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「ウバユリ」の版間の差分

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'''っゆ'''(姥百合、学名:''Cardiocrinum cordatum'')は[[ユリ科]][[ウバユリ属]]の[[多年草]]。山地の森林に多く自生する。
'''ウバユリ'''(姥百合、学名:''Cardiocrinum cordatum'')は[[ユリ科]][[ウバユリ属]]の[[多年草]]。山地の森林に多く自生する。


関東地方以西~四国・九州に分布する。高さは60~100cm。茎は直立し、輪生状に多数の葉をつける。[[葉]]はユリ科としては珍しく幅広いハート形になる。地下には[[ユリ]]と同様の鱗茎([[球根]])をもつ。花期は7~8月。[[花]]はユリに似るが緑白色で細長い。
関東地方以西~四国・九州に分布する。高さは60~100cm。茎は直立し、輪生状に多数の葉をつける。[[葉]]はユリ科としては珍しく幅広いハート形になる。地下には[[ユリ]]と同様の鱗茎([[球根]])をもつ。花期は7~8月。[[花]]はユリに似るが緑白色で細長い。
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花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いため、歯(葉)のない「姥」にたとえて名づけられた。
花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いため、歯(葉)のない「姥」にたとえて名づけられた。


ウバユリは関東地方以西に分布する。中部地方以北・樺太・千島には大型の変種[[オオウバユリ]]( ''C. cordatum'' var. ''glehnii'' [[ファイル:[[ファイル:例[[ファイル:例untitled.jpg]].jpg]]]])が分布する。同属は日本周辺から中国・ヒマラヤにかけて分布する。ヒマラヤ周辺原産の[[ヒマラヤウバユリ]](''C. giganteum'')は大型で花が美しく、栽培される。
ウバユリは関東地方以西に分布する。中部地方以北・樺太・千島には大型の変種[[オオウバユリ]]( ''C. cordatum'' var. ''glehnii'' )が分布する。同属は日本周辺から中国・ヒマラヤにかけて分布する。ヒマラヤ周辺原産の[[ヒマラヤウバユリ]](''C. giganteum'')は大型で花が美しく、栽培される。





2010年9月24日 (金) 06:34時点における版

ウバユリ
Cardiocrinum cordatum
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
: ユリ目 Liliales
: ユリ科 Liliaceae
: ウバユリ属 Cardiocrinum
: ウバユリ C. cordatum
学名
Cardiocrinum cordatum
(Thumb.) Makino
和名
ウバユリ(姥百合)
英名
giant lily

ウバユリ(姥百合、学名:Cardiocrinum cordatum)はユリ科ウバユリ属多年草。山地の森林に多く自生する。

関東地方以西~四国・九州に分布する。高さは60~100cm。茎は直立し、輪生状に多数の葉をつける。はユリ科としては珍しく幅広いハート形になる。地下にはユリと同様の鱗茎(球根)をもつ。花期は7~8月。はユリに似るが緑白色で細長い。

花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いため、歯(葉)のない「姥」にたとえて名づけられた。

ウバユリは関東地方以西に分布する。中部地方以北・樺太・千島には大型の変種オオウバユリC. cordatum var. glehnii )が分布する。同属は日本周辺から中国・ヒマラヤにかけて分布する。ヒマラヤ周辺原産のヒマラヤウバユリC. giganteum)は大型で花が美しく、栽培される。


Cardiocrinum giganteum