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コーヌ=クール=シュル=ロワール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コーヌ=クール=シュル=ロワール
行政
フランスの旗 フランス
地域圏 (Région) ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏
(département) ニエーヴル県
(arrondissement) コーヌ=クール=シュル=ロワール郡
(郡庁所在地)
小郡 (canton) コーヌ=クール=シュル=ロワール北小郡
コーヌ=クール=シュル=ロワール南小郡
(小郡庁所在地)
INSEEコード 58086
郵便番号 58200
市長任期 アラン・デルビエ
2008年 - 2014年
自治体間連合 (fr) ロワール・ノアン
人口動態
人口 11166人
2007年
人口密度 209人/km2
地理
座標 北緯47度24分44秒 東経2度55分39秒 / 北緯47.4122222222度 東経2.9275度 / 47.4122222222; 2.9275座標: 北緯47度24分44秒 東経2度55分39秒 / 北緯47.4122222222度 東経2.9275度 / 47.4122222222; 2.9275
標高 最低:138 m
最高:252 m
面積 53.3km2 (5300ha)
コーヌ=クール=シュル=ロワールの位置(フランス内)
コーヌ=クール=シュル=ロワール
コーヌ=クール=シュル=ロワール
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コーヌ=クール=シュル=ロワール: Cosne-Cours-sur-Loire)は、フランスブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏ニエーヴル県に属するコミューン。一般的にコーヌ(Cosne)と略される。

1973年1月1日の合併で現在の名称になった。

2007年の「花のまちコンクール」で賞を受賞した[1]

地理

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県内の地図

県の北東部、ロワール川とノアン川との合流部に位置する。県内第二の人口を有する。

交通

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首都パリとは高速A77号、国道7号、モレ=ヴァヌー=レ=サブロン=リヨン=ペラシュ線によってつながっている。

第二次世界大戦以前はサン=タマン=アン=ピュイゼーとの間に蒸気機関車が走り、サン=タマン=アン=ピュイゼーでつくられた陶器などがサン=ヴェランやサン=ルーなどの農村地帯を通り輸送された。このうち、サン=ヴェランの駅舎は現在も観光名所となっている。

歴史

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先史時代には村落があった。ガリアの時代には「合流部」という意味の“Condate”と呼ばれた。その後、コーヌの地は対立の十字路となり、百年戦争や数々の宗教戦争に巻き込まれてきた。

17世紀から製鉄やロワール川を使った水上輸送で発展し始めた。

ラ・ショーザドのピエール・バボーは王立海軍附属の施設として製鉄所を建設し、「ラ・ショーサド王立製鉄所」とした。鉄はロワール川の水上輸送によって運ばれた。しかし、鉄道網の整備より1860年から衰え始め、最終的に1872年に閉鎖された。

製鉄業は何世紀にもわたりコーヌの発展を支えてきたが、1990年代から2000年代初頭にかけ不況に見舞われた。

1833年にロワール川で初めての橋が架けられ、第二次大戦中に修復された。

紋章

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紋章

紋章には紺地に白で3羽のクロツグミが描かれている。

行政

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就任年 退任年 氏名 所属 備考
1977年3月 1989年3月 ジャック・ユイギュー・デ・エタージュ 社会党
1989年3月 2008年3月 ディディエ・ベギュアン 新中道
2008年3月 現職 アラン・デルビエ 社会党

人口の推移[2][3]

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1793年
4703人
1800年
4709人
1806年
5321人
1821年
5823人
1831年
5987人
1836年
6212人
1841年
6308人
1846年
6598人
1851年
6326人
1856年
6147人
1861年
6340人
1866年
6575人
1872年
6210人
1876年
6851人
1881年
7401人
1886年
7790人
1891年
8672人
1896年
8610人
1901年
8582人
1906年
8437人
1911年
8734人
1921年
7158人
1926年
7035人
1931年
7289人
1936年
7840人
1946年
7913人
1954年
7827人
1962年
8802人
1968年
9601人
1975年
12088人
1982年
12463人
1990年
12123人
1999年
11399人
2006年
11185人
2007年
11166人

経済

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ニエーヴル県商工会議所の支所が置かれている。

観光名所

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聖エーナン教会の後陣。ウジェーヌ・エマニュエル・ヴィオレ・ル・デュク
  • 聖ジャック教会(旧:聖ローラン参事教会) - 15世紀の教会。1930年10月1日に歴史的建造物に指定された。
  • 聖エーナン教会 - 1862年に歴史的建造物に指定された。
  • ジャン=バティスト・ボーダンの記念碑 - ボーダンは1851年12月3日に内乱で亡くなった共和主義者である。この記念碑はこの地方で集められた寄付により、1868年につくられた。
  • サン=アナン墓地にあるロジェ・ブリクーの追悼プレート - ブリクーは1891年にコーヌで生まれた[4]。オーケストラの楽団員としてタイタニック号に乗り込んだが、溺死した。このプレートは彼の栄誉を称え2000年11月2日に据えられた。
  • ピエール=ジル・ド・ジェンヌの名が関された高等学校(リセ) - 2007年9月1日に開校。
  • ショーザド王立製鉄所跡
  • 市街で最も古いミュレ通り
  • かつての裁判所
  • ロワール博物館 - 19世紀に建てられたコーヌ大学の学び舎を改装し、1980年代末に開かれた。
  • コーヌ島 - ロワール川に浮かぶ中州。キャンプ場、球技場、競馬場がある。
  • 市民会館 - ロープの製造工場を改装して開館した。

姉妹都市

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ゆかりの人物

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  • シャルル・フェルディナン・ガンボン(1820年 - 1887年) 政治家。コーヌで没した
  • シャルル・ジロール(1851年 - 1932年) プティ・パレなどを手がけた建築家。コーヌで生まれた
  • マルト・メロー(1870年 - 1947年) 女優。アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックを題材とした作品でその名を不動のものにした。コーヌの生まれ
  • ポール・ドゥメール(1857年 - 1932年) フランス共和国大統領。1921年と1932年にコーヌに滞在した
  • アンリ・メイヤン(1924年 - ) 文筆家、フランス詩人・芸術家協会創設者。幼年期をコーヌで暮らし、1984年から再び住み着いている
  • ジャン=ピエール・ミナール 弁護士・政治家。幼年期をコーヌで過ごし、市議会議員も務めたが1993年の選挙で敗北
  • イヴ・ルモワーヌ(1946年 - ) 司法官・歴史家。コーヌの生まれ
  • ミシェル・ゴーダン(1948年 - ) パリ市警察警視総監。コーヌの生まれ
  • ガエタン・ゴルス(1958年 - ) 政治家。1995年から2001年までコーヌの市議会議員を、1997年から県議会議員を務める
  • ヴァンサン・ラボーム(1965年 - ) 多面的な作家。コーヌの生まれ
  • アルノー・カトリーヌ(1973年 - ) 文筆家。コーヌの生まれ
  • エロディー・フレージェ(1982年 - ) テレビ番組「スタール・アカデミー」の2003年度優勝者。コーヌで生まれ、1997年から2000年までコーヌの高等学校(リセ)に通い、2003年までこの地で暮らした
  • シンディー・ファブール(1985年 - ) 2005年のミス・フランス。コーヌの生まれ

脚注

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外部リンク

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