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莒光号（きょこうごう）は中華民国（台湾台湾鉄路管理局で運行されている列車種別の一つ。日本の鉄道では、乙特急(準特急)・急行に相当する。

名前の由来は、蒋介石の訓示である「毋忘在莒」「光復大陸」^[1]による。自強号より停車駅が多い。

1970年、世界銀行からの借款により導入された車両であり、日本車両と日立製作所が共同生産した35SP32850型客車27輌を中心に構成されている。

1970年 2月3日、27輌の莒光号はR100ディーゼル機関車により牽引されて運用が開始された。当日の運行は台北～台中間の1011～1014次列車であり、運賃は当時の普通列車の3倍に相当する117元であった。同年2月20日には台北～高雄間の西部幹線全線での運用が開始されている。

上記で紹介した莒光号以外にも、1970年代から80年代中期にかけて多くの車輌が投入された。型式は異なるが、車体が白地に青線という塗装と、内装に絨毯やソファを使用している点では共通していた。

縦貫線の電化が完成した後は、車体はオレンジ色塗装に変更された。1986年には10200型車輌が投入され、空調設備を上部に設置し、ステンレスを採用したことで軽量化を実現している。

1995年には各型莒光号のドアが自動化に変更となり、LEDサボを採用すると同時に障害者設備を整備した。この改造を施した莒光号を通称新莒光と称している。2005年末現在441輌が運用されている。

車輌の改造であるが、2003年に台湾鉄路管理局と高雄隆成発車輌廠間で契約上の問題が発生し、FPK10600型車輌の改造が完了していない。

非電化区間などディーゼル機関車牽引の場合には冷房電源供給用に電源荷物車が連結される。

現在運用されている莒光号は合計441輌、総座席は22,000席を越える。2004年の年間延べ乗客数は20,374,404人である（台鉄全体では168,473,029人）。

^ 戦国時代の斉が燕の名将楽毅率いる連合軍に領土の大部分を占領されたものの、僅かに残った莒県を足場に名将田単の用兵によって結果として領土を回復した故事を指し、田単が莒から斉全土を奪回したように中華民国政府が台湾を足掛かりに大陸奪回を目指すことを意味している。

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 '''{{lang|zh-hant|莒}}光号'''（きょこうごう）は[[中華民国]]（[[台湾]][[台湾鉄路管理局]]で運行されている列車種別の一つ。[[日本の鉄道]]では、[[特別急行列車|乙特急]]([[準特急]])・[[急行列車|急行]]に相当する。
-名前の由来は、[[蒋介石]]の訓示である「{{lang|zh-hant|毋忘在莒}}」「{{lang|zh-hant|光復大陸}}」による。[[自強号]]より停車駅が多い。
+名前の由来は、[[蒋介石]]の訓示である「{{lang|zh-hant|毋忘在莒}}」「{{lang|zh-hant|光復大陸}}」<ref>[[戦国時代 (中国)|戦国時代]]の[[斉 (春秋)|斉]]が[[燕 (春秋)|燕]]の名将[[楽毅]]率いる連合軍に領土の大部分を占領されたものの、僅かに残った[[キョ県|莒県]]を足場に名将[[田単]]の用兵によって結果として領土を回復した故事を指し、田単が莒から斉全土を奪回したように中華民国政府が台湾を足掛かりに大陸奪回を目指すことを意味している。</ref>による。[[自強号]]より停車駅が多い。
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 * [[自強号]]
 * [[復興号]]
+==脚注==
+<references />
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