どうとんぼり神座
どうとんぼり神座(どうとんぼりかむくら)は、大阪市北区に本社を置く株式会社理想実業が近畿地方を中心に展開しているラーメンレストラン。大阪発祥のラーメン・チェーン店では大阪一の規模を誇る。
概要
[編集]創業者はフレンチレストランのオーナーシェフであった布施正人。テレビ番組でもたびたび取り上げられる、核心となる美味しいが濃縮したスープの素は、南京錠の掛かった隙間の小さい籠の中に入れられ、「スープソムリエ」という資格制度で管理されており、スープの材料・レシピは資格を持つ代表取締役や幹部社員にしかわからない[1]。
1976年[1]に創業した神座「道頓堀店」はわずか4坪9席だった。
理想実業設立以来、奈良県内に本社機能を置いていたが、2022年に神座発祥の地である大阪市に本社を移転した。
VIP CARD・BLACK CARD
[編集]どうとんぼり神座には「VIP CARD」「BLACK CARD」と呼ばれるカードがあり、これらのカードを店舗で提示すれば、カード会員のみならず同行者も含めて、「VIP CARD」は、ラーメン類全てが「BLACK CARD」は、全ての飲食代が無料になる[2]。特に「BLACK CARD」の会員であれば、通常は対応しない出前や店舗の貸切も可能である[2]。電話で出前を希望し場所を伝えると、店員が訪ねてきて厨房を借り、その場でラーメンを調理し提供することになっている。
「VIP CARD」会員は、桂きん枝、中田ボタン、月亭八方、かまいたち、狩野英孝(第1号)など10数名。また、「BLACK CARD」会員は、松本人志、千原ジュニア、田村淳、チャン・グンソクの4人[2]。
メニュー
[編集]提供されるラーメンは天理ラーメンに似ているが、醤油ベースに辛口に作られる天理ラーメンと違い、神座は野菜の素材を生かし甘みを引き出すスープである。メインメニューの「おいしいラーメン」のほか、台の部分を麺からご飯に変えた「おいしい雑炊」もある。
大盛りは標準サイズのほぼ倍額であり、深夜料金を徴収する(22時以降、ほぼすべてのメニューが割増料金となる)。
店舗一覧
[編集]大阪発のラーメンチェーン店では最大規模である。大阪府、奈良県にはロードサイド店もある。また店舗によって餃子や唐揚げなどサイドメニューを充実させている店舗もある(現行店舗については、店舗案内を参照のこと)。
脚註
[編集]- ^ a b “大阪・道頓堀「ラーメン戦争」”. 東京スポーツ新聞社. 2014年8月19日閲覧。
- ^ a b c “ラーメン「神座」驚きの一生無料「VIP CARD」?全国でロンブー淳ら8人のみ”, Business Journal (サイゾー), (2013-05-08) 2015-11-07 閲覧。
外部リンク
[編集]- ラーメンレストラン 「どうとんぼり神座(かむくら)」
- どうとんぼり神座 (@kamukura_PR) - X(旧Twitter)