神谷敏郎
神谷 敏郎（かみや としろう、1930年 - 2004年7月13日）は哺乳類学者。
1930年生まれ。青山学院大学文学部教育学科卒業、東京大学大学院、1956年東京大学医学部助手、1971年、東京大学医学部解剖学講師、1964年医学博士[1]。論文の題は「鯨類の十二指腸壁内嚢腺intramural cystic glandについて」[2]。 筑波大学医療技術短期大学部教授（解剖学）、1993年筑波大学名誉教授[3]。2004年7月13日逝去[4]。
著書
- Slijper, E. J.; (Everhard Johannes); Harrison, Richard John; 細川宏; 神谷敏郎 (1984), 鯨 第2版, 東京大学出版会, ISBN 4130600109
- 神谷敏郎 (1989), 人魚の博物誌 : 海獣学事始, 思索社, ISBN 4783501718, NAID BN04229563識別子"BN04229563"は正しくありません。
- 神谷敏郎 (1992), 鯨の自然誌 : 海に戻った哺乳類, 中公新書1072, 中央公論社, ISBN 4121010728
- Lilly, John Cunningham; 神谷敏郎; 尾沢和幸 (1994), イルカと話す日, NTT出版, ISBN 4871883191
- 神谷敏郎 (1995), 骨の動物誌, 東京大学出版会, ISBN 4130633082
- 神谷敏郎; 白木靖美 (1995), クジラ・イルカと海獣たち, 切手ミュージアム2, 未来文化社,里文出版（発売）, ISBN 4898060021
- 神谷敏郎 (2000), あるミイラの履歴書 : エジプト・パリ・東京の三千年, 中公新書1529, 中央公論新社, ISBN 4121015290
- 神谷敏郎 (2001), 骨と骨組みのはなし, 岩波ジュニア新書374, 岩波書店, ISBN 4005003745
- 神谷敏郎 (2004), 川に生きるイルカたち, 東京大学出版会, ISBN 4130633236
論文
- 養老孟司; 神谷敏郎 (1973), “トガリネズミの放臭腺の構造〔英文〕”, 日本組織学記録 35 (5): 403-415, doi:10.1679/aohc1950.35.403
- 神谷敏郎 (1973), “淡水イルカをもとめて”, 自然 28 (8): 58-59,3〜5 http://ci.nii.ac.jp/naid/40017856939/
- Yamasaki Fusao; Takahashi Kyozo; 神谷敏郎 (1975), “Digestive tract of La Plata dolphin,Pontoporia blainvillei-2-Small and large intestines”, Okajimas Folia Anatomica Japonica 52 (1): 1-25
- 神谷敏郎 (1975), “Some notes on the pancreas of Franciscana(La Plata dolphin),Pontoporia blainvillei”, Okajimas Folia Anatomica Japonica 52 (1): 27-37
- 神谷敏郎 (1980), “人魚の正体--ジュゴンの生物学”, 自然 35 (6): 45-53
- 神谷敏郎 (1981), “白〔キ〕豚を訪ねて--ヨウスコウカワイルカの旅”, 自然 36 (8): 49-53
- 神谷敏郎 (1982), “イルカの混血仔”, 自然 37 (8): 35-37
- 神谷敏郎; 金沢英作 (1984), “オランダ医官・ポンペが我が国にもたらした頭蓋骨の由来に関する調査”, 日本医史学雑誌 30 (4): 413-424
- 金沢英作; 神谷敏郎 (1984), “ポンペが日本で採集した動物標本について”, 日本医史学雑誌 30 (4): 432-442
- 神谷敏郎 (1988), “海の哺乳類-13-クジラ目の新分類”, 海洋と生物 10 (6): 434-435
- 神谷敏郎 (1989), “海の哺乳類-14-Mesoplodonの昭和史”, 海洋と生物 11 (1): 20-21
- 神谷敏郎 (1990), “海の哺乳類-24-スナメリ”, 海洋と生物 12 (5): 404-405
- 神谷敏郎 (1990), “海の哺乳類-25-鯨類の痕跡後肢と奇形”, 海洋と生物 12 (6): 482-483
- 神谷敏郎 (1992), “海の哺乳類-33-わが国で発見されたカワイルカの化石”, 海洋と生物 14 (2): 106-107
- 遠藤秀紀; 山際大志郎; 有嶋和義; 山本雅子; 佐々木基樹; 林良博; 神谷敏郎 (1999), “ガンジスカワイルカ(Platanista gangetica)の気管と気管支に関するMRIを用いた解剖学的検討”, The journal of veterinary medical science 61 (10): 1137-1141, s・iv, doi:10.1292/jvms.61.1137
- 神谷敏郎 (2000), “日本の鯨類の比較解剖学の基礎を築いた小川鼎三先生”, 哺乳類科学 40 (1): 103-114, doi:10.11238/mammalianscience.40.103
関連人物
関連項目
参考文献
脚注
- ^ 海老名厚. 神谷敏郎を中心に、海牛類をめぐる雑多なこと.[1]
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ 神谷敏郎 1995
- ^ 高槻成紀 (2004-09=15). “追悼端然たる人生―神谷先生のこと”. Ouroboros東京大学総合研究博物館ニュース (東京大学総合研究博物館) (25).[2]
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