台湾鉄路管理局DR2800型気動車
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台鉄DR2800型気動車 | |
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DR2800型(寿豊駅) | |
基本情報 | |
製造所 | 東急車輌製造 |
主要諸元 | |
編成 | 3両編成 |
軌間 | 1,067mm |
最高速度 | 110km/h |
自重 | 39t(DR2800) |
全長 | 20,000mm |
機関出力 |
カミンズNT855-R4 310HP カミンズNT855-R4 270HP(電源用) |
駆動方式 | 液体式 |
制動装置 | SMEE |
保安装置 | ATS-SN、ATS-P、ATP |
DR2800型気動車( - がたきどうしゃ)は、台湾鉄路管理局(台鉄)の中長距離用の特急形気動車である。非電化区間にて自強号として運用されている。
概要
北廻線の開通、宜蘭線複線化と花東線の改軌工事完成に合わせて、台鉄が輸入したディーゼルカーが本形式であり、日本の東急車輌製造で製造後、1982年(民国71年)に台湾に到着、非電化区間の東部幹線にて自強号として運用されている。初期には車内の製造者銘板に“Licensed by Budd”などの文字が見られたが、これは東急7000系等と同様にバッド社の技術提供によりライセンス生産されたステンレス車体の車両である為である。本形式の1両あたりの価格は動力車が40万7千ドルあまり、付随車が36万2千ドルあまりであった。
1982年(民国71年)6月1日より台北駅 - 花蓮駅間で運行が開始され、運賃は新台幣269円、台北駅 - 宜蘭駅間は新台幣125円であった。同年9月30日より運転区間が台東駅まで延長され、運賃は新台幣493円であった。最初に10編成が輸入されたが需要に応じきれず、1984年(民国73年)に更に5編成を購入、計15編成45両となった。
また本形式は台鉄のディーゼルカーで初の空気バネ式台車を採用した車両でもある。
編成
3両編成で、1編成を動力車(DR2800)が2両と電源用発電機を装備した付随車(DR2850)1両で組成する。通常は5編成15両で運用される。
現状
現在も依然として東線自強号の主力として運用されているが、車両の陳腐化が進む前に隆成発鉄工廠にて一連の更新工事受け、DR3100型と同等の発動機に換装されている。
将来的には片側2扉に改造し、LED式行先表示器を装備する予定である。