかし公開後の開発が停滞したため、386BSDのユーザらは「Unofficial 386BSD Patchkit」を製作し、バグの対応などを行っていた。その後386BSDは、ほぼ1年にわたって放っておかれ、やがてパッチキットの量は膨大になってしまった。 そこで、386BSDのユーザらは「386BSDの開発の手助けのため」、パッチキットを適用させた状態の「クリーンナップ」スクリーンショットの製作プロジェクトを進めた。 しかし、Jolitzがこのプロジェクトの受け入れを拒否したことにより、プロジェクトは路線変更を余儀なくされた。結局、パッチキットの最後の取りまとめ役であったNate Williams、Rod Grimes、Jordan K. Hubbardらは、自分達で新しいオペレーティングシステムの開発を行う事を決意し、1993年にFreeBSDプロジェクトをスタートさせた。ちなみに、「FreeBSD」という名前はDavid Greenmanによって考案されたものである。

FreeBSDは4.3BSD Net/2をベースに開発が行われ、1993年12月には最初のリリースであるFreeBSD 1.0が、そして、1994年5月にはFreeBSD 1.1がリリースされた。 しかしこの後、当時UNIXのソースコードの権利をもっていたNovell社とカルフォルニア大学バークレイ校との長期に渡った訴訟に和解が成立し、4.3BSD Net/2UNIXのライセンスに抵触する部分があることが正式に認められた。そのため、FreeBSDはそのまま開発を続けることが不可能となり、1994年7月にリリースされたFreeBSD 1.1.5.1を最後に4.3BSD Net/2をベースにした開発を停止した。

FreeBSDプロジェクトは、UNIXのライセンスに抵触していないことが公式に宣言された4.4BSD-Liteを基にしてFreeBSDの開発を再開した。 再開後の最初のリリースであるFreeBSD 2.0は1994年11月に発表され、 その後、FreeBSDは順調に発展を続けている。

現行の最新リリースはFreeBSD 5.2-RELEASEである。

参考:NetBSDOpenBSD

外部リンク