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テリー・ノリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テリー・ノリス
基本情報
本名 テリー・ウェイン・ノリス
通称 Terrible(恐怖の男)
階級 スーパーウェルター級
身長 175cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1967-06-17) 1967年6月17日(57歳)
出身地 テキサス州ラボック
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 56
勝ち 47
KO勝ち 31
敗け 9
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テリー・ノリスTerry Norris1967年6月17日 - )は、アメリカ合衆国男性プロボクサー。元WBCIBF世界スーパーウェルター級王者。

キャリア前半は華麗なフットワークと恵まれた強打で小気味良いボクシングを展開するアウトボクサーであったが、キャリアが中期に入ると「テリブル(恐ろしい)」と称されたように常にKOを狙うボクサーファイターへと変貌した。

WBA世界クルーザー級王者オーリン・ノリスは実兄。

来歴

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1986年8月2日、プロデビュー。デビューから3年間のうちに2敗を喫しているが、最初の敗北は微妙な判定と反則によるものだった。この3年間のうちにクインシー・テーラー、 スティーブ・リトルなど後の世界王者や、バスター・ドレイトンなど元王者を破っている。

1989年7月30日、WBA世界スーパーウェルター級王者ジュリアン・ジャクソンアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国)に挑戦するも、2回TKO負けを喫し王座獲得に失敗した。

1990年3月31日、WBC世界スーパーウェルター級王者ジョン・ムガビウガンダの旗 ウガンダ)に挑戦し、1回KO勝ちで王座を獲得した。以降、一度はタイトルを失うまで10度の防衛(うち7度はKO)を達成した。防衛戦の相手はルネ・ジャコー、シュガー・レイ・レナードドナルド・カリーホルヘ・カストロメルドリック・テーラー、モーリス・ブロッカーなど常に強豪ばかりを選んだ。特に1991年2月9日、キャリア晩年に差し掛かっていたシュガー・レイ・レナードアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国)と対戦し、3-0(119-103、120-104、116-110)の大差判定勝ちで2度目の防衛に成功した。レナードは試合後のリング上で引退を表明し、ノリスが引導を渡す形となった。

1993年12月18日、11度目の防衛戦でサイモン・ブラウンアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国)と対戦し、4回KO負けで王座から陥落した。

1994年5月7日、サイモン・ブラウンとリターンマッチで対戦し、3-0の判定勝ちで王座に返り咲いた。

1994年11月12日、初防衛戦でルイス・サンタナドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国)と対戦。5回にラビットパンチ(後頭部打ち)でサンタナが試合続行不可能となったため反則負けとなり、王座から陥落した。

1995年4月8日、ルイス・サンタナとリターンマッチで対戦。3回終了後のパンチでサンタナが試合続行不可能となったためまたしても反則負けとなり、王座返り咲きならず。

1995年8月19日、ルイス・サンタナとラバーマッチで対戦し、2回TKO勝ちで王座に返り咲いた。

1995年12月16日、IBF世界スーパーウェルター級王者ポール・ベイデンアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国)と王座統一戦で対戦し、3-0の大差判定勝ちで王座統一に成功した。IBF王座は4度防衛後に返上。[1]

1997年12月6日、WBC王座7度目の防衛戦でキース・ムリングスアメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国)と対戦し、9回TKO負けで王座から陥落した。

1998年11月30日、WBA世界スーパーウェルター級王者ローランド・ブーデュアニフランスの旗 フランス)と対戦し、9回TKO負けで王座獲得ならず。この試合を最後に引退した。

2005年、国際ボクシング名誉の殿堂博物館に選出された(世界ボクシング殿堂にも選出されている)。

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ Cyber Boxing Zone -- Terry Norris”. www.cyberboxingzone.com. 2024年1月9日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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前王者
ジョン・ムガビ
WBC世界スーパーウェルター級王者

1990年3月31日 - 1993年12月18日

次王者
サイモン・ブラウン
前王者
サイモン・ブラウン
WBC世界スーパーウェルター級王者

1994年5月7日 - 1994年11月12日

次王者
ルイス・サンタナ
前王者
ルイス・サンタナ
WBC世界スーパーウェルター級王者

1995年8月19日 - 1997年12月6日

次王者
キース・ムリングス
前王者
ポール・パディン
IBF世界スーパーウェルター級王者

1995年12月16日 - 1997年4月(返上)

空位
次タイトル獲得者
ラウル・マルケス